Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブルの不思議

2014年12月14日 | ピュアオーディオ
「冷たい音」や「サ行がキツイ音」にはそれぞれ原因が有る。「冷たい音」はパワーアンプから出力される情報量にSPケーブルやSP箱内配線が負けて「整理した音」になる為「冷たく聴こえる」。「サ行がキツイ音」はケーブル類が貧弱だと云う事を教えてくれている。主に「電源ケーブル」が効いている。ラインケーブルでもそれは出て来る。

最も不思議なのはプリアンプ。使われているケーブルの最低のグレードに引きづられて音質が決まる。原因は「シャーシーアース」で、ここにも「音楽信号」が流れている。XLRケーブルでもアース線を馬鹿にしているとそのアース線のグレードに引きづられて音質ダウンする。これも「機器がシャーシーアース」となっているからだ。意外と「アース線」は信号が流れないと思われているが、若干では有るが信号が流れている。この「若干」が音質アップの上でかなりのウェートを占めて来る。

プリアンプの場合、例えばCDを聴いていたらテープラインはセレクターで外されていると思う。しかし「シャーシーアース」は同じなので「繋がっている」。CDラインに最上のケーブルを用い、テープラインにチープなケーブルを使っていたら、そのチープな音に全体の音が引きづられてグレードダウンする。当該機器を使っていなくても接続されているだけで音質ダウンすると云う事。

長らく「伝送ロス対策」に取り組んで来た結果、上述の様なノウハウを沢山掴んで来た。まだまだ不思議な事が有るので「原因の特定」をする為に観察して行きたい。