二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

春の陽射し

2008-04-12 16:53:40 | 徒然に想う
まったく、こんな天候のことを花曇りって言うんだろう。暖かくって、風も穏やか。枝垂桜や紫木蓮、チューリップにスイセン。他にも…、花が咲き乱れている。見上げると真っ青な空とはいかず、ところどころ薄い青みがかった所もある淡いクリームの曇り空。若い葉を通して見える陽射しも、まろやか。

西高東低で日本列島は、低気圧と高気圧とに挟まれている。また今夜から下り坂。明日一日中雨の予想になってしまった。CCRのために外出は控えめにするつもりだから良いけど、休みの日は晴れていて欲しい。

穏やかさと暖かさに誘われて、午後二度目の散歩。いつも川に当たると東へ左折するところ、右に曲がって上流に向かって歩いてみた。まったく違う情景。最近の護岸工事は一見何も手を入れて無さそうに見えるが、しっかりと。まるでナチュラルメーク。雑木林に紛れ込んだら、カタクリは咲いているし、ニリンソウも。いやはや、長年住んでいて何を見たんだろうね。

若葉

2008-04-11 13:16:23 | 徒然に想う
気のせいか、昨日の雨で葉がまた大きくなったよう。これ位の葉の色もいいんだけど、今日暖かさと日差しが戻り、さらに緑色を増してくれないかと期待。明日が楽しみ。

前に書いたかもしれないが、ここで使っている写真、全て携帯で撮っている。だから、けっこうシャッター・チャンスを逃がしている。悔しいったらありゃしない。で、思い切ってデジタルの一眼レフを買ってしまった。使い方を修行中。まだ慣れないから散歩に持ち出していないが、楽しみでしょうがない。

また、検査の日が近づいてきた。今回はいやな結果になりそうな予感。不摂生していないとは言えないし、関わっているプロジェクトが余りにひどい内容でストレスがかかって仕方ない。再発だけは御免こうむりたい。結果を楽しみにとはいかぬ。

さてさて、若い葉とデジイチ初心者、どんな成果になることやら。我がことであるが楽しみ。

春梅雨?

2008-04-10 07:05:33 | 徒然に想う
今週は、まったく梅雨にでも入ってしまったのだろうかと思えるくらい雨が続く。しかも2月下旬や3月上旬の気温ときている。どうしたんだろうかねぇ。

こう暖かいはずの時に寒くって、大学に入った年、東北のS市で初めて一人暮らしを始めたときのことを思いだした。4月の新歓の花見の時は、寒くてブルブル震え暖かい関東の花見を懐かしく思い。だいたい、GWをすぎたってのに、名古屋、神奈川や埼玉などから集まってきた同級生が集まると、ダウンを着てたり、ドテラを羽織っていたり。姿を見ないと酒を持っていけば、コタツに埋もれていたりした。1983年のことだ。


そのときの同級生からこんなことを言ってきた:

目はまだ見えないはずなのですが、こちらを見つめるつぶらな瞳がたまりません。自分の赤ちゃんがこれほどいとおしいと感じられるとは思いませんでした。

第一子誕生の知らせだ。暖かいオヤジの台詞。おめでとさん。

幽閉?

2008-04-09 09:21:14 | 徒然に想う
駅に向かう人たちが必死に傘を抑えている。雨、風がすごかったとアナウンサーと天気予報のお姉さん。車窓から見える桜並木も見る影もない。そういえば、公園では、桜だけじゃなく、いろいろな木々がせっかく広げ始めた葉を落とされてしまっていた。

しかし…、昨日そんなにすごいとはこれっぽっちも思わなかった。確かに傘を使ったから雨は降った。風はというと、その感覚がない。強かった?って位。体感しなければわからないとは言わぬが、それではどこか去年の秋と同じ。幽閉されていないのに、なぜわからなかったんだろう。

田んぼ、もう水を引いた?雨がたまってたまたまそう見せているだけか。待てよ、庵主の住む町あたりでは確か連休あたりに田植えをしていたような。となると代かきの準備、早いなぁ。

もっともっと、自然の息吹を身近に感じるようになりたい。何が解放させないだろう…。解放される時が来るんだろか。

散歩に行けない

2008-04-08 16:27:31 | 徒然に想う
この季節、よく本州南岸をなめるように発達した低気圧が北上する。今朝も、おかげで、昨夜からの大雨が続く。風も強くなるというし…。天気予報では金曜日あたりも雨。

桜の花は終わりだろう。かわって、若い葉が楽しませてくれるが、確実に季節が過ぎた。おちおちしていたら、変わる早さに置いていかれてしまう。やばい、やばい。

ああ、ところで、季節って、こんなにめまぐるしくかわっていたんだっけ?

