eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

育児休業を取得する人の割合

2007-05-31 20:52:12 | 育児休業者支援 wiwiw(ウイウイ)
育児休業を取得した人は、出産した女性労働者のうち72.3%で年々増加する傾向にあります。男性では、配偶者が出産した労働者のうち0.5%のみとなっています。

育児休業を取得した後、復帰した人の割合はどのくらいでしょうか。
復帰した人の割合は、女性が89.0%、男性が94.9%となっています。

兵庫県が発行したパンフレット「育児休業の取得促進と職場復帰に向けて」(2007年3月発行)より。




本日のセミナー大盛況

2007-05-30 21:18:10 | 育児休業者支援 wiwiw(ウイウイ)
本日、資生堂でおこなわれたWIWIW のセミナーは、120名近いご参加をいただき、大盛況でした。

佐藤東大教授のご講演は、「両立支援」は福利厚生ではなく、労働条件だという明快なもので、参加者の共感と、目からうろこという感想をいただいています。

出席率が、なんと93.4%!一般的に、このようなセミナーの出席率は、当日のご都合などもあり、申し込まれた方の80%前後です。雨の中で、これほどの出席率は、参加された方々の熱意のあらわれといえます。

アンケートも、たいへん良かったという回答が多く、満足いただけたと思います。

今後も、仕事と家庭の両立支援に取り組む企業の事例や、育児休業者の職場復帰支援サービスwiwiw(ウイウイ)の内容ご紹介などのセミナーを開催してまいります。



同窓会

2007-05-27 20:13:10 | 島の生活
久しぶりに高等学校の同窓会にでました。

1学年が500人というのは、かなりの規模です。いまでも、「自由」をかかげて、制服もない学校で、在校生が芥川賞をとったこともあります。

悲しいことは、この年で、もう1割近い同窓生が亡くなっていることです。

禅寺の緑の庭を静かに眺めながら、いろんなことを思い出しました。さわやかな風にそよぐ若い緑に、五月晴れの光がそそいでいました。


「ホーキング、宇宙のすべてを語る」

2007-05-26 11:37:01 | 読書/新聞/映画など
2回目の読了です。

最初の本、「ホーキング、宇宙を語る」もベストセラーでしたが、わかりやすく相対性理論や量子論の世界に引き込まれます。もう、あの本から20年近くもたつのですね。

その20年間は、宇宙論の激動の時代ともいわれています。いまや、およそ100億光年さきまで観測できる。

こどものころ、ガモフ全集に夢中になりました。「宇宙には限界があるがはてがない」ことを母親やこども同士で議論したり。

その後、さまざまな宇宙論を読んで、どうしてもなっとくできないことがいくつかありました。たとえば、一般相対性理論によって想定されるビッグバンです。これは、おかしい。

しかし、どの宇宙論にも、ビッグバン理論の破綻が書いてない。ところが、ホーキングは、明解に言っています。「一般相対性理論は、宇宙が・・・ビッグバンによって始まったと予測することで、一般相対性理論が破綻あるいは機能しない時点が宇宙に存在したことを予測している。」と。これで、ふに落ちる。

素粒子についてもそうだ。素粒子が「素」粒子だとは思えない。しかし、そのことの指摘を、まだどこでも読む機会がなかった。ホーキングは語る、「私たちは、現在”素”粒子とみなしているクォークや電子よりもさらに基本的な、新しい階層を見つけることを期待しているのです。」それで、ふに落ちる。

時間と空間の座標に実質的なちがいはなく、質量とエネルギーが等価性をもっているとしたら、そのことだけを前提にして、高校生でも思考を徹底的に先まですすめることができるはずです。ホーキングの説明をききながら、なぜ自分はここまで思考をすすめることができなかったのかと考えさせられます。

宇宙論の問題、次元や物質の本質にせまる問題は、根本的には哲学の問題だといつも感じていました。ホーキングは語る、「疑問をなげかけることが仕事である人々、つまり哲学者は、科学理論の進歩についていくことができていません。・・哲学の偉大な伝統からの、なんと言う落ちぶれぶりでしょう!」まったくそうなのだ。

「宇宙の本質とは何なんでしょうか?私たちは宇宙においていかなる存在なのでしょうか?」

「なぜ宇宙はわざわざ存在するのでしょうか?・・そして誰が神を作ったのでしょうか?」

もし将来、一般相対性理論と量子論を統合し統一理論が構築されたとき・・・。「私たちが実際に究極の理論を発見するとしたら、それはいったい何を意味するのでしょうか?」ホーキングの問いです。

なにはともあれ、ホーキングが言うように、「私たちはまだ新しい発見が続けられる時代に生きていることができて幸せです。」



「eラーニングビジネス調査」について

2007-05-25 21:21:14 | Netlearning,Inc.
2007年1月から2月に実施され、35社が回答した「eラーニングビジネス調査」について、前回につづいて書きます。

調査のうち、今後の市場の伸びの予測の部分は、各社がどのように考えているかという意識調査の面があります。

2005年度を100とした場合の2011年度の各分野の伸びの予測は、
システム事業が、275
コンサルティング事業が、245
サービス事業が、140
レディメイドのコンテンツ事業が、115
オーダーメイドのコンテンツ事業が、105
(内、eラーニング事業者からの受注が、133)
となっています。

システム事業者が、いちばん、楽観的な予測をもっています。それでも、6年でたったの2.8倍!オーダーメードのeラーニングコース制作業者は、ほとんど伸びがないという悲観的な見通しをもっているようです。

レディメイドのコースを販売する事業者も、6年間の伸びがわずか15%だと予測しているのだとしたら、事業意欲も弱いかもしれない。

急成長する市場の現実と、この35社の意識とのあまりにも大きなずれは、何を意味しているのだろうか?

