群馬県の人口が200万人到達を記念してつくられた映画、「眠る男」の撮影拠点として使用されたのは、廃校となった中之条の中学校。そこは「伊参(いさま)スタジオ」と名付けられ、当時の映画資料などが公開されており、県内の様々な箇所で撮影していた様子が、パネルで公開されている。今でも、撮影はもちろんのこと、ロケの合宿所としても使用されている、という説明を担当者から受けた。「眠る男」は、今からおよそ20年以上も前の映画なので、記憶に残っている人も少ないかもしれない。同行者には「知らない!」と一蹴されてしまった。
それにしても、古びた木造校舎は懐かしく、子供のころ大きく感じた下駄箱も、廊下も、職員室も教室も、何もかも「こんな感じだったな~」とあの頃に思いをはせ、ここだけは時間が止まっている空間だった。じっと耳をすましていると、階段のギシギシする木造独特の音が聞こえてくる気がした。
中之条は文化の香りがする町。今年はビエンナーレが9月から開催され、町内各地でアート作品の展示や演劇など、芸術に町全体が包まれる。
それにしても、古びた木造校舎は懐かしく、子供のころ大きく感じた下駄箱も、廊下も、職員室も教室も、何もかも「こんな感じだったな~」とあの頃に思いをはせ、ここだけは時間が止まっている空間だった。じっと耳をすましていると、階段のギシギシする木造独特の音が聞こえてくる気がした。
中之条は文化の香りがする町。今年はビエンナーレが9月から開催され、町内各地でアート作品の展示や演劇など、芸術に町全体が包まれる。