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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

この1年で22名入社

2009-04-30 10:27:46 | Netlearning,Inc.
ネットラーニング・グループでは、この1年で22名を新しく採用しました。

その間に3名が退社しているので、19名増えたことになります。

最近は、入社する人の大半が20歳代であることも特徴です。会社の背骨にあたる基幹社員がそろって、今後は、若い社員を中心に採用していくことになります。

とくに、2010年度以降には、新卒社員を組織的に採用していく予定です。

ネットラーニングは、基本的には正社員で会社を構成する考えです。

また、成果主義を徹底すれば、終身雇用が可能だと考えています。定年も必要ないとわたしは思います。

ところで、会社と社員の緊張関係のなかで、年に1割程度社員が入れ替わることは、組織の活性化のために必要かもしれません、積極的に新しい働く場所へ旅立つ社員がいるのは、悪いことではない。ネットラーニングが、キャリア・アップの場所となり、多くの人材を育てることができれば、うれしいと思います。



上海にいます

2009-04-29 07:20:15 | 海外のeラーニング
上海にいます。日本の連休中は、中国でしごとをすることになりました。

新緑が目にあざやかです。気温は、東京より少し暖かい程度。

めずらしく着陸時の視野がよく、上海の金融中心の蒲東上空から虹橋空港まで、郊外と市街地の上海の様子をゆっくりながめることができました。林立する高層ビルの多さが目立ちますが、郊外に縦横に流れる水路も興味深い。直線の幅広い水路もあれば、細くなったり太くなったり曲がりくねった水路もあります。水路はかなり密集しており、船の輸送も活躍しているようです。

飛行機は、ほぼ満席でした。


社内に対策本部設置

2009-04-28 21:27:29 | Netlearning,Inc.
WHOが新型インフルエンザのフェイズ4を宣言したことにより、本日、あらかじめ決められていたマニュアルにしたがって、社内に対策本部を設置しました。

5月までに3グループの3か国への海外出張の予定がありますが、中国をのぞいて、中止の予定です。

社内の必要な備蓄も買いましています。

対策についての社内教育は、第一回目を4月はじめに実施したばかりですが、正確な知識をもって対応できるよう、さらに研修を実施する予定です。


『史上最悪のインフルエンザ』

2009-04-28 06:51:49 | 読書/新聞/映画など
アルフレッド・クロスビー著『史上最悪のインフルエンザ』みすず書房、2004年1月16日、4400円+税

「忘れられたパンデミック」という副題がついています。帯には、「本書は、パンデミックを語る際の基本図書でありつづけるだろう」と書かれている。

人類は、1918年に一度パンデミックを経験しています。この本によれば、「亡くなったひとの数は、・・・たぶん5,000万人かそれ以上であった」という。インドでは、最大の1700万人が亡くなり、日本では、25万人以上が命を落とした。

この5,000万人という亡くなった人の数は、当時の世界人口とくらべて、現在なら数億人に匹敵する。しかも、当時は、現在のように航空機で旅行者が頻繁に各国を移動するという状況にはなかった。

それでも、1918年3月にアメリカで最初の患者が発見されてから、おどろくべき速さで世界へひろがった。

スペイン風邪とよばれたこのときのインフルエンザは、きわめて致死性がたかい肺炎をひきおこしやすい特徴で前例がなかった。

1918年3月、フォード自動車の労働者1,000以上が、インフルエンザで会社を休んだ。

この時期、インフルエンザは、届け出義務がある疾患ではなかったので、詳しいデータに欠ける。しかし、のこされた4月のケンタッキーのデータでは、それまでのインフルエンザとちがって、高齢者や幼児のほか、20歳代の若者の死亡率が際立ってたかい特徴がみられた。今回のメキシコの豚インフルエンザでも同じ傾向がみられている。

5月までに、インフルエンザは、2つの大陸にひろがった。7月には、ロンドンではインフルエンザで700人、肺炎で475人が亡くなっている。

このスペイン風邪は、当時の交通状況のなかで、たった4か月で世界を一周してアメリカにもどってきた。「そのときには、流行はパンデミックと呼ぶべきものになっていた}

そして、ヒトからヒトへ感染しながら、悪性をましていった。合衆国陸軍医療部の記録には、「ヒトからヒトへと急速に伝播していくことで、これほど悪性度を増すことは予想していなかった」とある。

「1918年8月後半、スパニッシュ・インフルエンザは変異し、前代未聞の強い病原性を持つインフルエンザの爆発的な流行が始まった」のだ。

変異は、同じ週に、おたがいに数千キロはなれた3つの港町で突然出現した。なぜ同時に3か所なのかその理由はいまもわかっていない。

変異しながら大流行することがパンデミックの特徴だ。致死性が弱いと安心していることはできない。

流行は、第二波、第三波とつづいた。

この本は、パンデミック研究の貴重な本です。


昨年度、28年ぶりの貿易赤字

2009-04-26 21:22:03 | 読書/新聞/映画など
4月23日の日経新聞は、この28年ぶりの日本の貿易赤字を、以下のように指摘している。

「米国の過剰消費に支えられた世界経済の構造が、金融危機を境に大きく揺らいでいることがその背景にある。」

米国の「過剰」消費ってなんですか?