おそらくは、6年後の各社の多くは、イメージしたとおりの形になっているのだろうと思う。

これでは、市場からとりのこされかねない。







「eラーニングビジネス調査」の調査報告

2007-05-23 15:49:55 | eラーニングビジネス
eラーニングビジネスの現状をさぐる「eラーニングビジネス調査」の調査報告がイーラーニング・コンソーシアム事務局から送られてきました。

調査は2007年1月から2月に実施され、35社が回答しています。

内容をみますと、コンテンツは、レディメイドとオーダーメイドにわけて売り上げの伸びが予測されています。

レディメイドのコンテンツの企業向けの売り上げの伸びは、かなり低い予測で、2005年度を100として、2011年度でも115にとどまっています。ほとんど停滞に近い見通しです。教育機関向け、個人向けは、100を下回っています。

かなり読み取りにくい、誤解がうまれそうな表記なのですが、そのように読めます。

オーダーメイドのコンテンツは、2005年度を100として、企業向けは2011年度に105というさらに低い見通しです。しかし、オーダーメードで注目すべきは、ベンダー向け、つまり、eラーニング事業者からの受注が133になると比較的高い見通しになっていることです。

これを読み解くと、企業向けのレディメイドコンテンツは、35社平均では低い伸びだが、なかにはきわめて高い伸びの企業もあり、その企業から同業へのオーダーメイドコンテンツの発注が相当伸びるということなのでしょうか。

もう少し分析してみないとよくわかりません。

ところで、eラーニングサービスベンダーの企業向け売り上げは、2005年度を100として、2011年度には、140と予測されています。

システムベンダーの2011年度の予測は275、コンサルティング事業は245とそれぞれ比較的高い数字です。

これは、eラーニング事業各社の売り上げの伸びの見通しの中央値をとったものであり、システムベンダーやコンサルティング事業者が比較的元気で、コンテンツ事業者は将来にほとんど明るい見通しを持っていないということになります。

ところで、ネットラーニングの中長期事業計画によれば、2011年度のコースウエアなどの売り上げは、2005年度を100とした場合、およそ1300です。


「両立支援」セミナー、もうすぐ満席

2007-05-23 13:08:24 | 育児休業者支援 wiwiw(ウイウイ)
企業における仕事と家庭の両立支援について東大佐藤教授のセミナーを、株式会社WIWIW(ウイウイ)が5月30日に開催します。

たいへん大きな反響があり、もうすぐ満席になります。ご関心があるかたは、ぜひ早めにお申し込みください。

★テーマ:「今企業に求められる仕事と家庭の両立支援とは」
★講演:佐藤博樹東京大学教授
★日時:2007年5月30日 午後2時半から
★場所:株式会社資生堂 汐留オフィス 3階
★参加費:5000円/1人
★定員:100名


ネットラーニング・チャイナの設立

2007-05-22 21:35:23 | Netlearning,Inc.
先週、企業のご担当者むけのメールマガジンでご案内いたしましたが、近く、中国にネットラーニングの子会社を設立します。

中国で、中国語や日本語のeラーニングのコースウエアの制作やLMSのシステム開発もおこないます。

かなり問い合わせもいただいておりますが、中国人および日本人のスタッフが、現地でeラーニング実施のお手伝いをさせていただく態勢をできるだけ早くつくります。

10年余りをかけて準備し、この2年間にも何度も訪中いたしましたが、いよいよ機が熟したと考えています。


さわやかな風

2007-05-20 16:20:42 | 島の生活
きょうの八丈島は、青い空に、さわやかな風が吹いています。5月らしい気持ちがいい天候です。庭のしゃくなげが咲いています。

昨日、2便で到着しました。

3時間ほど羽田空港で待つ間に、安達誠司著の「円の足枷ーー日本経済”完全復活”への道筋」をほとんど読み終わりました。

分析や論旨には同意できない部分も多いが、面白い。

もう一冊持参した本は、S・ウェバー著「オープンソースの成功ーー政治学者が分析するコミュニティの可能性」。組織論として面白い。




八丈島行き1便欠航

2007-05-19 08:04:56 | 島の生活
八丈島行きの7時40分羽田発の1便が欠航。

空港で、2便の空席まちをしています。

ゆっくり本を読んで、コーヒーを飲んで、パソコンにむかって・・・・。こういう時間も悪くはないのですが。

きょうの欠航は予期していなかった。欠航の決定は、天候調査の情報もなく、突然出発時間の5分ほど前に表示されました。