『ボンボン会館』閉店

　昭和26年に開店して，59年間一番町で大人に愛されてきた『ボンボン会館』が，3月31日に閉店しました。

　閉店を知らせる営業御礼が4月6日の河北新報に掲載されたのですが，店主は私と小中学校の同級生なので，余計に寂しい気持ちになりました。

　全盛時代の『ボンボン会館』は，確か，地下はレストランと理美容室，1階がボンボン（パチンコ屋），2階が喫茶店（ジャンボ），3階が雀荘（ボンボン），4階が囲碁クラブとまさに大人の娯楽を全て満喫できるビルで，昔はテレビでもアニメのＣＭをやっていて，“娯楽の殿堂ボンボン会館”と流れていました。

　以前（平成20年1月27日）のブログにも書いたのですが，毎年1回だけ，誕生会兼新年会を兼ねて，職場の同僚と『ボンボン会館』で麻雀を25年間位してきたのですが，来年からどこですればいいのか迷ってしまいますね。

　『ボンボン会館』で麻雀をする人を見ると，25年前も私達が一番若かったのですが，今でも一番若いのには驚きますが，やはり，今の若い人がそれだけ麻雀をしなくなったという事だと思います。

　今年，1月に麻雀をした時に，年に一度しか来ない私達を覚えていてくれ，お店の人から‘今年3月でお店は終わりだよ’と聞いていたので，閉店までに，もう一度麻雀をしたかったのですが，願いは叶いませんでした。

　うちの家人が学生の頃，サラリーマンと混じって喫茶ジャンボでランチを食べていたそうですが，広々としてセットメニューの値段も手頃で，その頃は穴場の店だったそうです。

　考えて見ると，この周辺の青葉通りと南町通りに挟まれた一番町は，古くは，『名画座』，『松竹映画館』，そして『丸善』，『ボンボン会館』が無くなり，足を運ぶ機会が益々，減りそうです。

　『ボンボン会館』の外観


　25年間お世話になった雀荘