二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

造られる

2008-04-30 09:34:11 | 徒然に想う
靴が朝露に濡れる。草がラメを引いたように輝き、木々は多種多様な緑に取り囲まれて。暑くなってきた。夏日になる。

天気予報の後、番組の特集で、野菜工場を取り上げていた。増えるのだそうだ。中国の餃子に農薬が混入していた事件で象徴されたように食の安全、食材の安定供給は重要課題。それを解決するのが、野菜工場だから。

朝、圃場で作業をされている方がいた。路地物に農薬。以前伺ったところ、出荷までに、一度二度やるかやらないかだそうだ。時季に旬に近い物が提供される。工場の野菜は一切無農薬の水耕栽培。農薬は使わぬが化学肥料などの薬漬け。しかも温度一定に制御。真冬にトマトやキュウリが市場に出せる。

いいんかなぁ、安全・安定を考えるあまり…。変な方向に向かっている気がするのだが。朝露は造られたものではない。だから濡れても全く気にならない。