eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

統合されたLMSの特徴

2011-11-30 08:40:38 | SaaS+型LMS
ネットラーニングが提供するクラウドタイプの統合型LMS「マルチバース」の特徴のひとつは、個別のサービスが教育用に専門化されていることです。

たとえば、SNS。おおくのeラーニング会社が提供するSNSは、LMSとシームレスに統合されていないばかりか、オープンソースをつかった一般的なSNSをつかっているのにすぎません。教育専用につくられているのではないのです。

マルチバースに統合されているSNSは、まったく独自に開発したものであり、教育専用としてLMSの一部となっているのです。

ライブレッスンのプラットフォームも同じです。おおくのeラーニング会社は、一般的なネット会議システムで代用しています。会議システムなので、参加したかどうか程度の受講管理しかできません。教育用ではないのです。

マルチバースに統合されているライブレッスン・ライブ授業の仕組みは、教育専用にまったく独自に開発したものです。教育用に受講生の個別管理ができるだけでなく、コース学習や共同学習とも統合されています。

このように、統合されているということは、すべてが、教育専用につくられているということであり、個別のサービスだけをみても、一般的なものとはちがいます。


実質失業者761万人

2011-11-30 08:40:16 | パーソネル総研
日本の就業者数は、自営業をふくめて、2011年10月末で6,264万人です。

いっぽう、完全失業者数は、292万人でほぼ300万人にたっしています。

ところで、統計上は完全失業者にふくまれていない膨大な潜在失業者が存在しています。潜在失業者とは、仕事がなく求職活動もしていないけれど、仕事につくことを希望している人たちです。その潜在失業者の数は、469万人。

潜在失業者は、求職活動にもつかれた長期の失業者が多いとも推定されます。

完全失業者と潜在失業者の合計は、761万人にもなります。就業人口の1割をはるかにこえる。

さらに被雇用者の3分の1が、正社員ではありません。

すでに、たいへんな社会構造になっています。この状況は、いっそう深刻になりつつあります。


縮小するサービス産業

2011-11-29 16:01:17 | 読書/新聞/映画など
 ○ サービス産業の9月の月間売上高は23兆3千億円で,前年同月に比べ4.3%
   の減少。産業別にみると,「生活関連サービス業,娯楽業」など8産業で
   減少。一方,「情報通信業」で増加。

 ○ 事業従事者数は2548万人で,前年同月に比べ2.7%の減少。産業別にみる
   と,「生活関連サービス業,娯楽業」など全ての産業で減少。

きょう、総理府統計局が発表したデータです。エクセルなどで、詳細なデータをダウンロードしてぶ



ASTDで報告します

2011-11-29 08:48:13 | SaaS+型LMS
ネットラーニング・グループは、来年5月にデンバーで開催されるASTD 2012 International Conference and Expositionで、統合型LMS「マルチバース」の講演をおこないます。はじめてのアメリカ登場です。

多数の講演申し込みのなかできびしい審査がおこなわれ、承認されました。

コンファレンスの詳細は、以下を参照してください。
http://www.astdconference.org/ice12/public/enter.aspx



About ASTD
ASTD (American Society for Training & Development) is the world’s largest association dedicated to workplace learning and performance professionals. ASTD’s members come from more than 100 countries and connect locally in more than 130 U.S. chapters and with more than 30 international partners. Members work in thousands of organizations of all sizes, in government, as independent consultants, and suppliers.

ASTD started in 1943. In recent years, ASTD has widened the profession’s focus to link learning and performance to individual and organizational results, and is a sought-after voice on critical public policy issues.
(ASTDのホームページから)

IMF管理下の8項目

2011-11-28 21:43:33 | 読書/新聞/映画など
現在の五十嵐財務副大臣が、2002年2月14日の国会で紹介したレポートがある。「ネバダ・エコノミック・レポート」と呼ばれるものです。

そのなかに、IMFの管理下で日本において実施される8項目があげられているという。

1、公務員の総数、給与の30%以上のカット
2、公務員の退職金の100%カット
3、年金一律30%カット
4、国債の利払いの5年から10年間停止
5、消費税20%に引き上げ
6、課税最低限を年間所得100万円以上にひきさげ
7、資産税を導入。不動産公示価格の5%を課税。債券、社債には5%から15%課税。
8、預金は一律ペイオフを実施。ついで、預金を30%から40%カットする。

原文をみつけることはできませんでした。このレポートをめぐって議論はだいぶされている。

ひとつの予想にすぎないでしょうが、1000兆円の借金を、50兆円ほどの税収でどうして返済していくことができるのだろうか。すこしでも返済しようとすれば、おおかれすくなかれ、上記のような政策がとられざるをえないのかもしれません。

これらの政策によって国債の破綻がさけられた場合はまだしも、それでも破綻した場合はもっと深刻になる。

リスクは拡大し深刻化する

2011-11-28 15:53:11 | 読書/新聞/映画など
 来日中のフランス中央銀行のノワイエ総裁は28日午前、都内で講演し、欧州国債市場について、「過去数週間で状況は大幅に悪化している」と厳しい認識を示した。

ギリシア、イタリア、フランス、そしてドイツ。

国債危機の本質は、おさまるものではないというところにある。企業の破たんとはちがう。

いずれは、日本、アメリカ・・・・

思ったより早い。内在し潜伏している危機は、突然噴出する。


eラーニング市場の成長

2011-11-28 14:46:05 | eラーニング市場
今回のeLearning Award 2011 フォーラムの成功でもっとも重要なことのひとつは、eラーニング市場の拡大発展にみんなが確信をもてたことでしょう。

昨年、eLearning World の中止がきまったとき、おおくの関係者は、ついにそのときがきたと落胆しました。実際、それまでの数年間、毎年eLearning World が終わるたびに、また参加者が減少した、来年存続するのだろうかとあやぶまれていました。

ずっと、下降傾向が続いていたのです。すべてのeラーニング関係者は、じり貧と縮小を感じていた。そして、来年からはeLearning World も eラーニング大賞もなくなったときいたときの落胆はおおきなものでした。eラーニング業界の単独のイベントがいよいよなくなる。

今回の大成功は、このトレンドの逆転のスタートです。ことし迷った多くのスポンサーからは、来年はスポンサーになるとすでに申し出ていただいています。来年の拡大的な発展をだれも確信しています。

サプライズの大成功によって、下降トレンドが、明確な上昇トレンドにかわったのです。eラーニング市場の拡大発展を、目に見える形で確認できるようになった。

それは、eラーニングが第二世代にはいるという大きな転機にふさわしい大転換です。eLearning World は、10年の役割をおえて、eearning Award フォーラムへ発展的にひきつがれました。

そして、1年に一度、eラーニング関係者がすべて一堂にあつまる機会ができたのです。eLearning Award フォーラムは、市場とともにたくましく、ダイナミックに発展していくでしょう。