啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ゲルニカ」とゴヤに感激

2013-03-27 11:34:14 | 旅行

芸術には疎く、特に美術関連は幼稚園児並みと自覚している。美術展など、誰かさんに無理矢理?動員されなければ、全く無縁の存在だった。海外を旅行して、昔、教科書に載っていた彫刻や絵に接してドキッとすることがある。今度の旅で、ピカソの「ゲルニカ」には感激した。美術の展示会には良く出かける当家の誰かさんも・・平山郁夫画伯の“「ナーランダの月」に出合った時と同じ。涙が出るほど凄い感動”と最大級の感激を得たようだ。

ツアー最終日のマドリッド観光は、ピカソ、ダリ、ミロなど20世紀の現代美術を集めた国立美術館「ソフィア王妃芸術センター」。ヨーロッパ3大美術館にランクされ、ベラスケスやゴヤ、エル・グレコ(スペイン3大画家)など展示するプラド美術館が中心。世界遺産のトレドのカテドラル(大聖堂)や小さな教会にある“この絵を機に、グレコの作風が変わった”とか言う立派な絵の見学は“おまけ”になってしまった。

夕食は「フラメンコディナーショウ」。ツアーで親しくさせていただいたご夫婦と共に“かぶりつきの最前線”に陣取った。ジプシーダンサーのロングスカートがタップを踏むときや激しく回転する際に起きる振動や微妙な風でなまめかしく感じる??!!友人の奥様は「スカートがご主人の頭をなでるのでは??」と心配されたとか・・・。ゲルニカの感激を現実の世界に引き戻し、これが終われば帰国・・・となる区切りのイベントでした。

美術音痴の私でも「ゲルニカ」に心を奪われた。ファシズムの色濃いフランコ総統よりパリ万博のスペイン館に展示される絵を依頼されていたピカソ。筆は進んでいなかった。内戦状態のその頃、フランコを支援するナチスの空軍がゲルニカの町を空爆。これに怒ったピカソは1ヶ月で1千枚の絵を書き上げ、1枚の絵にまとめたのがゲルニカだという。※素晴らしいガイドさんの説明でしたが、この程度しか理解できていません・・失礼。

プラド美術館ではベラスケス、ルーベンス、レンブラントなど名前だけ知っている画家の作品に触れて感動。出かける前にテレビ東京の美術番組で取り上げていたゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」には、本物に接したと言う満足感が得られた。

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「バルセロナ」から「マドリッド」へ

2013-03-26 10:25:37 | 旅行


青森県とほぼ同じ緯度だと言うスペインは菜の花の仲間やズオウ(桜に似ている)など花が咲いていた。日本より少し暖かい感じ。“本物のゲルニカ(ピカソ作)に出会った”ことを筆頭に感激したことも多い反面で、期待していたドン・キホーテの里ではガッカリするなどと様々。天候にもまずまず恵まれ、旅先で出会ったツアー友人との交流など楽しい旅となった。詳しい観光案内はガイド本に任せるとして、独断と偏見が充満したリーポートを数回・・・と思っている。

行程はアムステルダム→バルセロナ→マッサルファーサル→グラナダ→ミハス→セビージャ(セビリア)→コルドバ→マドリッド→トレド

各都市や観光地が良く清掃され美しい。ゴミ箱が道路わきに設置され容易に捨てられる。同じ清潔でもゴミ箱が少なく、捨てられなくすることできれいな東京と違う。分別して捨てられないなど悩みはあるようだ。

観光初日から世界遺産の「サクラダファミリア(聖家族教会)」やミロ美術館など盛り沢山だが、サクラダファミリアにはやや失望。ガウディが関わり、完成が50-100年後という珍しい遺産だが、工事中のクレーンをはじめコンクリート剥き出しの工事や全体の品格に失望。ミロの絵はなかなか理解できないシュールリアリズム!!??