振り向きざま

2008-04-07 09:23:52 | 徒然に想う
花散らしの雨が降るという。ただでさえかなり散っていて、風だまりには花びらがたまって桜餅のよう。川面にも可憐な薄いピンク色。いよいよ春も終わりか。ツバメも飛んでいる、夏に向けてスタート。

先月の診察からプレドニン2.5減って12.5mgに。まだ以前のようにいかぬ。ただ、それだけ減ったインパクトが最近出てきた。花粉症が抑制されなくなってきた。先週後半から朝起きがけにくしゃみの連発。プレドニンとはまだまだ、向き合っていかなくてならぬ。

道端にいた猫、立ち止まって見ていたら脇によって来た。ズリッと左側から背後へ。振り向きながら手を伸ばしシャッター。また、知り合いが増えそうだ。

何に向き合っている?違うんじゃない?焦りや寂しさ虚しさなどの入り混じった複雑な思い。

カタクリ

2008-04-06 08:58:12 | 徒然に想う
先週神社脇にある展望台で一休みしていたとき、小母さんが上がってこられ、質問してきた。「この辺りにカタクリが咲いているところが有るらしいけど、ご存じないかしら? 何回か来ているんだけど、分からなくって」「すみません、私もちょっと。」

内心、実は驚いた。カタクリって確か、自然林で、しかも清流があったりするようなところに、ひっそり咲く。あるいは、人間がしっかり手を入れ咲かせるために移植したところ。まさか、そんな質問を受けるとは思ってもいなかった。

歩き出してみると、庵主の住むあたり、結構緑が残っている。何度も話した段丘面の雑木林から神社の森、メジロに雉にウグイス。清流とは決して言えないが川がって、カモたちが遊ぶ。

いやいや、なるほど。しかも、カタクリだけじゃない。白い白いニリンソウの群生も一緒だ。ほんと、こんなところにあるなんて思いもよらなかった。なかなか捨てたもんじゃない。

ムシ

2008-04-05 10:04:23 | 徒然に想う
南に川に向かっていく途中、畑の中、ふと東を向けば40分前に上った朝陽の右に幻日。ちょっとコースを変えてみようと、入った小道。数日前ヒバリに誘われ曲がろうとした道だ。

すぐに川につきあたる。きれいに護岸が整備されている。電柱の住所を見ると東京都。都下の小さな市だが、埼玉県の庵主の住む市とは違い、さすがに資金を持っている。市境で差は歴然。東京側は城壁風に石を組んだり、雪柳やいろいろな植栽が植わっている。一歩埼玉に踏み込むと、ただ土手に金網フェンスだけ。勿論、どっちがいいか悪いかの話じゃない。違いがあるんだということ。散歩者が多い。

川の脇を歩くと、ポワ、ポワとタンポポの産毛ではなく、風に流されているんだがどこか意思を感じさせる物が浮かぶ。カゲロウ? 散り始めた桜の枝に、まれに細い細い糸。蜘蛛たちが飛ぶのにつかっただろう。虫たち、しっかり足音を忍ばせながら蠢いていたんだ。

万物発して

2008-04-04 09:44:27 | 徒然に想う
清明、二十四節気。万物が清々しく明るく美しいころとされる。中国の古い暦の書に「 万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と。日々目の当たりにしている、正体が判らなかった草木が、一気に花や若葉を広げることで再びアイデンティティを取り戻していく様。その爆発力、正にこの清明たるを表しているかのよう。時々刻々、美しさがましていく。

ふと、日長一日、ゆっくりそんな様を観ていたくなった。

あたごやま?

2008-04-03 09:30:01 | 徒然に想う
マンションの玄関を出てしばらく行くと畑の中の道になる。すると、あたりの野辺の賑やかなこと、賑やかなこと。頭の上では、ヒバリが、ピィチク、パァーチク。足元を見るとツクシがニョキニョキ。頭を上げ見渡せば、南に向かい右手から左手にかけ川岸に沿って桜が満開。東が正面になると向こうに雑木林。チラチラ桜にモクレンが混ざり。左手、畑をはさんで段丘面の林。その若葉の輝きの色とりどりなこと、まことに春が満ちあふれんばかり。

桜のトンネルに入ると、満開の中。ヒヨドリ、オナガが枝から枝へと遊べば、ヒラヒラと。風が吹けばキャッキャッと舞い踊る。天使達が取り巻いてきて、遊ぼうと誘う。

ポチッと手の甲に何か当たった。一片の花びら。春の夢から目を覚ました。さぁウォーキング・モードにスイッチオン!