大雨災害をもたらして台風10号が去った後、各地で暑さがぶり返しいる。 北日本にかかる
秋雨前線が南下するため、一時的に不安定な天気となり雷雨の恐れもあるが、その後は太平
洋高気圧が強まる。 南海上は熱帯低気圧ができやすい状態で、新たな台風が発生するかも
しれない。 すぐに本州に影響はしなくても、南からの暖かく湿った空気が思わぬ雨をもた
らす可能性もある。
台風10号によって曇りや雨の日が多かったため記録的な猛暑はいったん収まったが、再び
西日本や東日本で気温が上昇ている。 6日は最高気温が35度以上の猛暑日となったと
ころもあり、京都では36.1度に達した。 週末にかけ猛暑日の地点が増える可能性もある。
太平洋高気圧は8月下旬に比べてやや後退しており、隙をつくように秋雨前線が南下してき
た。 前線の北側には大陸からやってきた、比較的乾いた秋の高気圧がある。 ただ、関
東や東海、近畿などは真夏とほとんど変わらず、気温だけでなく湿度も高い。 夏から秋
へ移り変わる今ごろの季節の特徴として、前線は南下するにつれて弱まり、曖昧になって
いくことが多い。大陸育ちの高気圧が東へ進むとともに、徐々に暖まるからだ。 やがて
東海上の太平洋高気圧との違いがはっきりしなくなり、事実上一体化してしまう。
このため関東や東北など、前線の通過時に大気の状態が不安定になり一時的に雨や雷に見舞
われるところもあるが、気温はあまり下がらない。 前線の通過後は太平洋高気圧の影響
が強まり、東日本や西日本で再び厳しい暑さになりそうだ。
今後も前線は時折、南下するとみられるが、涼しい空気の流入は限定的だ。 気象庁が6日
に発表した2週間気温予想では、14~18日も北海道の一部を除き全国的に平年よりか
なり高めとなる。
気象庁は6日、「東日本と西日本の長期間の高温に関する全般気象情報」も出した。 気
温の高い状態は今後もさらに1カ月程度は続く見込みだとして、熱中症などに注意を呼
びかけた。
秋口は夏の暑さによる疲れがたまり心身に不調を覚えやすい。 今夏は暑い期間が長かっ
たため、疲労が蓄積している可能性がある。 30度程度なら大して熱くないと感じる
かもしれないが、十分な栄養や睡眠をとるなど例年にもまして体調管理に気をつけた方
がよい。
暑さと並んで注意が必要なのが、日本のはるか南海上で次々にできる熱帯低気圧だ。 高
い海面水温や周辺の気流などの条件が発生に適しており、衛星写真でも雲がたくさん見
える。 大平洋高気圧の縁に沿って吹く南風が熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気を北
へ運ぶと、日本付近で雨雲を発生させるもとになる。
海面水温が依然として高いため、熱帯低気圧
がひとたび発生すれば台風になり、強まる恐
れがある。当面は10号のような動きはせず
に中国大陸へ向かうか、はるか東海上を北へ
進みやすい状況だ。上空を流れる偏西風がや
や南下し、太平洋高気圧の張り出し方も少し
変化したためだ。 ただ、気圧配置が少し変
われば再び日本に接近してくる可能性もある。
台風の年間発生数は8月が最多で、9月がこ
れに続く。接近数や上陸数は両月がほぼ同じ
で最も多い。
ちょうど秋雨前線がかかっているタイミングで台風が近づいたり南風が強まったりすれば、
前線が活発化して北日本などで雨脚が強まるかもしれない。
フィリピンの東海上から熱帯太平洋西部にかけて台風が盛んに発生すると、北側の太平洋
高気圧は強まることが知られている。 そのさらに北側は低気圧が通りやすくなる。
こうした関係は「PJパターン」と呼ばれ、西日本や東日本で暑さが厳しくなる。 秋
以降は「ラニーニャ」現象の影響も出始めるとみられ、予報は難度を増しそうです。
