『１４１』 閉店

　仙台市青葉区のファッションビル『１４１』（地上6階,地下2階）が，8月24日に21年間の営業を終え，地下2階～地上4階のフロアと，6階の一部を『三越仙台店』に一括して賃貸するようです。

　『１４１』と言えば，入り口付近で待ち合わせ場所として利用していましたね。
　印象としては，普段は静かな人の流れなのですが，バーゲン初日の人の数はすごいという感じです。

　賃貸によって『三越仙台店』は，売り場面積が『藤崎百貨店』を抜き，東北地方の百貨店で最大となり，賃貸フロアには，『三越』との統合が決まった『伊勢丹』が出店するようです。

　『伊勢丹』は，近年，東京では若者層に強いので，『１４１』も若者を主なターゲットにしているので，そのイメージを引き継ぐには良いのかもしれません。

　年配層に強い『三越』と若者に受ける『伊勢丹』の統合で，来年春にできる「仙台ファーストタワー」（旧第一勧銀ビル）に進出する『藤崎百貨店』との２大百貨店戦争が再燃しそうですね。

　戦前に『三越』が仙台に進出する時，『藤崎』は，大々的な改装と増床を行い，対抗したそうで，その競争が平成の今まで続いているのですね。

　仙台人の自分としては，そして，庶民としては『藤崎』の方が，馴染みのあるデパートです。

　旧『丸光デパート』（DACシティ→ビブレ→さくら野）や『十字屋』などでは，この２つのデパートに歯が立たなかったのですが，今の仙台を見ると，来月オープンする『仙台パルコ』や仙台駅前に『エスパルⅡ』が開店するなど，昔とは違う形で，仙台市中心部での競争の激しさが増して来るでしょう。

　（『十字屋』の名も懐かしくなりました。建物を思い出したくなったら，2005年11月30日のブログを見て下さい）

　『１４１』ビルを県庁の展望台より望む


　閉店セール中の『１４１』


　一番町側の入口付近


　『三越』の前のようにアーケードが無くなってしまうか心配です