eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

『火の島のうた 還住青ヶ島』

2009-02-28 20:50:38 | 島の生活
はじめて青ヶ島へいったときに、民宿においてあった本です。かえる間際にみつけて、食い入るように読み始めたのですが、帰らなければならないときで、読む時間がほとんどなかった。

先日、八丈島の古本屋さんで、ついに手に入れることができました。

いま、周防大島の民宿でもうすぐ読み終わります。この島でうまれた宮本常一は、日本の約4,000の市町村を歩いたといわれる民俗学者です。離島振興にもただならぬ努力をしました。

宮本常一は、青ヶ島にもきている。この本の著者の山田常道は、当時、青ヶ島の村長でした。宮本常一は、青ヶ島の振興にもエネルギーをそそぎました。

著者山田常道は、この『火の島のうた』が出版された1980年代のはじめ、わざわざその本をもって、周防大島まで宮本常一を訪ねています。当時、青ヶ島から周防大島までの旅行はたいへんだったにちがいありません。

少し書き足します。(2009,3,1)
きょううかがった話です。その方は、宮本常一さんから、青ヶ島の立体模型をなんどもみせてもらい、ぜひ青ヶ島へ行くべきだとすすめられたそうです。




周防大島にきています

2009-02-28 18:05:19 | 旅行
宮本常一が生まれた島です。山口県に属する瀬戸内海の島。

いまは、本州と橋でつながり、地続きです。つい最近、人口が2万人をきりました。多いときは、10万人を超えていたそうです。皮肉なことに、地続きになったことにより、人口が急減し始めました。

7年後に、現在4校ある中学校も1校に統合されて、そのときの中学生は100名を割るという話もききました。

東京から周防大島へいくには、広島側からと愛媛の松山経由の方法があります。松山経由の場合は、羽田から松山空港までがほぼ1時間半のフライトです。松山空港から三津浜港までタクシーで15分、そこから周防大島の伊保田港まで、防予汽船のフェリーでおよそ1時間15分です。わたしは船のほうが好きなので、この松山経由です。

いつも八丈島の荒海をみなれていると、瀬戸内の航海は、海でないように感じるほどです。

いまいる民宿では、わたしのモバイルでインターネットにつながっています。

きょうは、がんでなくなった私の友人の命日です。13回忌。かれの会社の机をかりて、ネットラーニングは事業を始めました。






eラーニングの多様化6-学習効果をあげるための工夫

2009-02-27 13:54:12 | eLearning
eラーニングの多様化は、学習効果をあげるための工夫にもあらわれはじめています。

SCORMのくびきを離れた各社のLMSが独創的な機能を発展させ、eラーニングコースの開発も爆発的に数が増えていく中で、本来もっとも大切である学習効果をあげるための工夫も本格的になりはじめてきました。

ネットラーニングでも、この工夫に全力を投入しています。現在社内から提案がある工夫の数は、96に及んでいます。100以上の工夫が集まれば、その中から厳選して、7月までに50以上を実現する計画です。多くは新しいシステム開発もともなうものですが、eラーニングの学習効果が、さらに飛躍的にのびるでしょう。

50をこえる学習効果をあげる新しい工夫を、今年のイーラーニング・ワールドで公開いたします。


eラーニングの多様化5-ロングテール

2009-02-26 21:05:11 | eLearning
eラーニングの多様化をもたらしているもうひとつの背景は、イントラネットからインターネットへ基盤がうつっていることです。

インターネットには、有名なロングテールの現象があります。恐竜の頭と長いしっぽに、商品別売上高のグラフを見立てたものです。アマゾンなどでもみられますが、頭の部分の一部の強力商品だけが売れるのではなく、長い長い尻尾を構成する多品種の商品の売上が非常に大きな割合を占めているという現象です。

インターネットでは、売れる商品が多様化するという現象があるのです。

これは、教室とeラーニングでもちがいがでてきます。教室では、通える範囲でその講座に十分な受講生を集めなければならないので、受講生がまれな講座はなりたちません。しかし、eラーニングでは、全国から受講生を集めればよい、しかも、教室で学ぶ機会がないような講座であれば、いっそう受講生が集まりやすいということになります。教室よりeラーニングのほうが、講座が多様になる必然性があります。

また、eラーニングにおいても、イントラネット型とインターネット型で同じようなことがおきます。イントラネット型では、その企業のなかでの受講生が少ない講座は成立しません。しかし、インターネット型では、全国から集めるので、それこそそれを得意とします。

eラーニングが、イントラネット型からSaaS、ASPによるインターネット型に移行しつつあるいま、そのこともeラーニングの多様化のひとつの背景になっているのです。


上海は近いですね

2009-02-26 18:25:18 | eLearning in China
上海と東京で時差が1時間ありますが、26日午後1時ごろには羽田に到着しました。

24日に会社で仕事をしてから午後の便で上海へでかけて、26日は、午後やはり東京で仕事です。

海外というよりは、国内出張の感覚で移動しています。今後、ますます、東京・ソウル・上海をはじめ、アジアとの交流が増えるでしょう。


2月25日上海でセミナー

2009-02-25 22:54:16 | eLearning in China
ネットラーニングのグループ会社、明香企業信息諮詢(上海)有限公司のはじめてのセミナーが上海で開催されました。