困ったな~いつになったら涼しくなるのでしょうかネ! 神頼みの我が家です。
秋雨前線が南下するため、一時的に不安定な天気となり雷雨の恐れもあるが、その後は太平
洋高気圧が強まる。 南海上は熱帯低気圧ができやすい状態で、新たな台風が発生するかも
しれない。 すぐに本州に影響はしなくても、南からの暖かく湿った空気が思わぬ雨をもた
らす可能性もある。
台風10号によって曇りや雨の日が多かったため記録的な猛暑はいったん収まったが、再び
西日本や東日本で気温が上昇ている。 6日は最高気温が35度以上の猛暑日となったと
ころもあり、京都では36.1度に達した。 週末にかけ猛暑日の地点が増える可能性もある。
太平洋高気圧は8月下旬に比べてやや後退しており、隙をつくように秋雨前線が南下してき
た。 前線の北側には大陸からやってきた、比較的乾いた秋の高気圧がある。 ただ、関
東や東海、近畿などは真夏とほとんど変わらず、気温だけでなく湿度も高い。 夏から秋
へ移り変わる今ごろの季節の特徴として、前線は南下するにつれて弱まり、曖昧になって
いくことが多い。大陸育ちの高気圧が東へ進むとともに、徐々に暖まるからだ。 やがて
東海上の太平洋高気圧との違いがはっきりしなくなり、事実上一体化してしまう。
このため関東や東北など、前線の通過時に大気の状態が不安定になり一時的に雨や雷に見舞
われるところもあるが、気温はあまり下がらない。 前線の通過後は太平洋高気圧の影響
が強まり、東日本や西日本で再び厳しい暑さになりそうだ。
今後も前線は時折、南下するとみられるが、涼しい空気の流入は限定的だ。 気象庁が6日
に発表した2週間気温予想では、14~18日も北海道の一部を除き全国的に平年よりか
なり高めとなる。
気象庁は6日、「東日本と西日本の長期間の高温に関する全般気象情報」も出した。 気
温の高い状態は今後もさらに1カ月程度は続く見込みだとして、熱中症などに注意を呼
びかけた。
秋口は夏の暑さによる疲れがたまり心身に不調を覚えやすい。 今夏は暑い期間が長かっ
たため、疲労が蓄積している可能性がある。 30度程度なら大して熱くないと感じる
かもしれないが、十分な栄養や睡眠をとるなど例年にもまして体調管理に気をつけた方
がよい。
暑さと並んで注意が必要なのが、日本のはるか南海上で次々にできる熱帯低気圧だ。 高
い海面水温や周辺の気流などの条件が発生に適しており、衛星写真でも雲がたくさん見
える。 大平洋高気圧の縁に沿って吹く南風が熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気を北
へ運ぶと、日本付近で雨雲を発生させるもとになる。
海面水温が依然として高いため、熱帯低気圧
がひとたび発生すれば台風になり、強まる恐
れがある。当面は10号のような動きはせず
に中国大陸へ向かうか、はるか東海上を北へ
進みやすい状況だ。上空を流れる偏西風がや
や南下し、太平洋高気圧の張り出し方も少し
変化したためだ。 ただ、気圧配置が少し変
われば再び日本に接近してくる可能性もある。
台風の年間発生数は8月が最多で、9月がこ
れに続く。接近数や上陸数は両月がほぼ同じ
で最も多い。
ちょうど秋雨前線がかかっているタイミングで台風が近づいたり南風が強まったりすれば、
前線が活発化して北日本などで雨脚が強まるかもしれない。
フィリピンの東海上から熱帯太平洋西部にかけて台風が盛んに発生すると、北側の太平洋
高気圧は強まることが知られている。 そのさらに北側は低気圧が通りやすくなる。
こうした関係は「PJパターン」と呼ばれ、西日本や東日本で暑さが厳しくなる。 秋
以降は「ラニーニャ」現象の影響も出始めるとみられ、予報は難度を増しそうです。
困ったな~いつになったら涼しくなるのでしょうかネ! 神頼みの我が家です。