啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「 ナノハナ 」

2015-03-01 15:55:26 | 庭の花木
 「ナノハナ」 (菜の花) 
 3月 弥生。月日は瞬く間に過ぎてゆく。昨夜は、南こうせつと中国の古筝を演奏する伍芳(ウー・ファン)のコンサートに、友人 Rさんと楽しんできた。だいぶ昔のこと、夫と共に彼のコンサートに行ったとき、ユニークなキャラクターと巧妙な話術に魅せられ、以後ファンとなり、チャンスがあれば、いそいそ出かけた。今回も期待を裏切ることもなく、本当に楽しく、一緒に歌ったり、リズムをとったり、掛け声をかけたり、彼の歌声にひきつけられた。神田川、夢一夜はもちろんのこと、彼の作曲、島倉千代子の 「からたちの小径」には、やはり胸が熱くなり、涙がぽろぽろり・・・。
歌には不思議な力がある。歌を聴けば、自分が過ごしていたその時代の風が、身体の中を自然と流れて、瞬時に時間と空間を越えタイムスリップしてしまう。
 春に咲く花が、硬い土を突き破りグングン伸びてきた。これからは、いろいろな色で庭を彩っていく。そんな中、 これぞ春! と思う花はやっぱりナノハナ。黄色い4弁の花、葉は食用、種子は油をしぼる。4月になり、菜の花畑をみると、何だか心がウキウキし、まして、そよ風にのって、ゆらゆら揺れる姿を見れば、わけもなく幸福感に包まれる。菜の花はどんな背景にもよく似合い郷愁を誘う。
 
コメント (4)
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