グラナダを目指し南下する途中でラ・マンチャ地方を通過。“ドン・キホーテ”が活躍した辺り。“風車に無茶苦茶に突っ込む果敢??な姿”を空想し、楽しみにしていたのだが裏切られた。数箇所で丘の上に風車が見られたが”今や観光施設でしかない“。風力発電施設や太陽光発電のパネルの多さのほうに興味を引かれた。

グラナダの「アルハンブラ宮殿」も楽しみの一つだった。ギターの名曲でしか知らなかったが、イスラム化していたスペインで最後のイスラム王朝となったナスル朝の王宮。イスラム芸術の最高傑作と評されることもあるようだが、私には理解不足で消化不良。宿泊したホテルの夕食時に、ヒネた?大学生のバンドがナマ演奏。演奏は良いが販売したCDは品質最低。

更に南に向かい、条件が良いとアフリカ大陸まで見えるというミハスの街のカサブランカ(白い住宅)は印象に深く残った。ミハスから北(内陸)に走り、セビリアのカテドラル(大聖堂=世界遺産)を見る。「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」などの舞台となった街。コルドバから超特急に乗ってマドリッドに向かった。マドリッドは別掲。

ここまでの行程で、印象に残った風景など写真で並べてみた(+ジプシーの踊り)





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「万座温泉スキー場」の南

2013-03-10 13:01:06 | 旅行

猛烈な砂嵐が吹きまくっている。午前中早くからネギの苗を植えるための作業をしたが砂嵐に巻き込まれる前に何とか終わってよかった。とにかく、カラスが風に押し流され、洗濯物が竿から外れ、風に向かって歩けない状況だった。今食べているネギの植え替えまでやってしまったのだが、時期がどうだったのだろうか?農家の人が見たら“何やってんだろう”と思ったかもしれない。とにかく、NHKの気象予報士Hさんの表現がピッタリはまるほどの嵐だ。“私は警告しましたよ!!!”と・・。

写真はひと月ほど前に万座温泉スキー場から嬬恋方面を撮ったもの。急に天候が回復し余りにも美しく見えたので撮った。同行者に山並みを説明したのだが“何だか信用してない様子”・・。「ブログで写真に文字で説明をつけてもらうと、覚えやすいのだけど・・・」とやんわり要請された。“クソッ・・やってやろうじゃないか”と準備したのだが、掲載するチャンスが無かった。

山頂で遠望のピークを解説する人がいっぱい居る。教えていただくことも多い。ただし、間違った説明をしているのを見ることもたまにある。山頂論争で夫婦喧嘩になったのを見たこともある。結構難しいのだ。間違っていたらお教え下さい。

写真が下手くそで、パノラマモードで撮れば良かったと今になって思うが後の祭り。雪を冠した浅間山、黒斑山や蛇骨岳など外輪山。高峰山から水ノ塔山、篭ノ登山・・湯の丸山まで。2000メートル級の山々で比較的簡単に行け、高山植物が豊富な素敵なところ。


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吹雪と快晴無風の「万座温泉スキー場」

2013-02-18 09:28:06 | 旅行

万座温泉は長野県との県境近く、群馬県吾妻郡嬬恋村にあり約80度の豊富な硫黄泉540万リットル/日が湧出する素晴らしい温泉。万座温泉スキー場は温泉を包み込むように開発されており、スキーを履いたままホテルの玄関まで横付けできる店も多い。標高最高地点は2008メートルで最も低いところが1640メートル。標高最高地点だった朝日山ゲレンデは昨シーズンから閉鎖されており(残念・・復活を望む)、現在は万座山(1994メートル)直下が最高なのだろう。最高の温泉と余り混雑しないスキー場がGood!!なエリア。夏の山歩きにも最高です!!

