Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SPケーブルについて

2014年05月19日 | ピュアオーディオ

ケーブルの善し悪しを判断する場合や、手っ取り早く「音質アップ」したい時は、SPケーブルに目を向けて見ると良い。

個人的に「SPケーブルで良いモノは、ラインケーブルでも電源ケーブルでも良い」と思っている。(伝送能力を揃える意味合いもある)色々ケーブルの実験をして見た結果である。

SPケーブルはケーブル単体で評価できる。ラインケーブルや電源ケーブルではプラグや半田の材質・加工精度等が音に影響を出して来るので、シンプルなSPケーブルの方が評価し易い。

簡単に「音質アップ」をしたいならば、SPケーブルを2倍・3倍の量(1本を2本へ、2本を3本へ)にすれば、「伝送能力」が上がって密度の高いサウンドとなる。これはケーブルの「断面積」を増やす事になる。異種のケーブルを使っても面白い。お互いの良いとこ取りが出来るし、「断面積の効果」も手に入る。何処まで「太くできるか?」・・・終点は無い。パワーアンプがどれほどの性能を持っているのか底がない程に感じる。出来るだけ太い程「伝送能力」は上がる。

SPケーブルは出来れば「Yラグ」を使った方が良い。「棒半田状態」では「固定力」がない。しっかり固定する事が大切。Yラグに複数の異種のケーブルを「半田付け」(鉛レス銀入り半田を勧める)して使うと面白いと思う。

現状のSPケーブルに他のケーブルを追加する場合、決してYラグに入る分だけではなく、Yラグの手前で接続しても同様の効果が得られるので試して見られたら良い。何事もやって見る事だ。「音質アップ」の方法は沢山有る。

ネットワーク方式よりマルチアンプ方式の方が「音数」(分解能・解像度等)が高くでる。それは、電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルの量が増える事なのかも知れない。もちろんアンプも増える訳だが、同じ様に「ケーブルの断面積を増やす」事がマルチアンプの方が数段上になるからだとも思える。