単純化していえば、米国は、紙切れであるドルを印刷して、どんどん外国から購入する。支払われたドルは、対米輸出国である日本や中国にどんどんたまりました。日本や中国は、そのあふれるようなドルで米国の財務省証券を買う。日本や中国は、この流れの仕組みの中で経済を発展させてきた。米国は、一国の国内通貨に過ぎないドルを印刷して、世界にばらまいてきた。

しかし、その仕組みがゆらいでいると日経新聞は指摘しています。

さらに、「日本は、危機後の世界の新たな現実を見据え、戦略を見直す時だ」と断言している。

基軸通貨ドルを柱とする世界の経済の仕組みは、いま、根本からかわろうとしています。この金融危機は、どこまで落ち込み、いつ回復するのかということとともに、それ以上に、以前と以後で世界経済の仕組みがかわってしまうことにも注目しなければならない。日経新聞は、「戦略を見直すべきだ」という。そのとおりだろう。

とともに、回復した後に残された世界各国の国家財政の深刻な破綻状況も予測しなければならないだろう。国家が総力をあげて金融システムの崩壊をふせいだつけがまわってきます。


豚インフルエンザの報道

2009-04-25 22:18:35 | 読書/新聞/映画など
世界保健機関(WHO)は24日、豚インフルエンザによりメキシコ国内で60人が死亡した可能性があると発表しました。

また、米疾病対策センター(CDC)は、3月以降、カリフォルニア州とテキサス州で確認された豚インフルエンザウイルスについて、人から人に感染するウイルスであると判断しました。

メキシコの一部の感染者のウイルスとカリフォルニア州で確認されたものが同じ遺伝子構造だったことも発表されています。

世界で新型インフルエンザが大流行することはさけられない。しかも、いつおきてもおかしくないといわれています。そのパンデミック、大流行の場合、多数の死者や社会経済活動のマヒなども懸念されている。

わが社も、マニュアルをつくり、段階的に対策を用意しています。大流行がさしせまった場合、全社員自宅待機、いいぽう、サービスはとどこおりなく継続する方策などを準備しているところです。必要な会社の備品は、すでに一部購入しストックしています。

個人でいえば、やはり、食料の備蓄をよびかけています。一定期間、うちを出なくてもよいように。

もっとも、日本人は、一般的に過剰反応する傾向があるかもしれません。状況をみきわめ、適切な行動をとることが必要でしょう。


欠航の理由

2009-04-25 11:51:02 | 島の生活
2便も欠航しました。

1便が八丈島に到着するのは、午前8時半前後です。

そのときの気象状況を気象庁のデータでみますと、8時から9時までの空港周辺では、南の風で平均風速5メートルでした。雨は降っていません。わたしたちの場合、視野が確保されており、この程度の風速や風向きでは、横風でも就航すると勝手に予想してきました。

しかし、最近、素人判断の予想がくつがえされることも多い。

ところで、気象庁は、八丈島上空の風もデータを公表しています。
素人判断でこのデータをみますと、到着の8時半ごろから、それまで上昇だった風が急に下降の風にかわって、高度1,000メートルから3,000メートルにかけて強くなっています。この上空の風の変化を予想して欠航になったのでしょうか。

ちなみに、昨日条件付きで出航した東海汽船の大型客船 さるびあ丸は、本日、八丈島底土港に無事到着しています。


強風のため欠航

2009-04-25 07:22:21 | 島の生活
羽田です。

船をやめて飛行機にしたのですが、八丈島行き1便は、「強風のため欠航」。

午前6時台の八丈島空港の平均風速は3メートル。風も、視界もほぼ大丈夫と判断して空港まできましたが、結果的には判断があまかった。

きょうの八丈島の天候は、悪化する一方なので、全便欠航のおそれもある。


eラーニングとは

2009-04-24 09:42:33 | eLearning
「eラーニングとは」という問いには、さまざまな回答があります。

わたしは、ひとことでいえば、「ネットを用いた新しい教育・学習」と考えています。

まず、一般的には、eラーニングをネットの教育に限定するのか、CD-ROMなどデジタルをもちいたラーニングまで拡大するのかという議論があります。全体の傾向としては、ほぼ「ネット教育」にしぼってeラーニングという言葉を用いる方向に落ち着いてきたといえるでしょう。

eラーニングということばは、それまでのWBT(ウエッブ・ベースド・トレーニング)という用語にとって代わって登場してきました。トレーニングからラーニングへという大きなコンセプトの転換も伴っていました。

eラーニングは、ネットを用いた教育であり、学習です。

eラーニングを、教育・学習ととらえた場合、これまでの教育の圧倒的な主流であった集合教育、教室における教育とまったくちがう新しい教育です。集合教育に対する新しい個別教育であるという点において、人類の教育の歴史における革命です。この認識は、やがて、だれでもあたりまえにそう考える時期がくるでしょう。

eラーニングとは。
eラーニングをどう考えるかによって、提供されるeラーニングもまったくちがうものになります。

eラーニングは、教育革命です。