Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

真夜中オーディオと管球アンプ

2009年10月04日 | ピュアオーディオ

一般のサラリーマンの方は仕事が終わってから「深夜」に音楽を楽しまれる方が多いのではないだろうか。かく云う私もサラリーマン時代も現在も「真夜中オーディオ」をやっているのです。それもリビングですので環境はあまり良くありません。

冷蔵庫のモーターの音や蛍光灯の音等が有りますが、こちらは静音型にする事で幾分軽減できます。ただどうしても我慢できないのが「オーディオ装置」からのノイズ。管球アンプの音色の良さや音の厚み等良い所もあるのですが、一般の管球アンプでは「ノイズ」が気になります。これが気になると「音楽」どころでは有りません。

管球アンプを昼間事務所で鳴らしていてもちょっとくらいのノイズは我慢できます。しかし同じ状態でも「真夜中」では「致命的」です。「ノイズ」と一口に云っても「誘導ノイズ」、「コモンモードノイズ」、「トランスの唸り」、「バルブノイズ」と原因が色々有ります。

「管球アンプを何とか自宅で使えるようにしたい!」と思って、「Trail仕様」の管球アンプを作りました。「誘導ノイズ」対策は「ケーブルのシールド性」、コモンモードノイズは「アースの取り方」、「バルブノイズ」は真空管自体が発するものですので、「バルブノイズ」のない球を探すしか有りません。色々な球のアンプを買っては放出を繰り返して300Bは諦め、6L6系の球とSTCやムラードの球に行き着きました。バルブノイズのない球は他にも沢山あると思いますが、私の場合「縁」がなかったのだと思っています。

これらをクリアして「自宅の真夜中オーディオ」を作っています。現在では聴感上気になるノイズは有りません。しかし、予備球との差し替え時には非常に気を使います。真空管は使い始めの初期にノイズを出して、徐々にノイズがなくなって行くようだからです。


ステップアップトランス付きの電源タップ

2009年10月04日 | ピュアオーディオ

CDPとプリアンプの電源を117V化して使おうと考えて、ステップアップトランスを作りましたが「ムダ」が有るようです。CDPやプリアンプ専用とすると現在使用している「電源タップ」との併用になります。

100Vの入力をインレットでする訳ですのでここで100Vラインと117Vラインを分けてコンセントを作りますと「ステップアップトランス付きの電源タップ」が完成します。こうしますと既存の電源タップが不要になります。

なぜ?電源タップとステップアンプの併用を嫌うかと云いますと「電源ケーブル」が1本余分にいるからです。4つのメインシステムの電源にはフルテック「FI-50」のプラグ・インレットを使っています。このFI-50は1セット¥5万円もします。既に合計22セットを使っています。更に4セットを追加するだけで20万の出費を覚悟しないといけません。またコンセントも1個約15000円のものを使っていますのでこちらも6個増設となりますと¥9万円の出費となります。「ステップアップトランス付きの電源タップ」となりますとこれら合計約30万円の出費がゼロで済みます。

木製の木箱の電源タップは「リンホフ工房」製で既に確認をしていますので、音質も悪くありません。むしろ金属カバーのタップより柔らかい音質で気に入っています。

早速明日から作り直しに入ります。

ところで、「アキュフェーズ」のアンプ群は電源電圧が100V,117V、220V、240V対応と表記してあります。今までは盲目的に「100V」で使って来ましたが、「117V」で使って見ようと思っています。この件に関して既に実施されている方が有れば「経験談」をお知らせください。