啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オキナグサ」

2015-03-24 10:18:55 | 庭の花木
 「オキナグサ」 (翁草) キンポウゲ科
 サクラの蕾がだいぶゆるみ、その先には、可愛らしいピンク色の花びらが顔をのぞかせ、もうすぐ開花か と期待を持ったが、昨日から強風と冷たい風にみまわれ、開花も足踏み状態。本日も冬型の気圧配置。冬の寒さが戻ってきた。しかし、陽ざしは春の光に輝いている。
 オキナグサが咲いた。数日前、暖かい日差しが注ぎ、芽を出したかと思ったら、花芽をグングン伸ばし、短い毛で覆われた赤紫色の花を下向きに咲かせた。草丈10cm位で、花を茎の先に1個だけ、うつむきかげんにつける。その姿は、愛らしくかわいい。実は、花びらに見える部分はガクで、本来の花びらはない。オキナグサの名は、花の後にできる種に、白く長い毛があり、その種が密集して風にそよぐ姿を、老人の白髪に見立ててつけたという。確かに、この花からは想像もできないような種の姿である。個人的に、山野草として好きな花だが、実は有毒植物。植物から分泌される液に触れると、皮膚炎を引き起こすこともあり、誤食すれば腹痛、嘔吐など様々な症状があらわれるという。
コメント (2)
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