Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

EMT981のヒューズ交換

2009年10月08日 | ピュアオーディオ

9月14日からEMT981を使い始めていますが、この時に「ヒューズ交換」をしていますが、すべてのヒューズ交換が完了した訳では有りませんでした。
Emt9811

このEMT981にはヒューズが内部に6本、インレットの所に1本と合計7本使って有ります。前回は手持ちの4本を内部のヒューズのみ交換して使っていました。昨日、追加で注文していたヒューズが入荷しましたので交換をしました。
Emt9812

中のヒューズ2本を交換して終わりと思っていましたが、インレットの所にも何やら表示が有りますので開けて見ましたらヒューズが2本入れられるようになっています。1個は117V、1個は230Vラインの様ですので、実際に入っていたのは117Vラインの1個のみでした。昨夜は取りあえず「カイン・ラボの金メッキヒューズ」を入れましたが、本日昼に「フルテック製」のヒューズと入れ替えました。これでヒューズ交換はやっと完了です。しかし、沢山のヒューズを使って有ります。ヒューズ交換だけでも¥4000円×7本=¥28000円もかかります。

しかし、音質は「激変」に近い変わり方をしました。インレットの所の1本が最後のネックとなっていた様で、昨夜の「カインのヒューズ」に交換後でも相当大きな「音質改善」をしました。本日「フルテック製」に交換しましたが、概ねこのレベルより上の再生音が期待できそうです。

「音質改善」点は、
1)音数の増大・・・演奏者の数が増えました。
2)周波数レンジの拡大・・・低域も高域も伸びています。
3)音の拡散・・・SP間の音の密度が上がり、中央にセンターSPを置いている様な感じ。そしてSPの外側にも広がっています。・・・スケール感が大きくなりました。
4)音のなめらかさが向上・・・今までヴァイオリン群の演奏で有る特定の帯域で「カスレ」た様な所が有りましたがこれが大きく改善され聴きやすくなりました。
5)音色の透明感の増加・・・演奏者の動きや所作が判る様なリアルさが増加しています。

「ステップアップ電源」で117Vにするのと「ヒューズ交換」で伝導性を上げる事、各々の「電源ケーブル」のグレードを上げる事は「伝導ロス」をなくす・極小化の観点から同じ効果をもたらしますし、一体で考えなければならない事だと思います。ここで手抜きをすれば効果は半減でしょう。