Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

部屋との付き合い方

2014年05月06日 | ピュアオーディオ

6chにして始めて常連のお客様に聴いていただきました。旧事務所の時のサウンドをご存知なので、それとの比較になります。

「DSPの4chのサウンドが殆ど判らない」と云うのが印象で、リアSPに耳をくっつける様にされて始めて鳴っている程度。音数や質感は旧事務所時代よりはるかに良くなっている事は判るとの事でした。「フッと音が面で出て来る感覚がまだ出ていない」。

部屋が狭い上にSPの間隔が取れず非常にデッドな環境なので、クラシックを聴くには「残響」が有った方が良いと云うのが私の結論です。2chSPの外側からサウンドが出て来ます。拡がりが有り、部屋が広くなった様な感覚と云えばわかりやすいでしょう。DSPの設定の問題は「どの程度か?」と「ノーマルポジションを作れるか?」になると思います。その為には地道な試聴の繰り返しが必要になると思います。

JAZZも余りに残響が少ないと「うるおい」が不足します。この部屋ではDSPシミュレーション(20通りある)で通常は「3番・4番のホール」ぐらいを使っていますが、7番のカテドラル(4sec)や8番のチャーチ(2.5sec)でも普通に聴けてしまいます。まあそれくらい「残響が少ない部屋」と云う事でしょう。

DSPを使って「残響」はコントロール出来ても、ライブ録音の「聴衆の拍手」をリアから出す術はまだ掴めていません。サラウンドやライブのシミュレーションも有りますので、これからパターンを使い分けて行ける様使いこなす事が大事だろうと思います。「出来る事と出来ない事」が出て来るだろうと思います。

現在畳敷きの6畳分を「板張り」にしたらどうなるだろうかと思案しています。これくらいならそう経費もかからず、自前で出来そうです。とにかく「低音部の残響」が欲しいですね。