講演のあと、熱心な質疑応答が続きました。参加された企業のアンケートでも、すぐにもeラーニングを導入したいとお考えの企業がたくさんありました。

上海の現地でのサポートをはじめ、企業のかたがたのご要望におこたえできるよう、全力で努力してまいります。

写真は、セミナー会場の外観です。


クラウド・ネイティブ

2009-02-25 09:30:19 | eLearning
クラウド・コンピューティングの時代がはじまりつつあるなかで、「クラウド・ネイティブ」という言葉をみかけるようになりました。

グーグルやアマゾンのように、最初からクラウド・コンピューティングの基盤のうえにビジネスを組み立てている企業のことをいいます。

それに対して、IBMやマイクロソフトのように、外からクラウド・コンピューティングのビジネスに参加してきている企業は、「クラウド・イミグラント」と呼ばれています。クラウドの世界への移民者というわけです。

クラウド・イミグラントにとっては、クラウドの世界がうまれて、はじめて本格的にネットビジネスへ参加するチャンスがうまれたという側面もあります。起死回生のチャンスとなる可能性もある。

eラーニングの分野でいえば、ネットラーニングは、クラウド・ネイティブです。それに対して、イントラネット型のLMSをすててSaaS型に切り替えているeラーニング各社は、クラウド・イミグラントです。

もちろん、これからeラーニングに参入する会社は、すべて、クラウド・ネイティブになるでしょう。一方、ダイヤルアップの時代にサービスを開始したネットラーニングのような企業のなかで、クラウド・ネイティブなeラーニング企業は、ほかにはほとんどみあたりません。

クラウド・イミグラントのeラーニング会社の課題は、どれだけ早く、クラウド・コンピューティングにそったビジネスモデルにきりかえていくことができるかということでしょう。SCORMもそのひとつです。どれだけ早くSCORMを脱却して、自由で多機能で強力なLMSを各社が競い合うか。

クラウド・コンピューティングを基盤とするeラーニングは、ユーザ企業にeラーニング活用のチャンスを拡大し、コスト負担を格段に軽くして、利便性を一気に強めるでしょう。

クラウド・コンピューティングは、また、あたらしいeラーニング企業に、起業のチャンスを大きく拡大します。



上海空港天候不良

2009-02-25 08:20:57 | eLearning in China
虹橋空港の天候がよくないため、蒲東空港へ着陸しますというアナウンス。

東京でいえば、羽田着の予定が成田着陸に変更されたようなものだ。飛行機は、雲の中を飛んでいる。

その数分後、雲がきれて地上が見えた。高度は、100メートルもない。滑走路直前でした。

着陸直前にやっとあったアナウンス。着陸してからも、状況の説明がないままにまたされた。

まだ4時半ごろなのに、外は不気味な暗さ。霧の中にいるように視野がほとんどない。雨は降っていないが、機体がゆれて風の強さがわかります。ようやく下りることになったころには、激しい雨と風でした。

リニアモーターカーとタクシーをのりついで、会社に到着したのは午後6時ごろ。さっそく、みんなで明日のセミナーの打ち合わせをしました。


ITパスポート試験 合格総合対策コース

2009-02-23 13:40:06 | eLearning
今年の春から新しく始まる「ITパスポート試験」。ネットラーニングは、いち早く総合対策コースを2月27日に開講します。以下、ネットラーニングのメールマガジンンから引用します。

eラーニングコースの受講生は、「初級シスアド」など、過去の実績では、平均の倍近い合格率でした。すぐれた学習方法であるといえるでしょう。

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◆ITパスポート試験 合格総合対策コース
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 開講日       :2009年2月27日
 半額キャンペーン期間:2009年2月26日お申込分まで
 定価39,900円 →→→ キャンペーン価格 19,950円(税込)

2009年春期より新試験として登場する「ITパスポート試験」。
その第1回目の試験に間に合わせ、対策コースを開講いたします。
試験に出題される知識をテキスト形式で学習し、正答率75%での合格を目指すコースとなっております。
レッスンのテキストを読み、Pop Quizとエクササイズに回答することで試験合格に必要な知識が身につきます。
1レッスン5~15分程度で学習できますので、時間のない方も効果的に学習が可能です。

なお、こちらのコースは「ITパスポート試験 徹底演習コース」の内容をすべて含んでおります。




空から沖家室島

2009-02-22 22:18:39 | 島の生活
昨日、瀬戸内海上空から、宮本常一が育った周防大島と沖家室島がよく見えました。

沖家室島については、立松和平さんのブログから、少し引用させてもらう。
「その周防大島の東南のはずれに、沖家室島はある。・・・明治時代には三千人を超えていた人口は、今や二百人を切ってしまった。
 中世にも人が住みついていたとされる沖家室島は、海賊の島でもあった。・・・島の唯一の寺院泊清寺の住職が友人である。
・・・ 
 私はこの島を訪れるのが三度目である。大学の先輩がこの島の出身で、菩提寺の泊清寺に葬られているからだ。」

その立松さんの先輩はわたしの友人でもある。2月28日が命日です。