農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

タンチョウ、生息1800羽に回復

2024年09月03日 12時38分18秒 | 雑学
  乱獲などで絶滅したと思われていたタンチョウが、現在の北海道鶴居村で1924年に
  再発見されて今年で100年となる。 国の特別天然記念物に指定され、官民を挙げ
  た保護により生息数は推定で約1800羽に回復した一方、地域との摩擦も目立つよ
  うに。 釧路市のNPO「タンチョウ保護研究グループ」の"百瀬代表"は「これから
  はタンチョウがいる利点を感じてもらう活動をしなけれな」と語っている。
 
 7月10日、百瀬さんや環境省職員、ボランテ
 ィアなど15人ほどが道東部の浜中町と根室市
 で、野生のひなに足輪を付ける「標識調査」を
 実施した。移動などの生態や寿命が分析できる
 ほか、採血によって研究サンプルを得ることが
 可能で、1988年から続けている。

  事前から寄せられた情報を基に野生のつがいとひなを見つけると、どうやってケガを
   させずに捕獲し、再び親の元に返すかを検討。 気付かれないよう深い茂みを進ん
   だり、湖からカヌーで近づいたりと作戦はさまざまで、この日は強い日差しの下、
   約8時間作業して2羽に足輪を付けた。
  同NPOによると、今年は6月以降、計22羽に装着。 推定生息数は過去5年の間
   1800羽を超える状態が続いており、うち10%以上がこれまでの調査で標識を
   付けた計算になるという。

  個体数が安定するのに伴い、食害や交通事故など人の暮らしとのあつれきが表面化。
   調査の際、農家に「増えすぎて作物が食べられている」とこぼされたこともあった。
  「もっと経済効果を与えられるよう、工夫した見せ方を考えなければ」と百瀬さん。
   生態や保護の現状をまとめた5カ国語対応の冊子を製作中で、クラウドファンディ
   ングで費用を募っている。 「何のための保護活動で、ゴールはどこなのか議論す
   るきっかけにしたい」と話す。
  昔、釧路のタンチョウセンター見ましたが、このような状態になっているとは不勉強
   で知りませんでした。