16日に秘湯の会々員の宿=豊国館に到着したのが午後1時過ぎ。猛烈な吹雪の中。スキーを履く気になれない。3時まで待つことにする。15×8メートル(推定)の大野天風呂は「昨晩パイプが外れてしまい、温度が低い」のだとか???やることも無いのでとにかく野天風呂に入るが、脱衣所から浴槽までの5メートルがマイナス14,5度の冷気に凍えており大変。温度は樋を通じ温泉が流れ込んでいる付近は何とかなった。30分近くゆっくり。部屋に戻ると早速酒盛りとなった(湯治客が多く、自炊が可能だったり持ち込みも大目に見てもらえる)。5時前に長野から到着した仲間1人を迎える頃にはすっかり出来上がってしまっていた。「夕食後にナイターに行こう!!」はもちろん掛け声だけ。外はホワイトアウト状況が続いていた。夕食時にまた飲み、一休みしてまたお酒!!年齢が突出している私は、早々と降参してしまった。夜中に野天風呂に行ったときには、温度がだいぶ戻っていた。

17日は風は治まっているようだが雲り空。何とかスキーはできそう。年寄りの早起きで野天に行くと絶好調!!誰も居無かったので、泳いで2往復すると息が上がってしまった。「せっかく来たのだから、スキーを」と宿を飛び出す。ゲレンデは最高の状態だが、1年ぶりのスキーに動きがぎこちない。1時間ちょっとで休憩してしまう。

レストハウスを出ると天気がガラット変わっており、青空と絶景の展望が広がっていた。万座山の山頂付近からは遠く北アルプスの山並みが輝き、北側には草津白根山、南には浅間山。ダイヤモンドダストがキラキラと輝いていた。快晴無風の“最高の冬の万座”を堪能できた。

最後に私の勇姿??と雪の万座山山頂付近の絵を・・。“凄い!!滑降の姿を撮ってもらおう”と思ったのだが、カメラマンの技術が低く???!!!動きが無く不格好な絵=不本意なものになってしまった???



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「梨の木地蔵」

2012-10-28 12:25:31 | 旅行

トキの島の真野地区。承久の変(1221年)で島に流された順徳上皇の墓地「真野御陵」があるが、この入り口を通り、本土と最短距離の港がある赤泊港へ向かう県道がある。小佐渡山脈を越えるが、山の中の一角(県道近く)に梨木地蔵尊がある。写真のように、小さな地蔵様が無数に祭られている。数え切れないほどあり、寂しい山中で独特の雰囲気を醸し出している。

「梨の木地蔵」は地元の猟師が海中で拾い上げたという“お地蔵様”を本尊とする小さな地蔵堂。子供の病気を平癒してくれる仏様と言われ、古くから県外を含め多くの人がお参りしたのだという。願いの叶った親達が、その御礼に小さな身代わりのお地蔵様を持参し納めた。数が増え、小さなお堂の入りきれなくなり、周囲の地面あちこちに並べられている。・・・説明の看板ににそんな趣旨のことが書かれていた。

4,50センチの大きなお地蔵様を囲むように集まっているもの。10-15センチほどの小さなお地蔵様だけで群れているものなど色々ある。観光スポットとして殆ど知られていないが、物寂しげな独特な景観を演出している。興味のある人は是非とも訪ねて欲しい場所だ。
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「榛名富士」と竹細工

2012-10-17 13:39:16 | 旅行

昨日から、仕事を通じて知り合い付き合いが続いている友人3人との小旅行。「榛名富士」にハイキングし、榛名湖畔の温泉ホテルで小宴。今朝は、TBS土曜日午後6時からの“人生の楽園”に登場した事もある竹の民具作家?Yさんに手ほどきを受け、テーブルに置く小物の敷きモノ作成にチャレンジした。

「榛名富士」(1391M)は榛名山群を代表する山の一つ。榛名湖の北西側にありビジターセンターが登山口。ケーブルカーで山頂までいける。少しだけ色付いているが、紅葉には少し早い変哲のない山道を歩き始める。山頂までは登山と言うよりハイキングで片道50分ほど。笹が生い茂った登山道は結構斜度があるが、ゆっくりとジグザグで登っていく。

一汗かく頃に傾斜が緩くなり、ケーブルカーの山頂駅があった。山頂はここから数分北のところ。北東側に展望が開ける。榛名山群の相馬山、二ツ岳、水沢山が真近にあり、赤城山、はるかに日光白根山。北側には谷川岳も見える。ノンビリと昼食をとった。

