農業じゆう人

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マンボウ

2016年10月10日 12時30分35秒 | 私事
  ユニークな姿の「マンボウ」は、水族館の人気者です。  皆さんも一度は見たことがあるのでは?
  大きなものは全長3㍍以上、体重2㌧を超す巨大漁。 また卵の数が多い魚としても有名ですよネ
   (ちなみにメスが持つ卵は一説には3億個?にのぼるともいわれています)

 水槽の中をゆっくりと泳ぐ‘のんびり屋’のイメージ
 があるマンボウですが、自然界では意外に機敏な
 動きをするようです。
 国立極地研究所の“渡辺准教授”(海洋生物学)
 野生のマンボウに記録計をつけて測ったところ
 平均時速は約2㌔。 これ魚類の中ではごく普通の
 遊泳速度で、マンボウは泳ぎの遅い魚ではない!と
 時によっては、通常の6倍の時速12㌔で泳ぐことも

 マンボウはフグの仲間なんだそうです。
 稚魚は、お菓子の「金平糖」に似た風変わりな姿を
 しているそうで、成長すると、まるで体の後ろ半分が
 切り落とされたような、独特の体形になるそうだ
 魚なのに「尾びれ」がない~・・?これがマンボウの
 大きな特徴でと言われています。 尾びれのように
 見える部分は「舵びれ」といわれ、体をターンさせる
                      ときに役立つものの、泳ぐ際に推進力を生むことは
                      ないんだそうです。

   マグロなどの一般的な魚は、体をくねらせ尾びれを左右に振って、推進力を得て泳ぎます
   では、尾びれのないマンボウは、どうやって進むのでしょうか・・?
   その秘密は、上下に突き出た大きな「背びれ」と「澱びれ」にあるんだそうです
   グライダーの翼のように大きく発達した2枚のひれを、同じ方向に打ち振って進むんだそうです。
   マンボウの泳ぐ姿を90度傾けて見ると、ペンギンが翼を上下させて海中を泳ぐ姿にそっくり
   東京大の研究チームは、全長1~2㍍のマンボウ7匹の背中にカメラつきの記録計をつけてその
    生態を調べたんだそうです。 昨年発表された調査結果によると、マンボウたちは日中は、
    海面下100~200㍍の深場に何度も潜水を繰り返し、そのたびにエサのクダクラゲ類を
    食べていることが分かったんだそうです。
   米国の研究チームの調査によると、マンボウは深さ844㍍まで潜るといっているそうです。
    豊富なエサを求めて活発に潜水し、時にはかなり深い場所まで往復しているようだと・・。
               □          □
   マンボウは、海面に体を横たえてプカプカと浮かぶ奇妙な姿をよく見せます
    俗にいう「マンボウの昼寝」というものです
   海面に浮いていると、マンボウの体についた寄生虫を海鳥がとってくれることがあるそうです
   ただ、別の調査をした専門家によると違った見解で「深く冷たい場所でエサをとって下がった
    体温を、海面の温かい海水につかって回復させるのがこの行動の理由」と説明

   深場への潜水は、朝から夕方にかけて十数回にのぼることもあるんだそうです。
   船乗りたちが昔から目にしてきた「海面でのんびりくつろぐマンボウ」は、実は、
    エサをとるためのハードな潜水の合間に、休憩する姿だったそうですよ・・?
    ある専門家はマンボウの本当の生活の場は、むしろ海中の深い場所にある」と指摘しています

   最新の科学研究により、マンボウの生態は少しずつ解明しつつあるそうです
    日本近海に生息するマンボウ属の肴は1種のみだと考えられていたそうですが、近年
    ミトコンドリアDNAの分析や体の特徴などから「マンボウ」と「ウシマンボウ」の2種に
    分けられることも報告されたそうです。

   でも、マンボウの産卵場所や、詳しい回遊ルートなどの生態はナゾのままだともいう専門家も
    寿命も不明ともいっています。
   誰でも知っている有名な魚なのに、暮らしぶりはナゾだらけ。マンボウは、不思議な魚ですな~

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