子供の病気という印象が強い気管支ぜんそくだが成人の患者も少なくないそうです。
アレルギー性が大半の子供と比べ、過労なども影響する成人は治りにくいとされる。
しかし早期の治療と予防で、健康な生活は保てるそうです。 いかがでしょうか?
気管支に慢性的な炎症が生じ、放置しておくと突然呼吸が苦しくなるなどの発作が
起きるぜんそく。 のどがヒューヒュー、ゼイゼイ鳴り、呼吸困難に陥ることも
ある。 要因はダニやカビなどのアレルギーが多く、子供の場合は9割、成人で
も5割を占めるといわれている。
複十字病院(東京都清瀬市)の“大田病院長”は「日本では成人の5%以上がぜんそく患
者と推測される」と話している。 小児ぜんそくは適切な治療を行えば、中学生
ぐらいでひどい発作がなくなり「6~7割は症状がほぼおさまる」(大田院長)。
成人では、子供のころはぜんそくと無縁だったにもかかわらず、30代以降に発
症するケースもあるそうだ。
こうした成人のぜんそくは、「適切な処置をしないと重症化しやすい。症状がなく
なるのも1割程度」(大田病院長)。 また成人は子供に比べて、アレルゲン(アレ
ルギーの原因物質)が特定できない例も多いという。 だが、早い段階で受診し、吸
入ステロイド薬などを定期的に使用すれば、症状をコントロールしながら、健康
な人と変わらぬ日常生活を送ることができるという。
埼玉医科大学の“永田教
授”によると「アレルギ
ー性の場合は、吸入ス
テロイド薬の薬物療法
で8~9割の患者は症
状が緩和する」。
ただし、炎症を抑える
ことで発作が起きない
ようにするステロイド
吸入薬は、症状が和ら
いだからといって使用
をやめるとすぐに効果
が失われる。 服用期
間を自己判断するのは
禁物だ。 重症になっ
た場合は、体内のエネ
ルギーを引き起こす物
質の動きを抑える抗体
製剤が使われる。 近年、注目されているアレルゲンの免疫療法は、「原因とな
るアレルゲンに対する体の反応(免疫反応)を長期間にわたり改善していく」(永田
教授)治療法だという。 皮下注射と錠剤による舌下免疫療法の2種類がある。
非アレルギー性のぜんそくが比較的多くみられることも成人ぜんそくの特色。
例えば、風邪やインフルエンザなどの感染症はぜんそく発症の引き金となる。
喫煙や受動喫煙、過労やストレスも発症を促す可能性がある。 さらに「欧
米の調査では肥満とぜんそくの関係も指摘されている」(大田病院長)という。
ぜんそくには「せきぜんそく」というタイプもあるそうだ。 せきが長く続く
症状が特徴で、ぜんそくに見られるヒューヒューなど音がする症状や呼吸困
難はない。 風邪と思って放置されることが多きが、適切に対処しないと、
様々な症状を引き起こすことがあるそうです。
せきぜんそくも、アレルギーのほか、風邪や気管支炎などが発症原因と考えら
れている。 気道が炎症によって敏感になることも共通する。 放置しない
ためには「目安として空ぜきが8週間以上続き、せき止め薬が効かないよう
なら、せきぜんそくの可能性を疑った方がいい。(永田教授)
ぜんそく同様に吸入ステロイド薬で症状は治まる。 効果が不十分ならステ
ロイド吸入薬と気管支拡張薬の配合剤が使われる。 1~2週間で症状が改
善することが多いという。
もし、アレルギー性のぜんそくやせきぜんそくを発症したら、こまめに部屋の
掃除や換気を行い、布団を干す。 原因となるダニ、ハウスダスト、花粉、
またペットの毛などを吸い込まない生活環境づくりを心がけたい。
また、症状を悪化させる風邪やインフルエンザにかからないよう、ワクチン接
種や外出時のマスク着用や帰宅後の手洗いは怠りなく守ろう。
なお喫煙者は禁煙することをお勧めします。 己や家族のためですよ。
追伸:昨日(21日)夕方17時36分ころから約3分くらい“野口聡一さん”
が乗っている国際宇宙ステーション(ISS)が南西の空から北東に
向かって動いているのをはっきり見ることができました。
アレルギー性が大半の子供と比べ、過労なども影響する成人は治りにくいとされる。
しかし早期の治療と予防で、健康な生活は保てるそうです。 いかがでしょうか?
