啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「金色のタペストリー」

2018-11-25 13:43:18 | その他
 「イチョウ」
 北国からは雪の便り。この辺りでも、朝晩はだいぶ冷え込むけれど、風もたいしたことなく、小春日和の穏やかな日が続いている。まさに、紅葉狩り日和といったところだ。こんな日の夕方は、山の端が、くれないに彩られ、遠い平安の時代も今も変わらず、秋は夕暮れが一番美しいと感じる。ちょっぴり、せつない気持ちになるのは、日本人のDNAだろうか。
 街路樹でよく見かけるイチョウ。すっかり黄葉し、その丈は数メートルにも及ぶ。あまり横幅をとらず、スッと天に向かって伸びている立ち姿。イチョウ並木の歩道には、枯れ葉が風で舞い、カサカサとなる葉の音に、近づく冬の足音を聴く。
 イチョウは、排ガス、公害、防虫に強く、さらに燃えにくいというのが、街路樹として植えられている理由とのこと。そして、秋の味覚としてのギンナン。おつまみにも、茶碗蒸しにも活躍。おいしいです。
コメント
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