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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

iPhone 7月11日発売

2008-06-11 12:56:05 | eLearning
なんとか、すぐに手に入れたい。

eラーニングの可能性をみたいというビジネス的な観点もありますが、なにしろ、自分の携帯として使ってみたいという気持ちも大きい。

現在わたしが使っているのは、モトローラのM1000です。番号もすべて画面のタッチで入力します。無線LANやアウトルックとの連動、ワード、エクセルが読めるなど、iPhoneにかなり近い機能があります。


eラーニングで修了率95%

2008-06-11 10:44:05 | Netlearning,Inc.
ネットラーニングの受講生の5月の修了率は、95%となりました。

ネットラーニングのように年間に100万人が受講するような規模で、これほど高いeラーニングの修了率を実現している例は、みあたりません。

使われる、結果を出すeラーニングが、ネットラーニングが提供するeラーニングの基本です。そのうえ、満足・たいへん満足をあわせて90%近い満足度です。

さらに、修了率をかぎりなく100%に近づけることをめざします。


eラーニングと修了率

2008-06-10 09:36:40 | eLearning
eラーニングの学習効果を測定する重要な指標のひとつに、修了率があります。

学習されなければ、効果を上げようもありません。しかも、自学自習であるeラーニングで、多くの人が最後まで学習することの難しさは、通信教育の修了率の低さからも推定できます。

実際、日本で普及し始めた当初、「つかわれないeラーニング」が急速な普及を妨げる要因にもなっていました。

一方、わたしどもネットラーニングのeラーニングは、修了率が圧倒的に高い「使われるeラーニング」「結果を出すeラーニング」として、顧客企業の高い支持をいただき急成長してきました。

ネットラーニングのこの5月の修了率は、すべてあわせて95%になりました。年間100万人があらたに受講するような大規模なeラーニングで、平均でこれほど高い修了率を実現している例はないでしょう。もちろん、業務研修で100%近い修了率を実現している事例もたくさんあります。

いかにしてこのような高い修了率を実現しているのか?

まず、eラーニングのコンテンツを販売するのではなく、サービスとして教育研修を提供しているビジネスの基本構造のちがいがあります。ネットラーニングのビジネスは、コンテンツやLMSを販売する販売業ではありません。販売するなら、顧客企業との契約と納品で終了ですが、わたしたちは、契約がスタートです。大多数の受講生がしっかり最後まで学習できるようサポートいたします。

コースウエアの設計も、学習プロセスの設計を重視します。また、ラーニング・センターという学習サポートの組織が学習支援をします。多くのコースで、担任制のチュータも徹底した個別指導を行います。

修了率は、eラーニングのキーワードの一つです。


堤未果著『ルポ 貧困大国アメリカ』

2008-06-09 22:12:18 | 読書/新聞/映画など

きょうの朝日新聞に、「英国 どん底から改革」という記事がありました。

「一時期は、医療崩壊に直面していた英国が、いま再建をはたしつつある。」という。

「外来患者なら診察まで半年待ち、入院患者なら2年間まちが当たり前。『けがで救急搬送されたら、治療まで2日間待たされた』といったニュースが流れた」イギリス。

97年から、「外来は13週間以内、入院患者は20週間以内」!!という目標を提示して改革に着手。

ほぼその目標は達成できたという。入院患者が2年も待たされたら、みんな死んでしまう。 でも、改革成功でも、外来の診察待ちが13週間!

世界で、レーガンとサッチャーがはじめたアメリカとイギリスの市場主義を追いかけているのは、日本だけ。その3国の医療崩壊はすさまじい。

日本の医療崩壊がどれほどすさまじいか、それを政府がどれほど確信をもって推進しているか、『誰が日本の医療を殺すのか』本田宏著(2007年9月21日、洋泉社、780円+税)に詳しい。おそろしくなります。
アメリカの医療崩壊がどれほどすさまじいかは、『ルポ 貧困大国アメリカ』堤未果著(2008年1月22日、岩波新書、700円+税)に詳しい。日本が、さらにどこまで崩壊していくのか見えて、おそろしい。

さいわい日本は、一周遅れでおいかけているのだから、すでに破たんしている米国や英国の様子を教訓にすべきでしょう。 まだ、いまなら間に合う。


アメリカに逆上陸

2008-06-09 20:01:37 | eラーニング市場
ASTDの感想のなかで、アメリカのeラーニングと日本のeラーニングが違う方向にむかっていること、したがって、アメリカのeラーニング企業が日本に上陸する脅威がなくなっていることを書いてきました。

では、日本のeラーニング会社のアメリカへの上陸はありえるのでしょうか。

わたしは、チャンスありと考えています。

以前、警備事業の日米比較を考えてみたことがあります。日本の警備会社の基本的なビジネスモデルは、セコム創業者の飯田亮さんが作り上げたものです。機械を設置し、オンラインで警報が伝えられれば警備会社の社員が駆け付ける。つまり、サービス業です。それをはっきり示す警備「保障」という言葉は、飯田さんの創作です。アメリカの警備会社は、機械を設置するだけです。警報は、警察や消防へ行く。いわば、センサーの販売会社です。アメリカ型のビジネスでは、だれでも参入することができるので、競争が激化し、だれも群を抜いたナンバーワンになれない。日本型の警備保障ビジネスでは、全国で社員が駆け付けることができる数社だけが大企業に成長します。

