鰯、鱈、鯒、鰰、鯑・・・。 すし屋の湯飲みではありません。
どれも日本で作られた漢字、いわゆる国字です。
読み方は順に、いわし、たら、こち、はたはた、かずのこ と読みます。
魚へんの文字には国字が多いんだそうです。
海の幸の持つイメージを、われらが先哲はじつにうまく表した。
もっとも、国字でいちばんよく使われているのは「働」に違いない。
国字なのに音読みもあり、官公庁の名称をはじめ、世間に「労働」なる
言葉はあふれている。 「動」に、にんべんを添えて「はたらく」・・。
この文字を考案した人はきっと、働くという営為に、生身の人間の夢や
希望や悲しみや苦しみを重ねていたのではないだろうか?
いまわしきコロナ過は、そういう「働」を激しく揺さぶっている。
リモート勤務がにわかに普及して働き方改革に弾みがつく一方で、労
働を奪われ、その対価を失った人がどれだけの数にのぼることか。
大学生の就職内定率も70%を切っている。 医療や介護の最前線に
立つエッセンシャルワーカーの苦闘は果てしなく続いている。
いつもなら何気なく過ぎてしまう「勤労感謝の日」です。 しかし今年
は、その意味がずいぶん重く感じられて「働」の文字に見入るのだ。
ちなみに、国字にはあじわい深い「作品」がまだまだある。
辻、凩(こがらし)、峠、梺(ふもと)、凪(なぎ)・・。
辻で行く先に惑い、凩に耐え、峠を越えて梺に下り、ようやく穏やかな
凪が訪れる・・。 そう思いたい 今日の祝日です。
どれも日本で作られた漢字、いわゆる国字です。
読み方は順に、いわし、たら、こち、はたはた、かずのこ と読みます。
魚へんの文字には国字が多いんだそうです。
海の幸の持つイメージを、われらが先哲はじつにうまく表した。
もっとも、国字でいちばんよく使われているのは「働」に違いない。
国字なのに音読みもあり、官公庁の名称をはじめ、世間に「労働」なる
言葉はあふれている。 「動」に、にんべんを添えて「はたらく」・・。
この文字を考案した人はきっと、働くという営為に、生身の人間の夢や
希望や悲しみや苦しみを重ねていたのではないだろうか?
いまわしきコロナ過は、そういう「働」を激しく揺さぶっている。
リモート勤務がにわかに普及して働き方改革に弾みがつく一方で、労
働を奪われ、その対価を失った人がどれだけの数にのぼることか。
大学生の就職内定率も70%を切っている。 医療や介護の最前線に
立つエッセンシャルワーカーの苦闘は果てしなく続いている。
いつもなら何気なく過ぎてしまう「勤労感謝の日」です。 しかし今年
は、その意味がずいぶん重く感じられて「働」の文字に見入るのだ。
ちなみに、国字にはあじわい深い「作品」がまだまだある。
辻、凩(こがらし)、峠、梺(ふもと)、凪(なぎ)・・。
辻で行く先に惑い、凩に耐え、峠を越えて梺に下り、ようやく穏やかな
凪が訪れる・・。 そう思いたい 今日の祝日です。