Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「オリンパスシステム」のバランスが取れて来た

2009年10月25日 | ピュアオーディオ

先月ウーハーのLE15Aを#8000番台から#1000番台に交換してから、オリンパスシステムの音のバランスが崩れていました。2万番台から8000番台の時には有りませんでした。
Hyl21

LE15Aと云っても「#1000番台と8000番台は全くの別物」と云って良いほど違います。まず音の「音圧」が違うと感じました。LE15Aの公表音圧は96dBですが100dB近くある様に感じます。現にそのままでは中音や高音とのバランスが取れませんでした。現在は「中音」の音量をパワーアンプの方でUPさせ対応させています。チャンデバのボリュームでは4dB以上上げる事になります。

次に、「位相」が違うと感じました。#8000番台では#375と同期した様な位相でしたが、#1000番台は#375が遅れて出る様な感じでした。
Le15a10001

一番変わっていたのは「音色」と「音数」でしょう。「音色」は非常に癖がなくD130(16Ω)の様な軽やかさとALTEC#515Bの張り出しを持ったような音色です。コルゲーションコーンでありながらノンコルゲーションのコーン紙のウーハーの様なサウンドです。一般に云われる「粘る様な低音」・「引きづる様な低音」は皆無です。

音数は「#375が負けるくらい!!」と云えば良いでしょうか。#375のコンプレッションドライバーを凌駕する「音数」のウーハーは初めてです。これまで#2215、2231A、2205A・B、ガウス#4583A、ALTEC#515B等のウーハーを試して見ましたが、まったく「音数」や「音の品位」が違いました。

導入から1ヶ月半経ってようやくユニットとして「活眼」してくれたようで、各帯域との音量調整も終わり、これから安心して使えそうです。


無駄な事をしたなあー・・・。

2009年10月25日 | ピュアオーディオ

CDPの「音質改善」として3年前くらいに「マスタークロックの交換」をスチューダーの3台のCDPにサウンドデンさんでしました。確かにその時点では「音質アップ」をして良かったのですが、「根こそぎ良くなった」感じはしなかった。

今回ステップアップトランスの導入(良いトランスを探すのが大変)をしていて、117V化する事により「根こそぎ」良くなったと感じます。

本来の電圧にする事はもちろんですが「ステップアップトランス」の「音質」に与える影響は非常に大きいです。

3年前はまだ「電源」関係の実験をしていなく「ノウハウ」も希薄で、「無駄な事」をしたなあー・・・と今は後悔しています。しかし、何事も「やったからこそ」見える事が有ります。

マスタークロックの交換をした費用は合計で20万円を軽く超えます。この金額が有れば欲しいCDPが1台手に入ります。今になって見ればもったいない事をしたと思います。

今回「ステップアップトランス付き電源タップ」を作成しましたので、「電源タップ」も不要になり大幅なコストダウンと「音質アップ」が出来たようです。

2セット目のPMC-1001EZも昨日入荷しましたので次週は作成に取り掛かります。