eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

イーラーニングワールドで講演

2007-07-30 12:52:53 | Netlearning,Inc.
東京ビッグサイトで8月1日から開催されるイーラーニングワールドも、あと数日にせまっております。

この会場で、3日お昼の12時から12時45分まで、わたしも講演いたします。

昨年は、会場にはいりきれない方々が周辺でも多数お聴きいただき、たいへん関心をもっていただきました。ことしも、最新のeラーニングの動向やネットラーニングのビジネス展開などをお話いたします。

よろしければ、ぜひ、お立ち寄りください。

ことしのeLearning World 2007の特徴は、事前の招待状のお申し込みがたいへん多いということです。かつて経験したことがないほど、ネット上や直接も、お問い合わせと申し込みをいただいています。


ケルトの風に吹かれて

2007-07-29 20:40:41 | 読書/新聞/映画など
辻井喬、鶴岡真弓の対談『ケルトの風に吹かれて』を読みました。北沢図書出版、1994年12月24日刊、2,500円+税

ハリーポッターとダヴィンチコードを読んで、ブッシュ大統領の基盤であるキリスト教原理主義や米国の覇権という考え方に、ヨーロッパからのメッセージを受け取った感じがしました。

キリスト教にとって悪魔である魔法使いが主人公のハリーポッターも聖杯伝説とかかわるダヴィンチコードも、イギリスとフランスというヨーロッパを舞台にしている。

触発されて、『マーリンⅠ 魔法の島フィンカラ』主婦の友社、を偶然読みました。史上最大の魔術師マーリン。こども向けのファンタジーですが、ここではじめて、ケルトの伝説を知った。

続けて、『ケルトの神話』などをたてつづけに読みながら、ケルトに次第に関心を強めてきました。その間、ケルトの本を10冊ほど買いためて。

今読み始めているのは、原聖著『ケルトの水脈』(興亡の世界史 07)です。

読みながら、しだいになぜケルトにひかれるのかわかってきました。日本の縄文文化に通じるものも感じています。

高い文化をもち広く栄えながら、組織力を拡大し武力や権力に関心をもつ集団にあっさり負けてしまうという点で、辻井喬は、大和朝廷に征服された大国主命に似ているという。

辻井喬は、「近代知」以前にあった多様な文化、そのひとつの文字をもたなかったケルトの文化のなかにも、創造性を失い低迷し不毛な揺れ動きの中にある日本の文化の現状から抜け出すなにかをつかもうとしている。




アンデスのミイラ

2007-07-28 17:08:19 | 読書/新聞/映画など
『失われた文明 アンデスミイラ』NHK出版、2007年6月30日刊、1,600円+税 を読みました。『インカ』『マヤ』とあわせて3部作読了しました。

皇帝や国王のものでなく、深く民衆の生活にも根付いたミイラ文化です。

前に読んだ、『インカに眠る氷の少女』二見書房、2007年2月25日刊、2,200円+税 の強い印象が残っていたのですが、より理解を深めることができました。この本で紹介されている6,000メートルをこえる山頂近くで発見された少女は、インカのいけにえでした。冷凍されて残ったミイラは、「まるで眠っているようだった」と発見者の考古学者が伝えています。

つぎに読み始めているのが、『月と太陽と魔女』です。アイリーン・シルバーブラット著、岩波書店、2001年12月14日刊、3,200円+税

帯には、「インカ帝国、スペイン植民地帝国は、いかにして民から『歴史』を奪い、『帝国』を形成していったのかーーー」とかかれています。

まったく関係はないのですが、「月」にひかれて、『ツクヨミ 秘された神』戸矢学著、河出書房新社、2007年3月30日刊、1,700円+税 も読み始めてしまいました。『古事記』『日本書紀』では、アマテラス、スサノオとならんでツクヨミ(月読)がでてきますが、きわめて重要な役割をもつ月読命の記載がほとんどないのがなぞです。




イーラーニング・ワールド、eLearning World 2007

2007-07-25 18:52:46 | eLearning
イーラーニング・ワールド(eLearning World 2007)の開催が近づいてきました。

今週に入って、招待状の申し込みが急増しています。担当セクションは、発送におわれてうれしい悲鳴をあげております。

ぜひ、まだの方はお申し込みください。8月1日から3日まで、東京ビッグサイトで開催されます。

代表的なeラーニング会社が、110社あまり出展します。ネットラーニングも、最大の規模で出展いたします。営業社員をはじめ、幹部社員もおりますので、お気軽にお声をおかけください。


eラーニングと地球環境

2007-07-25 12:04:08 | eLearning
eラーニングは、持続可能な社会にどれだけ貢献することができるのだろうか。

eラーニングは、ペーパーレスであることや、移動をしなくてよいことなどから、かなりの森林資源や石油資源などの消費削減に貢献できそうだ。中国では、膨大な人口の紙資源の消費をおさえるためにeラーニングの活用が話題になることがあります。

ひとつの計算として、かりに、ネットラーニングののべ受講生175万人が平均的な厚さの書籍で学習していたとしたら、つみあげれば富士山の5倍ほどの高さになります。わが社のシェアを、たとえば5%とすれば、eラーニングユーザーは、のべ3,500万人。森林資源の保存にかなり貢献しているといってよさそうです。

わたしの年金体験

2007-07-24 16:15:04 | 島の生活
偶然、年金騒ぎがはじまる数日前に、社会保険事務所に行きました。

そこでわかったこと。

65歳をこえた人たちが払い続けている厚生年金は、その人たちが今後受け取る年金にはまったく反映されないということ。ただ、支払いつづけるだけ。

さらに、いまわたしが受け取る年金は、手取りでは、その支払いつづける厚生年金よりも少ないこと!なんと、わたしは、これからずっと、年金を受け取るよりも払うほうが多い。

さらに、この5年間受け取り手続きをしていなかった約400万円は没収だそうだ。

というさんざんな目にあっています。わたしの年金は、今後も支払い超過で、すべて消えてしまったといえます。

これも社会貢献としてあきらめるしかない。のかな。

それはそれとして、もしわたしが働いていない場合に受け取る年金額の低さにおどろいています。多くの人たちにとって、これはかなり大きな問題だと思う。しかも、今後を考えるなら、まだ受け取れるだけでもましということになりかねない。




教科書設計と授業設計と

2007-07-23 16:29:55 | eLearning
別々にではなく、授業設計の一部として、教材設計があるのが自然です。

たぶん、ネット教育においても。

学習プロセスと学習教材をきりはなすことも可能です。・・eラーニングにおいても、学習教材だけを売るビジネスもなりたっている。

企業における教育研修の実施プロセスと、その結果をビジネスにいかすプロセスを考えるならば、たぶんトータルに設計し、トータルに実施したほうが効果的です。

もちろん、提供する企業の側から見れば、ビジネスモデルのちがいであり、どちらがすぐれているというものでもない。それぞれの考え方にもとづいてそれぞれのビジネスが成立し、それぞれの結果がある。


ついでながら、
すぐれた教材があって、それを基盤にすぐれた授業設計がおこなわれることももちろんあるでしょう。でも、おそらく、その教材は、かずかずの優れた授業の経験をふまえたものにちがいありません。ただ教材としてつくられた教材がそのように優れたものになるとは考えにくい。