サブシステムの組み直しをしてアンプやケーブル類を一新した。その後のサウンドの変化は素晴らしく良い方向に変化している。BGMの様な聴き流すスタイルから「音楽」を楽しむシステムに変わって来た。
予備で眠らせていた管球プリ+WE101Dppアンプの組み合わせは音の厚みや表情が非常に豊かだ。このアンプの組み合わせなくては出ないサウンドだ。どちらのアンプも市販品では出せないサウンドを持っている。
今日は朝からラローチャの演奏するグラナドスのピアノ曲を聴いていたが、このCDを音楽性豊かに鳴らすのはなかなか難しいのだ。従来のサブシステムで有ったらCDを途中で聴くのを止めていたはずである。既に何度も同じ状態だった。それが「聴き惚れる」ぐらいの演奏になる。
ヒラリー・ハーンのバッハも濃密だ。メインシステムと遜色ない音の密度と表情だ。ただ残念なのはSP-70のユニットの性能が今一つ欲しい処。CDPのOUTPUTからSPユニットまでが同じケーブルで接続され、「一本のケーブル」状態になっているから、ストレスなく情報が伝送されている。詰まった感じを全く受けない。
プリアンプもパワーアンプもSP箱内配線、それらを接続する全てのケーブルも特殊な銀線で作り上げている。手間と時間とお金がかかっています。もう2度とやれないだろう。