先月ウーハーのLE15Aを#8000番台から#1000番台に交換してから、オリンパスシステムの音のバランスが崩れていました。2万番台から8000番台の時には有りませんでした。
LE15Aと云っても「#1000番台と8000番台は全くの別物」と云って良いほど違います。まず音の「音圧」が違うと感じました。LE15Aの公表音圧は96dBですが100dB近くある様に感じます。現にそのままでは中音や高音とのバランスが取れませんでした。現在は「中音」の音量をパワーアンプの方でUPさせ対応させています。チャンデバのボリュームでは4dB以上上げる事になります。
次に、「位相」が違うと感じました。#8000番台では#375と同期した様な位相でしたが、#1000番台は#375が遅れて出る様な感じでした。
一番変わっていたのは「音色」と「音数」でしょう。「音色」は非常に癖がなくD130(16Ω)の様な軽やかさとALTEC#515Bの張り出しを持ったような音色です。コルゲーションコーンでありながらノンコルゲーションのコーン紙のウーハーの様なサウンドです。一般に云われる「粘る様な低音」・「引きづる様な低音」は皆無です。
音数は「#375が負けるくらい!!」と云えば良いでしょうか。#375のコンプレッションドライバーを凌駕する「音数」のウーハーは初めてです。これまで#2215、2231A、2205A・B、ガウス#4583A、ALTEC#515B等のウーハーを試して見ましたが、まったく「音数」や「音の品位」が違いました。
導入から1ヶ月半経ってようやくユニットとして「活眼」してくれたようで、各帯域との音量調整も終わり、これから安心して使えそうです。