啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「届けられた短歌集」

2021-10-13 11:25:19 | 庭の花木
「サクラタデ」 タデ科
 H氏はもと新聞記者で夫の友人。仕事を通しての仲間の一人。その関係で、現在は夫に代わって自身が仲間に入れていただいている。その彼から先頃歌集が届けられた。詠んだ短歌が8年間で4千首を超え、歌集も30集に達したとのこと。一日一首以上のペースで詠んでいることになる。そしてその歌集が立派。4ツ目綴じの和本の体裁、きれいな毛筆体で印刷され読みやすい。歌集にはそれぞれテーマがあり、例えば「雪割草」「竹沼の畔」今回は「樫の実」というように。歌集は自分史に近いもので"自分を語るもの"と書いてあったが、自家出版した歌集が、家族は勿論、友人知人に届けられ、読む人の心に残ってゆくに違いない。
 2010,3月「ブログをはじめました。今年から、バードウォッチングを始め、大好きな啄木鳥にも会えました」。夫のブログ名「啄木鳥の詩」(2010~2013)、3年間ほぼ毎日書いていた記事を選び、1冊500頁の本にし、皆さんに貰っていただいたのは8年前。「できる範囲でいいんだよ。このブログ続けて欲しい」と言われ、自身もう8年にもなる。駄文にも関わらず、読んでくださっている方には感謝したい。「本など作らなくていい」と言われたけれど"生きた証"として残してあげたいと強く思った。きっと届けられた歌集も次の世代に残されてゆくことだろう。
 イヌタデなら日本全土、畑や道端どこにでも生えていて珍しくもないが、サクラタデは同じタデ科でも、その花びらや色が美しいサクラに例えて命名されたといわれている。草丈1m弱、花径は1cmにもみたない可愛い花。地下茎を横にのばし、どんどん増える。