ホテルでは早速温泉につかり、軽くビールをいただいて久方ぶりのバカ話が続く。議論がエキサイトすることも度々。そんなことが楽しい仲間なのだ。夕食の頃にはかなり出来上がっていた。下手なカラオケを歌いまくり、部屋に戻ってまた飲む。皆さんより先にダウンしてしまった。



今朝は例の通りに6時過ぎに目が覚める。風呂に入り食事を済ませると、竹細工教室が始まった。真竹を4枚におろしたものをYさんが準備してくれており、私達は指示通りに組み立てるだけ。ただし、そう簡単には行かない。手とり足とりの大変な教室となってしまった。

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「上高地」から「美ヶ原」-「霧ケ峰」へ

2012-09-01 10:42:27 | 旅行

今日から9月。時折雨がバラつく妙な天気だが、お陰で気温は少し下がっている。クソ暑い上州を離れ、上高地から美ヶ原ー霧ケ峰を回ってきた。高原の花のシーズンはピークを過ぎているが、未だ咲き残っているものも多くあり、高原の冷気と合わせ結構楽しめた。宿泊地を“敢えて上高地にせず、浅間温泉”にしたことも正解。「和泉荘」は気配りの行き届いた、上質な宿だった。

「上高地」は昨年バスハイクで夏に訪ねており、連続での訪問。カミさんと妹夫婦による4人連れ。松本ICを出る頃には空が曇っていたが、沢渡でタクシーに乗り換え、大正池に着くと青空が広がっていた。池に溜まる土砂の浚渫工事費用を負担している東京電力の原発事故で“費用の負担が難しくなり、池が無くなる心配?“(朝日新聞)が出ていると言う。“何で東電なの?”と思っていたが、沢渡に向かう途中に東電の発電所やダムがあったので納得。

大正池ー河童橋ー明神池ー河童橋というコースは昨年と同じ。途中での休憩やコーヒータイムを含む昼食時間を入れてノンビリと約4時間の散策。上高地の標高は約1500Mで大正池と明神池の標高差は30M。歩行距離は約12-13キロMか。帰路、バスターミナル直前300Mのところで夕立。「藤岡は降っていないだろうね」と雨が羨ましかった。

花のシーズンは終わっていた。梓川の清流に「バイカモ」が咲いていた。水草なのだがキンポウゲ科キンポウゲ属なのだそうだ。日本の固有種。冷水を好み、北日本では河川や水路まで見られると言うが、西日本では湧き水などのある清流にしか生息できないという。


「美ヶ原」は宿泊した浅間温泉の裏手(北東)の高台??に広がる高層台地。百名山に数えられており、最高峰は玉ヶ頭の2034Mで、茶臼山2006mなどあるが、牧場など含めて平坦な高台となっている。シンボルの“美しの塔”は遭難防止のための道標および避難所として建てられたという。ヤナギラン、ウメバチソウ、ハクサンフウロ、アキノキリンソウ・・・標高が高いだけにいっぱい花が咲いていたが、何故か写真を撮らなかった。
「車山高原」(1500M)「霧ケ峰高原」(1600M)をビーナスラインで走った。大分昔の話だが、有料道路の料金としてしこたま徴収された記憶があったが、今は無料で快適。無料化されたのはもう大分前(2002年)のことらしい・・・・。
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「水難救助訓練」を見た!!

