Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

部屋の影響を改めて思い知らされる

2014年05月17日 | ピュアオーディオ

同じシステムを作りの違う部屋で使って見て初めて実感した。「部屋の影響」は非常に大きい。判っていたつもりであるが、ここまで効いて来るとは・・・。リスニングルームを作る時の基本的な要件が見えて来た様だ。

オリンパスシステムもグレードアップを一通り完了し、「音数や質感の改善」は終わったが、「元のサウンド」(旧事務所)には程遠い。何が違うかと云うと「低域の最低周波数帯域」(下の下の下・・・2段・3段の沈み込む低音)が出ていないのである。これはSPやアンプ類を設置している「床面」の強度が弱い事を意味している。システムは完成しているが、その能力を発揮させる「場」が出来ていない。部屋を作り替える事が要求される。「部屋を作る」と云っても、そう簡単に出来る訳がない。

今回の引っ越し(2回)で3ヶ所の「部屋の音」を経験した。その結果、どんな部屋にしなければならないかが見えて来た。今まで「部屋の性にしない」と云って来たが、それは「うるさい音」(聴き疲れをしない)が出ない様にする事だと思っていた。実際に「うるさい音」はしないのであるが、「低域の再現」に不満が出ている。こればかりは「部屋の床面の強度」がどうしても必要だと認識した。

「部屋を作る」のは簡単ではない。それでは今出来る対策は何が出来るか?対策を原理に基づいて考えてみる事にした。幾つかアイデアは有るが、どれも簡単には行きそうにない。簡単に「低域の改善」が出来る方法を探して見たい。