中国料理 小花＠有楽町 「鮮蠔湯麺」

いつでも探しているよ
どっかに君の必然性を




いつでも探しているよ
ラーメンに牡蠣が乗ることの必然性を




客一人

いや
奥にもう一人か

「牡蠣 お時間かかりますがよろしいでしょうか」

いつでも探しているよ
どっかにこのセリフの必然性を

結局
客はオレが3番目のまま




おそらく多分
牡蠣はムくとこから始めてるんだね




28分かかりましたかね




そのセリフを聞いていなければ
事前情報を聞いていなければ


憤怒して
狼狽して
気絶して
餓死しているところだったけど

2番目のおっさんは
その気絶までをキメていたけど




うん
牡蠣が乗らなくても
変わらないであろう上湯スープ




うん
牡蠣が乗らなくても
変わらないであろう麺様




うん
ココに乗らなくても
その価値を変えないであろう
この時期の牡蠣




むしろ
ココに乗せる方が
輝きを増すであろう
この調理法の牡蠣




メニューを選ばせようとしない卓上

およそ半数が頼んでいそうな牡蠣

押しが押しを呼ぶランチタイム

上げようとしない効率

未だガラガラなのに横並び相席強要

ダルい応答のユルい店員

いつでも探しているよ
どっかにその全ての必然性を





日に焼けたメニュー

飛び交うオーダー

目まぐるしい着丼劇

超激化調の業務用スープ

いまが旬のトンカツが乗ったラーメン

だけど笑顔のおばちゃん

いつでも探しているよ
そんなお店の方の必然性を

中国料理 小花 （中華料理 / 有楽町駅、二重橋前駅、日比谷駅）

昼総合点-