啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「コウゾリナ」

2014-05-30 13:58:53 | 山野草
「コウゾリナ」 キク科
「茎のところ触ってごらん」 「あ~、ざらざらしていて痛いね」。散歩中、この花を見ると、こんな会話をしていた事を思い出す。土手や荒れ地など、普通に生えている多年草。コウゾリナは、名前が変わっているので忘れない。どこで区切ればよいのか、といえば、漢字では「剃刀菜」 「髪剃菜」と書くので「コウゾリ、ナ」という事か。つまり、カミソリ菜という意味だ。茎や葉には、トゲのような硬い毛がたくさん生えていて、ざらついてひっかかるのである。「菜」は食べられ、若い葉は茹でて、水にさらして和え物に、または天ぷらにしてもよいという。やや苦味があるというが、個人的には遠慮したい。草丈50cm位で頭花は2cm程度。花期は、5月〜10月。わりあい長く咲いているので、多分皆様もごらんになっていらっしゃることでしょう。