気管支に慢性的な炎症が生じ、放置しておくと突然呼吸が苦しくなるなどの発作が
起きるぜんそく。 のどがヒューヒュー、ゼイゼイ鳴り、呼吸困難に陥ることも
ある。 要因はダニやカビなどのアレルギーが多く、子供の場合は9割、成人で
も5割を占めるといわれている。
複十字病院(東京都清瀬市)の“大田病院長”は「日本では成人の5%以上がぜんそく患
者と推測される」と話している。 小児ぜんそくは適切な治療を行えば、中学生
ぐらいでひどい発作がなくなり「6~7割は症状がほぼおさまる」(大田院長)。
成人では、子供のころはぜんそくと無縁だったにもかかわらず、30代以降に発
症するケースもあるそうだ。
こうした成人のぜんそくは、「適切な処置をしないと重症化しやすい。症状がなく
なるのも1割程度」(大田病院長)。 また成人は子供に比べて、アレルゲン(アレ
ルギーの原因物質)が特定できない例も多いという。 だが、早い段階で受診し、吸
入ステロイド薬などを定期的に使用すれば、症状をコントロールしながら、健康
な人と変わらぬ日常生活を送ることができるという。
埼玉医科大学の“永田教
授”によると「アレルギ
ー性の場合は、吸入ス
テロイド薬の薬物療法
で8~9割の患者は症
状が緩和する」。
ただし、炎症を抑える
ことで発作が起きない
ようにするステロイド
吸入薬は、症状が和ら
いだからといって使用
をやめるとすぐに効果
が失われる。 服用期
間を自己判断するのは
禁物だ。 重症になっ
た場合は、体内のエネ
ルギーを引き起こす物
質の動きを抑える抗体
製剤が使われる。 近年、注目されているアレルゲンの免疫療法は、「原因とな
るアレルゲンに対する体の反応(免疫反応)を長期間にわたり改善していく」(永田
教授)治療法だという。 皮下注射と錠剤による舌下免疫療法の2種類がある。
非アレルギー性のぜんそくが比較的多くみられることも成人ぜんそくの特色。
例えば、風邪やインフルエンザなどの感染症はぜんそく発症の引き金となる。
喫煙や受動喫煙、過労やストレスも発症を促す可能性がある。 さらに「欧
米の調査では肥満とぜんそくの関係も指摘されている」(大田病院長)という。
ぜんそくには「せきぜんそく」というタイプもあるそうだ。 せきが長く続く
症状が特徴で、ぜんそくに見られるヒューヒューなど音がする症状や呼吸困
難はない。 風邪と思って放置されることが多きが、適切に対処しないと、
様々な症状を引き起こすことがあるそうです。
せきぜんそくも、アレルギーのほか、風邪や気管支炎などが発症原因と考えら
れている。 気道が炎症によって敏感になることも共通する。 放置しない
ためには「目安として空ぜきが8週間以上続き、せき止め薬が効かないよう
なら、せきぜんそくの可能性を疑った方がいい。(永田教授)
ぜんそく同様に吸入ステロイド薬で症状は治まる。 効果が不十分ならステ
ロイド吸入薬と気管支拡張薬の配合剤が使われる。 1~2週間で症状が改
善することが多いという。
もし、アレルギー性のぜんそくやせきぜんそくを発症したら、こまめに部屋の
掃除や換気を行い、布団を干す。 原因となるダニ、ハウスダスト、花粉、
またペットの毛などを吸い込まない生活環境づくりを心がけたい。
また、症状を悪化させる風邪やインフルエンザにかからないよう、ワクチン接
種や外出時のマスク着用や帰宅後の手洗いは怠りなく守ろう。
なお喫煙者は禁煙することをお勧めします。 己や家族のためですよ。
追伸:昨日(21日)夕方17時36分ころから約3分くらい“野口聡一さん”
が乗っている国際宇宙ステーション(ISS)が南西の空から北東に
向かって動いているのをはっきり見ることができました。