日本型警備保障ビジネスは、アメリカでも、世界各地でも大きなビジネスチャンスをもっています。

日本型の、修了「保障」eラーニングは、アメリカにも普及する可能性があります。教育サービスとしてのeラーニングです。




東京都交響楽団の演奏

2008-06-08 21:37:53 | 島の生活
昨日は、八丈島三根小学校の体育館で、東京都交響楽団の弦楽四重奏、金管五重奏を昼と夜にきく機会がありました。

音と演奏がすばらしかった。

午後は、小中学生を中心に、楽しい演奏。会場のこどもたちから3人が名乗り出て、指揮棒をふらせてもらったり、かれらにとって一生に残る経験もしていました。

夜の本演奏も、楽しみにしていた島民が、席をうずめて聴き入りました。昼と夜とあわせて500人ほどが本物の音楽に触れる機会を楽しみました。

実は、台風の影響で、船で送られたコンテナ3つ分の楽器が到着しないというハプニングがあり、フルオーケストラで東京都交響楽団のすばらしい演奏を聴くことができるという機会が失われていました。4日にはそのことがわかっていたので、その後の対策について受け入れる側の判断が適切だったかという問題はのこります。

それでも、指揮者の小泉さんをはじめ、管弦楽のかたがたにおいでいただき、島民や子供たちにとって、すばらしいものであったと思います。

来年には、もういちど、今度こそはフルオーケストラで演奏するために来島いただけるということなので、楽しみです。

また、小泉後援会の方がたや、小泉ご夫妻との歓談の機会もすばらしいものでした。


米eラーニング企業上陸の脅威はない

2008-06-06 09:48:02 | eラーニングビジネス
1999年から2000年にかけて、ネットラーニングは、米国の代表的なeラーニング企業と提携交渉をしました。かれらも爆発的に急成長するプロセスにあり、ベンチャー企業としてお互いに共感をもちながらの交渉であり、いったんは合意にいたりました。

しかし、アメリカのeラーニング市場のあまりに急速な拡大のなかで、かれらから実施を半年延ばしてほしいという要請があったとき、ネットラーニングは独自にビジネスを発展させることを決断して現在にいたっています。

当時、だれもが、米国のeラーニングを日本のeラーニングが追いかけていると認識していました。わが社もおなじように考えていました。

したがって、提携をうちきったとき、逆に、アメリカのeラーニング会社の日本上陸の脅威をよく分析せざるをえなかったのです。その脅威を感じていました。

それから数年後、2002年のころ、わが社は、次第に日本的なeラーニングとアメリカ的なeラーニングに大きな違いがあることに気がつき始めました。アメリカはわれわれに先行しているのではなく、ちがう方向にすすんでいるのです。総体の文化や企業文化におおきなちがいがあります。

であれば、アメリカeラーニング会社の日本への進出は脅威にならない。

その判断は、それ以降のプロセスで証明されています。


米国eラーニングは先進事例ではない

2008-06-05 20:45:25 | eLearning
アメリカの有力なeラーニング会社は、1996年に設立されたものが多かった。

日本でeラーニング元年をむかえた2000年ころには、日本のeラーニングは、アメリカより3年は遅れているという状況でした。アメリカは、3年後の日本の姿であり、お手本であると。したがって、ASTDなどにも、日本からこぞって参加しました。

しかし、2002年ごろから、次第に、日本的なeラーニングとアメリカのeラーニングはかなり違うのではないかという見方がうまれはじめました。

であれば、アメリカにお手本をさがしてもうまくいかないことになります。

その見方を裏付けたのは、米国のeラーニング会社の日本上陸の失敗です。

アメリカのeラーニングと日本のeラーニングは、ちがう方向にむかっている。どちらが先行しているという関係にありません。そのような観点から、ASTDのセッションや展示会をみると状況がよくわかってきます。

逆に、お手本をさがしにASTDに行っても、みつからないことになります。

(いま、東京にもどりました。)



名前をかえたASTD

2008-06-04 22:08:12 | eラーニング市場
ASTDの火曜日のセッションがすべて終了しました。いま、午後11時半です。明日、3人で帰国します。

ほとんど、10年間にわたってASTDの流れを見てきました。eラーニングに沸いた時期は、いまからでは、想像もできないほどのブームでした。その後も、eラーニングの流れは、毎年毎年目立った変化をみせ、プレイヤーを変えながら、着実に定着しています。

ASTDの名前の変更も印象的でした。変更されたのは、ちょうど、WBT(Web Based Training)という言葉がが死語になり、eラーニングにとってかわられたころです。”Training"から”Learning"へ大きなコンセプトの転換をもたらしたのは、eラーニングの普及です。
eラーニングは、教育研修の基本コンセプトに大きな衝撃を与えました。

その中で、ASTDは、団体の名称を変更したのです。
ASTDのフルネームにはいっていた”Training and Development"という言葉を捨てることにしました。しかし、伝統ある名前を大切にするために、ASTDという略称を正式な名前にしたのです。現在、ASTDにフルネームはありません。

その前の名称の大会と、名前をASTDに変えた大会に連続して参加して、とても新鮮な印象をもちました。

ラーニングへ!!学ぶ側に主体が移ったのです。eラーニングこそは、ラーニングです。

余談ですが、「インストラクショナル・デザイン」は、eラーニングのラーニングという本質に反する概念です。eラーニングにあるのは、ラーニングであって、インストラクションではありません。eラーニングの本質にそうものは、「ラーニング・デザイン」です。こんなことは、あたりまえのことです。




本日の日経産業新聞にwiwiwの記事

2008-06-04 15:58:19 | 育児休業者支援 wiwiw(ウイウイ)
きょうの日経産業新聞に、wiwiw(ウイウイ)が、育児休業者の職場復帰支援の新しいサービスをはじめたことが、大きな記事になっています。

育児休業中の社員が出社して交流したり講演に参加したりする機会を提供するものです。wiwiwのサービスをご利用の企業から多くの要望がよせられていたものを実現いたしました。

wiwiwをご利用でない企業にも提供いたします。