Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機械に振り回されない様に

2014年12月23日 | ピュアオーディオ
オーディオの趣味は奥が深い。長くオーディオマニアをしているからと云って、「良い音」が出ているとは限らない。30年、40年やっていて、高級機をずらり揃えていても大したサウンドになっていない場合が殆ど。何故だろう?機械に振り回されている方が非常に多い。機械を振り回すくらいの情熱が要ると思っている。

メインの仕事が有ってサブで趣味をしている。初めから「取り組み姿勢」に問題が有る様に思う。オーディオは殆どが「音楽を楽しむ」為のモノ。仕事の疲れを癒すのが目的で有るが、それも長じて行くと仕事と同じくらいハマり込んでやらないとモノにならない。

仕事の場合、4Mや原理原則を考えてやっているのに、趣味になるとそんな事は忘れて「電気」は良く判らないと逃避している方が非常に多い。もっと積極的に「電気」の事や「電気の原理原則」を知らなければ良いサウンドにはならない。

「良いサウンド」の基準は人それぞれにまちまちである。「好みが違うから」と片付けられている場合が殆ど。「音は人なり」と云う言葉も有るが、私は余り好きではない。「絶対音質」(客観的音質)は存在する。若くして良いサウンドを出している方もいれば、何十年やっていても「初心者」のままの方もいる。この違いは何だろう。「問題意識」の持ち方とトライする事への考え方の違いではないだろうか?あくまでも個人的所感である。