eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

不況に突入する

2015-09-30 18:20:42 | 読書/新聞/映画など
景気循環は、資本主義に内在する。 必然である一方、不良資本の淘汰をとおして、健全な経済活動を再生する資本主義の生命装置の役割をはたすシステムでもある。

しかし、市場主義者は景気循環を否定し、「景気変動」しかないという。29年大恐慌も政策の失敗によるものだとする。(日経新聞も「景気変動」という用語をつかう) 結果的に、不況を避けようとあらゆる政策的な動員をおこない、不況を不健全で、資本主義の存続さえおびやかすほど深刻なものにする。

いま、日本をはじめ、世界の資本主義は、景気循環のピークをこえている。間違いなく、下降局面にある。 いま、資本主義は極度に金融化し、不況をおそれて財政出動や異次元の金融政策を総動員している。その結果、バブル化して実態をともなわず演出された見かけの好景気の後は、下落の奈落の底も深い。 われわれは、それをリーマンショックで目の当たりにした。世界の金融システムの崩壊の恐怖に直面したのだ。

今回はどうか。 日銀の異次元の量的金融緩和やアベノミクスは、中央銀行や財政の基盤をいちじるしく傷つけてきた。谷は深い。 底が見えないほどだ。

いずれ、日本銀行の存立の危機や、国債破たんを目撃するかもしれない。 株価も激しく上下を繰り返しながら、どんどん低落していく。

下流老人

2015-09-28 06:17:44 | Life in Tokyo
厚労省の調査によれば、生活がやや苦しい、大変苦しいと答えた高齢者世帯は、54.3%にもなる。この数字は、拡大し続けている。約17%の世帯は、貯蓄がまったくない。貯蓄200万円以下が30%をこえる。

『下流老人』の著者藤田は、まもなく高齢者の9割が下流老人となると警告している。下流老人とは、生活保護とほぼ同水準の収入の老人と定義されている。

とりわけ、すでに4割近くにまで増えている非正規社員が高齢者になったときの社会福祉格差が深刻だという。
さらに、健康を維持できなくなったときに、下流化する。高齢者に病気はさけられないものであり、したがって、大多数の高齢者には下流化のリスクがある。

いま、単身の高齢者の経済的な困窮化が深刻になっている。
高齢者をささえるのは、ひとつは、地域のセーフティーネットだろう。それは、都会ではあまりきたいできない。

自動運転と電気自動車

2015-09-11 22:37:29 | 読書/新聞/映画など

電動化と知能化。世界的自動車メーカーの技術トップのお話しを直接うかがう機会がありました。

電気自動車と自動運転。燃費はガソリン車の5分の1。公道を走る自動運転車は、2020年までに技術的には可能という。

文字通り「自動」車。


------------------------------------------------------------------------------------------
自動運転は、社会をどのようにかえていくのだろうか。
タクシーの運転手など、運転手という職業がなくなるかもしれない。あるいは、タクシーの自動運転車は、運転手のコストをふくめて、高額な車両でも実用化がありうるかもしれない。

交通事故は減るだろうか。

山間部や田舎のお年寄りは、共有する自動運転車を呼んで、病院などに気楽に行けるようになる可能性もある。

それにしても、実現はかなり近い。

あるいは、人の運転をサポートするシステムとしては、すでにかなりの部分で実用化されている。

哲学(Philosophy)ー科学(Sience)ー知識(Knowledge)ー情報(Information)ーデータ(Data)

2015-09-09 00:49:09 | 学習と教育
哲学(Philosophy)ー科学(Sience)ー知識(Knowledge)ー情報(Information)ーデータ(Data)

この違いをしっかりとらえなければならない。

Dataは、ビッグデータの時代をむかえて、あらたな意味ももってきた。データ革命だ。...

分析されなければただのデータにすぎない。


Information も、ネットの検索の時代に大きく変化した。情報は、だれでも検索して、そのありかを簡単にみつけて、手に入れられるようになった。情報革命だ。

Knowledge が、いまますます重要になった。情報はいくらでも手に入るが、知識なしには、その意味はまったくわからない。たとえば、米国のFRBが9月に金利を引き上げるという情報があったとしても、知識がなければその意味はわからない。

データ革命、情報革命の時代に、ますます知識が重要になる。

情報の共有は、いまやそれほどむつかしくはない。しかし、知識は学びによってしか身につかない。

いま、学びが、きわめて重要になってきた。

しかし、その知識も、体系となり、方法論をもち、Science とならなければ、本当の力を持たない。学問だ。批判的創造的思考が重要だ。学びと研究。

その科学(自然科学・人文科学)も、哲学(Philosophy)の裏打ちがなければ、道をあやまる。

Data--Analysis

Information--Search

Knowledge--Learn

Science--Study

Philosophy--Think