Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

業務用ステップアップトランスの音質確認

2009年10月09日 | ピュアオーディオ

今回購入した4セットのステップアップトランスで唯一の業務用トランスの音質確認をしました。
Ihara_120v0
このトランスの購入の魅力は「120V」が取れる事です。
Ihara_120v1
見た目はシンプルでコンパクトですが12Kgもあり、かなり重いトランスです。
Ihara_120v2
取りあえず、120Vを2口取れるように組んで見ました。
Ihara_120v3
配線ケーブルは「SCS-34 ルシファー」です。コンセントもフルテックFI-D20A(R)です。
Ihara_120v4
この配線の「極太」さが判るでしょうか?
Ihara_120v5
背面から見ますとこの様になっています。
Ihara_120v6
音質の評価はマッキン MC2600に繋いで実施しました。

トランスの唸りが結構大きいので採用はしませんが、「音質確認」はしておこうと思って組んで見ました。
その音質は「120V」が効いているのか「トランスの重さ」が効いているのか?
音のキレが上がり、高域も伸びています。音が弾んで聴いていて心地よいものです。やはりマッキンは117V近くの電圧で使うように出来ています。これなら十分使える音質です。


良いステップアップトランスとは?

2009年10月09日 | ピュアオーディオ

昨日3セット目のステップアップトランスが出来上がりました。今回は1000VA(1000W)用トランス(2.8Kg)を使ったものです。前2セットは1500VA(1500W)用トランス(4.6Kg)を使いました。いずれのトランスを使っても117Vを確保しています。木箱の外観はまったく同じです。
117v1

昨夜「苦痛」(プラグの馴染みを取るのに最低5時間かかります)に耐えて試聴を致しました。しかし、いくら待っても「音質」が伴いません。

おかしいと思って元の1500W用と入れ替えると「音質」が違います。唖然としました。1500W用では「音数」が増えて「空気が漂う」様な質感が出ますが1000W用ではそこまで行きません。

ステップアップトランスで117Vを確保してCDPの「音質アップ」を目指していましたが「使用するトランスで良くもなり悪くもなる」と云う事実を再認識しました。

ライントランスの時に「トランスの大きさ」で「スケール感」や「音数」が変わる事は教えられましたが今回も「やはり」そうでした。「軽薄短小」では「音質確保」は難しいですね。

今回作った3セットのステップアップトランスは、100Vライン2口と117Vライン2口の計4口の「電源タップ」に作りました。100Vラインはインレットから直接分岐していますのでトランスを通っていません。117Vラインのみトランスを通っています。

接続した機器も、CDPのEMT981のみ117Vでプリとパワーアンプは100Vで使っています。同じ条件でトランスの容量のみ異なります。トランスのメーカーも同じメーカーです。

今回の試作はあくまでも「音質」が評価の主目的です。何セットかを作らないと「傾向」(トレンド)が判りません。システムを1セットしか持っていない方ではこの様な実験は無駄に見えるでしょうが、6セットもパラレルにグレードアップさせるには「知識」と「技術力」が必要です。その為には「実践」して見ないと判らない事が有ります。