Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

予備アンプを鳴らして見る その①

2014年12月10日 | ピュアオーディオ


先日紹介した予備アンプを久しぶりに音出しして見ました。ケーブル類はそこいらに転がっていた安物ケーブル類。時々使ってやらないと予備機にはなりません。今回は、管球プリ2号とWE101Dppアンプの組み合わせ。柔らかい光が良いですね。



鳴らしたSPはJBL#213PRO(10cmウーハー2ウェイ)。先程までノイマンW444STaラインプリ+SONY SRP―P2070の組み合わせで鳴らしていてアンプを切り替えて見ました。

ノイマン+SONYアンプの組み合わせは、元気が良く鳴りっぷりが良かった。これに対し管球アンプの組み合わせは「柔らかい」質感で有りながら、キレ込みも音数も数段上を行っています。一聴しただけでグレードの違いはどうしようもないくらい違います。

内部配線を交換していないのはSONYのパワーアンプだけ。W444STa本体部は集積度が高くてとても触れません。入出力と電源ラインのみ交換しています。管球アンプはプリもパワーアンプも「全ての配線」を特殊な銀線に交換済みです。一時このアンプで自宅のSP-707Jシステムを鳴らしていました。WE101Dの球をプッシュプルで使っても出力はわずか1W/ch程しか取れません。この出力の無さが「柔らかい音」の秘密だと思っています。またWEの本物の球は作りが良く「バルブノイズ」が有りません。量産化されるとどうしても作りが甘くなる様です。

内部配線を特殊な銀線に交換しているので、SN比は数百万もする最新のアンプと遜色有りません。真空管のアンプに限らず、TR型でもケーブルでノイズを拾っているケースが多々有ります。シールドアースを丁寧に取っています。本当に面倒くさい仕事ですが大事なポイントです。