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今夏の平均気温、最高タイ

2024年09月05日 12時40分20秒 | 話題
 気象庁は2日、今夏(6~8月)の日本国内の
  平均気温が平年(2020年までの30年平均)
  り1.76度高く、23年夏と並んで過去最高
  だったと発表した。 西日本と沖縄・奄美地
  方は統計開始以降で最も暑い夏となった。
  
  日本の平均気温は都市化による変化の影響を受けにくく、地域的な偏りがないよう選んだ1
   5地点の記録から算出する。 1898年に統計を開始し、気候変動の影響などによって
   上昇傾向が続いている。
  今年は偏西風が北寄りに蛇行した影響などから日本列島が高気圧に覆われる状況が続いた。
   7月は広範囲で記録的な暑さとなり、全国の平均気温が23年夏を上回った。 8月は台
   風10号などによる荒天があったものの、西日本を中心に気温な高い日が続いた。
  7月29日には国内過去最高の41.1度に迫る41.0度を記録した故郷栃木県佐野市で観測。
   福岡県太宰府市は7月19日から40日連続で最高気温が35度以上の「猛暑日」となり
   これまでの国内の連続日数の記録を大幅に更新した。
  気象庁によると、今夏は全国の気象台やアメダスといった観測地点914カ所のうち144
   地点で平均気温が歴代1位の暑さを記録した。 6~8月に全国で猛暑日を観測した延べ
   回数は8821回で、これまで最も多かった23年(6692回)を上回った。
  気象庁の有識者検討会の会長を務めた東京大の”中村教授”は「今年の暑さは異常気象と呼ん
   で差し支えない」と話している。
  9月も平年よりも気温が高い傾向が続くとみられる。 気象庁は引き続き熱中症に注意する
   よう呼びかけている。

  昨年と同様に、史上最も高かった今年の夏。 この10年間、年々増す夏の暑さにより、私
   たちの生活は大きく変化した。
 猛暑で体調不良を訴える人も続出している。総務省消防
 庁によると、全国の熱中症による搬送人数は、14年
 (6月以降)の4万48人に対し、23年は9万1467
 人、今年は8月25日までに8万3238人(速報値)
 上った。「過去に例のない広域的な危険な暑さ」が予測
 される際に、環境省と気象庁が「熱中症特別警戒アラー
 ト」を発表する運用も今年4月から始まった。 屋外ス
 ポーツも変わった。阪神甲子園球場で行われる全国高校
 野球選手権大会では、18年に投手の負担軽減を目的に
  延長タイブレーク制が導入され、暑さ対策にもなっている。 今年の大会は、朝・夕に分け
   て試合を行う「2部制」も実施された。
  全国の公立小中学校などでは冷房の設置も進み、14年4月時点で冷房のある普通教室は
   35.8%に過ぎなかったが、22年9月には95.7%に達した。

  気象庁の2日の発表によると、6日ごろから全国的に気温がかなり高くなる見込み。
   「熱中症の危険性が高い状態が続く」といい、健康管理面への注意を呼びかかている。