農業じゆう人

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外来カミキリ サクラ襲う

2024年04月13日 12時49分51秒 | 話題
  サクラ寄生して枯死させる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害が広がっている。
  環境省によると、これまで関東から関西にかけての13都府県で確認。 在来種より繁殖力が
  高く大敵もいないため、周辺地域へのさらなる拡散が懸念されている。 対策が急がれるなか
  ブラックライトで卵を鮮明に浮かび上がらせて駆除したり、振動で産卵行動を抑制したりと
  ユニークな手法も検討されている。

        
    我が街の半分が枯れてきているサクラ      被害が確認されている地域   クビアカツヤカミキリ   
  「直ちに手を打たないと被害が進んでしまう。 倒木事故は許されない」。 毎年数万人が
   訪れる名所「高田千本桜」がある奈良県大和高田市の担当者は頭を抱える。
  2023年にクビアカツヤカミキリのふんや木くずが見つかり、調査を実施を始めた。
  川沿いに植えられた1200本のうち100本以上で寄生が確認された。 幹線道路沿いで
   被害が拡大。 市は成虫が車に付着して移動したとみている。

  クビアカツヤカミキリは体長3㌢前後で、光沢のある黒色の体と赤い胸部が特徴。 樹木の
   内部を食い荒らして衰弱させたり枯死させたりする。 中国や朝鮮半島に生息しており、
   国内では約10年前に初めて確認。 輸入木材や梱包材に紛れて国内に侵入したとみられる。
  その後も各地で確認されるようになり、環境省は18年に特定外来生物に指定し、輸入や飼
   育を原則禁止した。  森林総合研究所(茨城県つくば市)の”加賀谷昆虫生態研究室長”によると
   在来種の約10倍となる千個超の卵を産む雌も。 寄生後1年から数年で木を枯らせるケ
   ースもあり、早期発見が対策の鍵となると話している。

  寄生が確認された木は、周辺への拡散や地域定着を防ぐため伐採が推奨されるが「作業が大
   がかりでサクラを切る心理的な抵抗も大きく、地域の合意形成は難しい」(加賀谷室長)
   農薬も有効だが、被害が大きいと効果は限定的で、新たな対策が模索されている。
  森林総研は一定の周波数の振動を発生させる装置を木に取り付け、幹を揺らすことで産卵行
   動を抑制する方法を検討。 栃木県農業総合研究センターはブラックライトが放つ紫外線
   で卵が白く光る性質を見つけた。 肉眼では発見が難しい卵の駆除につなげたい考えで、
   担当者は「県内の小学校ではサクラが被害を受けて減少しており、啓発を進めたい」と話す。

  このカミキリがサクラと同じバラ科のモモを好む性質も分かってきた。 ウメやアンズでも
   被害が確認されており、全国各地の産地に飛び火すれば経済的な被害が懸念される。
   加賀谷室長は「知らない間に生息域を広げて木を食い荒らすたちの悪い害虫。 県境を超
   えた対策が必要だ」と訴えた。


   これらの指摘まさしくその通りだと思われる。 我が街のサクラ並木も毎年消毒等はしていたようだが、
      ここ1~2年前から一部の木に枯れが目立ち始め今年1~2本伐採された。 根元に青い防虫ネット
      をかけてある木も目立つ。 〈そういえば、我が家の狭い庭でこの虫を見たような気が‥?〉


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