2012-07-26 12:12:53 | 旅行

竹沼の散歩コースを歩いていると、水難救助訓練の現場に遭遇した。群馬県の防災ヘリが参加した本格的なもの。ヘリの起こす旋風で遭難者(模擬)が流され、ヘリからロープで下降した人が近寄れず、泳いでコンタクトするなど実践的なものだった。下手くそなカメラでようやく捉えたので掲載してみた。



県の防災ヘリには是非とも頑張ってもらいたい。が・・・・。昨日から県内上空を飛ぶ軍用機の数が何故か目立っている。“オスプレイ”の試験飛行ラインに群馬県北部も入っているようだが、期待されるヘリと「邪魔者ヘリ」では見え方も違ってくる。オスプレイは見たくない。週末には南アルプス。救難ヘリに世話にならないよう、慎重に歩こう。
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那須「南月山」と小田代原の「イブキトラノオ」

2012-06-30 08:59:30 | 旅行

“那須岳”は日本100名山に入っている。昨年、主峰の「茶臼岳」(1915M)に登ったので、今年は尾根を通じて接している南月山を歩いてみた。ロープウェイで山頂駅まで登ると山頂まで40分足らずで行ける(茶臼岳)ため、重装備の登山姿のひとから観光客スタイルの軽装の人まで多くの人が山頂を目指す。多くの山でそうであるように、那須岳というピークは無いようだ。「茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、南月山、黒尾谷岳」の“那須五峰”による連山の総称。ただし、標識などに1915メートルなどと具体的な標高を示して「那須岳」と示している場合もあり那須岳を探してしまった。

「南月山」(ミナミガッサン=1776M)は茶臼岳の西南に尾根で連なるノンビリとした山。茶臼への登山道はロープウェイ山頂駅から先は火山らしい岩場やザレ場の急登となる。こちらは、岩やザレ場は多いが山腹をゆっくりと横切るなだらかな上りが牛ヶ首まで続く。今でも噴煙を上げる噴火口に挟まれた牛ヶ首からは西に低木帯の尾根道が続く。うす曇の雲の切れ間から那須の平野や連山、噴煙など眺めながらノンビリと歩く。このペースだと同行するカミさんもすこぶる元気が良い。山頂まで80分ほど。

夏と春の境で花の種類は多くない。ゴヨウツツジやミネザクラ、ガンコウランなどが多い道のようだが今は花の姿なし。咲きかけのカラマツソウやすくすくと成長するウスユキソウ、マイヅルソウなど植物の種類が多い。イタドリと思っていた植物が「ウラジロタデ」という種だっり、シモツケに花がそっくりだが葉が違う「マルバシモツケ」など勉強した。また、登山道脇に草丈が7,8センチと小さく、咲きかけの「ツバメオモト」(?)を発見した。

「イブキトラノオ」はタデ科イブキトラノオ属の多年草。日光・小田代原の木道沿いで撮った。草丈は30-50センチほどだが、周囲の植生によって1メートル近くまで花茎を伸ばすこともあるようだ。タデ科の植物らしい先の尖った細い葉がタデ科を物語っている。花茎の先端に3-4センチの白から淡い赤紫色の花穂をつける。写真を撮るのが難しく、昨年も同じ場所で撮ったが何となく気に入らずボツになってしまった。比較的背が高く、草の中で葉の形が撮り難く、焦点を合わせにくいのだ。私の技術下は背が高い植物は難しいものがある。


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トルコに咲いていた美しい「山野草」

2012-06-04 09:08:56 | 旅行

ネタ不足の時期はとっくに過ぎたのだが、海外を旅行していても山野草が気に掛かってしまう。しゃがみこんで写真を撮っていると“何かありますか”と不思議そうに聞かれる。何のことはない。ただの習性だ。トルコの国花は「チューリップ」で、このほかにバラやカーネーションも有名なのだそうだ。チューリップはオランダが有名だが、原産地はトルコのアナトリア地方。トルコ語で「ラーレ」と呼び“ターバン”を意味しており、これをデザイン化したものだそうだ。

 5月の下旬。チューリップの季節は終わっていたが、バラは至る所でさいている。日本で咲いているもののように小細工されておらず、花の形や色はシンプルで奥が深く感じられた。私が興味を示すのはバラではなく、野に咲いている花。結構種類が多い。の本のものと似ているがどこか違う。間違いなくオニノゲシと思うが、草丈や花がやけに大きい・・など。いっぱい撮った中の何枚かを載せてみた。名は判らない。


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