農業じゆう人

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おにぎり

2018年10月11日 12時42分26秒 | 
   およそ2000年前の弥生時代に生まれたという「おにぎり」。
   魚や肉、和も洋も具材に取り込み、今や健康志向の外国人にも広がっているという。
   日本のソウルフードでありファストフードでもあるおにぎりの魅力はなに・・?

   どんなに混んでいても注文を受けてから握るおにぎり専門店があるという。
   札幌市内に8店舗を構える「ありんこ」。 創業38年。 創業時から努めているという
    87歳の女性が握り方を教えているそうだ。 握り方は「外はしっかり、中はふんわり
    と柔らかく。 南部社長は「お客さんの顔を見て手で握る。これがうちの生命線。待つ
    ことが苦手な人には向いていないけれど、苦情はないですよ」と話しているという。
     
   不動の一番人気は「チーズかつお」。 具材は17種類あるが、注文の約2割を占める。
   24年前に亡くなった妻が「洋風の具を合わせたい」と提案した。 以来、このシンプル
    な和洋折衷メニューが看板になったそうだ。 口の中で和と洋、海と陸の幸が絶妙に
    融合してほどける。最近は「北海道を訪れる外国人観光客が来てくれる」という。
   ホクレン農業協同組合連合会もおにぎりを売り込んでいる。 地下鉄などにステッカーを
    貼にぎりのり、秋以降PRしていくとか? “熊谷主食課長”は「好きな具を選べるの
    で外国人には寿司に近い感覚があるようだ。旬の食材を食べる文化を内外に広めたい」
    と話しているそうです。

   おにぎりの歴史は古く、1987年に石川県鹿西町(現中能登町)で、約2000年前の遺跡
    から炭化した米の塊が見つかったそうだ。これが最古のおにぎりといわれている。
   平安時代以降は武士の携帯食として重宝された。 江戸時代には弁当として旅人や農民の
    間で広がった。明治時代にのりを巻くスタイルが開発され、現在でで主流になっている。

   おにぎりを語る上で欠かせないのがコンビニの存在だという。 
   セブンーイレブン・ジャパンが78年にフィルム式の包装でパリパリのりの手巻きを商品
    化したことで、おにぎりはコンビニの主力になったといわれる。
   関西では味付けのりが主流で、同社は2006年に味付けのりタイプを大阪などに投入。 
   17年度に過去最高となる年22億個を売った同社は「健康志向の商品を強化したい」と
   五穀米などを使った商品に力を入れている。

   健康志向は外国人の心もつかんでいる。  海外に和食文化を発信しているアグリホール
    ディングス(東京・中央)はシンガポールとニューヨークにおにぎり専門店を構える。
   その名も「SAMURICE」(サムライス)。 梅やおかかなど伝統的な具材に加え、
    パクチーを加えたチキンやベジタリアン向けの独自メニューも人気なんだそうだ。
    “前田社長”は「おにぎりは和食普及の先兵」と位置づけ「健康的でおいしい携帯食。
     日本の農業や食文化と海外の顧客をつなげていきたい」と意気込んでいるそうだ。
   海外では「和食は高級」という印象が強い・・。 だが、おにぎりを国内外に広めている
    おにぎり協会の“中村代表”は「気軽に、歩きながら食べられる和食の塊」と表現。
    「世界中のあらゆる具材と発想を入れられる」と研究しているそうです。

   私の子供の頃のおやつは「おにぎり」でした・・とはいっても今のようなものではなく
   単なる握っただけか焼いた物=焼きおにぎり(味噌が付いていればいい方)梅干入りなど
   今から見れば「具云々」などということはなく、腹ペコを満たすだけのものでした。

   関連話題
    「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたのが2013年。 以降、和食の神髄
     ともいえるダシの人気も海外に広がっている。 うま味も「UMAMI」で通じるよ
     うになっているという。 アグリホールディングスのニューヨーク店では、コーヒー
     のようにドリッパーで抽出した‘かつおダシ’でつくるお茶漬けが人気だという?
     このダシ茶漬けはおにぎりで簡単にできる。  コンビニで好みのおにぎりを買い、
     ダシ汁をかけ、かつお節を散らす。 手軽だが立派な和食だと人気なんだそうだ。