啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「榛名山‥雌岳  エンレイソウ  ハシリドコロ」

2022-05-16 19:19:38 | 登山
 榛名山は群馬県の名山。赤城山や妙義山と同じ様に、いくつかの山が連なっている。
夫から譲り受けたカメラの中に、小さな祠と雌岳の標識の写真を発見。ここはどこの山?彼が行きそうな山を調べた。そして、ついに榛名山の「雌岳」とわかったのです。新緑の美しいこの時期に、同じ山を登りたい‼ これから暫くは、榛名の山を登ることにしよう。
 伊香保森林公園管理棟近くに駐車。二ツ岳(雄岳、雌岳)を目指し出発。もみじの広場~むし湯あとを過ぎるころから、連続して木の階段。まだ登りはじめなのに、これには閉口。延々と続く階段を見ていると、気持ちが折れる。と、「あれっ、珍しい花だよ。大きな葉っぱが3枚、その上に小さな花が咲いているよ」と同行者。これ、エンレイソウ。花径の先に咲く小さな花、この独特な姿は非常に特徴的で、一度見たら忘れることはない。漢字では延齢草。そして、大きな葉に隠れるように咲いていたハシリドコロ(ナス科)。これ猛毒。これを食べると幻覚症状を起こし、苦しがって走り回ることに由来する名前、と図鑑に記してあった。
 直進すれば、オンマ谷、ヤセオネ峠、右折すれば二ツ岳の標識。その分岐を右折すると、今度は岩がゴロゴロ。なだらかな傾斜なので、それなりに、自身の短いコンパスを合わせての山歩き。二ツ岳の案内板のある所から、いよいよ雌岳へ。私にとっては、かなりの急勾配。またまた木の階段の連続。後方からきた若い女性に、簡単に追い抜かれてしまった。やっとの思いで山頂へ!ここだ‼夫がカメラで撮ったのは。ようやく来れた。感慨もひとしおだ。頂上は広くはないが、展望も良い。雌岳は1307m。ガイドブックによれば、登山口から山頂まで1時間ほどのようだ。この時間は健脚が歩いた場合の時間なのか、とも思うが、私の場合は、あっちの花、こっちの花とよそ見が多いので、標準時間の倍以上はかかってしまう。従って、雄岳は紅葉の秋に予定した。山頂での豪華な昼食、美味しいコーヒー。今回も静かな楽しい山歩きを楽しんだ。

二ツ岳へ分岐の標識


シロバナエンレイソウ


ハシリドコロ
コメント
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