eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

教育学習革命

2014-03-04 08:04:20 | eLearning
大規模・無料・個別
MOOCsが実現したものは、ネットだからできたことだ。
ネットでなければ、大規模は実現できない。
対面教室で、無料はできない。
ネットでなければ、世界的規模でチャンスを提供することはできない。
ネットでなければ、個別学習・個別教育をひろく提供することができない。
ネットは、これまでの学校や教育機関を根底からくつがえしていく。
いま、教育学習革命がはじまった。
ビジネスの力で。


ライブレッスン

2014-02-28 07:44:02 | eLearning
ライブレッスン(ネットラーニングの登録商標)は、1対1の双方向の個人レッスン、適切な規模で参加者が画面で参加・討議するゼミナール、いくつかの教室を双方向でむすんですすめるライブ教室、数千名にライブ発信できる公開教室などきわめて多様なサービスで構成され、年間1万におよぶ講座が実施されています。
もちろん、たんに出欠の記録しかとれない会議システムとちがって、個別学習履歴を指導に活用し、画面の教材に学習者からも書き込みができる他、課題提出やeラーニング講座の学習やSNSなどともシームレスに連動しています。
ネットラーニングが提供するライブレッスンのプラットホームは、独自に自社開発したものであり、日々進化し、ご利用企業の必要に応じてカスタマイズできます。自社開発なので、その他のすべての学習機能とシームレスに統合されています。

ダイナミック・ラーニング

2013-07-22 07:47:54 | eLearning
統合すると違うものになる。

ダイナミック・ラーニングは、そうだ。リアルの教室やネットのライブ授業と、eラーニングの個別学習、SNSの協同学習を統合したダイナミック・ラーニングでは、教室もeラーニングもSNSも、まったく違うものになる。Flliped Classroomがわかりやすい事例だろう。いわゆるハイブリッドとは別物だ。

このダイナミックラーニングをネットラーニングが提供することができるのは、ネットラーニングが、教育学習サービスとして、eラーニング・コースウエアとLMSを統合して提供するビジネスモデルを創業のときから実施してきたからだ。

eラーニングコンテンツやLMS、ツールなどを売るビジネスを基本とするeラーニング会社は、ダイナミック・ラーニングを提供することができない。ビジネスモデルがちがう。

教育学習サービスとして、すべて統合して、創業のときからクラウドでサービスを提供してきたネットラーニングのビジネスモデルには、本質的な発展力がある。

OCW、OER、そしてMOOCs

2013-05-13 08:14:26 | eLearning
LMSやコースを売るのではなく、教育・学習をサービスとして提供する事業であるならば、プラットフォームがクラウドであるのは必然です。

とともに、コース学習やライブのレッスン・レクチャー、SNSなど関連するすべてのプラットフォームの機能が統合されていることも必然です。

だから、ネットラーニングは、ダイアルアップの時代の2000年からLMSをクラウドで提供し、すべての機能を統合して提供しています。

企業向けで4,000社におよぶ顧客をもつ最大手であるネットラーニングは、今年、文教分野で本格的にサービスを開始しました。わたしたちは、世界で巨大なうねりになっているOCW、OER、そしてMOOCsの波に日本の学校が本格的に対応していく課題をお手伝いいたします。

ことし5月7日ー10日にバリ島で開催されたOCWC(Open Courseware Consortium ) Global 2013年に参加しました。

eラーニングの修了率91.2%

2012-04-19 08:42:40 | eLearning
2011年度の修了率のデータがでました。

2011年度も90%をこえて、91.2%という高い修了率を実現できました。

2011年度の1年間にネットラーニングが提供する各種のeラーニング講座を受講いただいた数は、500万に達しました。前の年にくらべて、157%です。

これだけの規模になりながら、毎年1.5倍の勢いはとまりません。このままいけば、2012年度のeラーニング講座受講数は、750万人になりそうです。のべでは、2,000万人を突破することになります。


ダイナミックラーニング

2012-02-15 08:32:59 | eLearning
ネット上で集合研修もおこなわれるようになりはじめています。ネットの会議やネットのセミナーもどんどん拡大しています。

ネット上でおこなわれると、集合研修そのものにも大きな変化があらわれます。より個人指導が可能になり、学習者同士のコミュニケーションも発展します。録画復習の効果もはかりしれません。

一方、ネットでは、これまでのeラーニングによる学習もあり、ネットによる教育と学習が統合されたあたらしい「ダイナミックラーニング」が登場しました。とともに、eラーニングのコースウエアも大きく進化し、双方向の活用が飛躍的に拡大し始めています。動画や音声の活用のほか、マリチディバイス、マルチチャネルにも対応しています。

ダイナミックラーニングは、ネット上の集合教育、eラーニングによる個別学習、ソーシャルラーニングが統合され、マルチデバイス、マルチリャネルを駆使するものです。

eラーニングは学習革命ですが、いま、さらに、教育学習革命が始まっています。


経験から学ぶ

2012-02-13 08:54:59 | eLearning
人類の学びの中で、これまで、経験から学ぶということがおおきな役割をはたしてきたと思う。

したがって、経験を積んだひとの知恵も大きい。

かんのいいプログラマーは、どうしていい「かん」を身につけたのだろうか?
そんな問いから、シミュレーションによる学びの機会を考えたひとがいる。その人から手紙をいただいて、いろいろ考えている。

疑似体験としてのシミュレーションの学習効果は大きい。フライトシミュレーションによるパイロットの養成はひろく知られている。

余談ですが、ずいぶん昔、事故対応力を見るNASAの実験結果におどろいたことがある。ベテランパイロット20名にフライトシミュレーションで操縦してもらった結果です。離陸開始で加速しながら滑走路を疾走しているときに、前を横切るように別の飛行機が滑走路に侵入してきました。この実験でただしく対応できたパイロットは数名だけだったそうです。

このような経験をシミュレーションで身につけるのはわかりやすい。

15年ほど前に、小中学生のネット教材を作成していました。そのときのひとつに、理科の実験で試験管をガスバーナーであたためるというものがありました。試験管の角度や試薬の洗浄がわるいときに爆発がおきます。実際には体験させることができないこのような事故も、シミュレーションでは経験することができる。

マネージメント研修などでは、シミュレーションのすぐれた教材があれば、教育学習効果はたかいにちがいない。

ところで、また余談。

人は、経験から学ぶ力をどの程度もっているのだろうか。その学びを伝える力をどの程度もっているのだろうか。津波のことです。原発のことも。




実践しながら学ぶ

2012-02-09 08:44:44 | eLearning
実践しながら学ぶことができるのも、eラーニングのいいところです。

たとえば、これまでの通学で学ぶMBAは、2年間仕事を離れてしまいます。別の空間で、学びに専念する。それにもいいところがあるでしょう。

オンラインのMBAのよいところは、仕事をしながら実践的に学ぶことができることです。さまざまな理論や事例を学びながら、実際の業務のなかの課題で応用し学習していく。MBAのカリキュラムがそのように設計され、ともに学ぶ人たちの実践からも学びあう。

これは、かつてない学びです。

わたし自身も、現在オンラインのMBAを学んでおり、それを強く実感しています。


マルチリャネル、マルチデバイス

2012-01-27 08:35:07 | eLearning
マルチリャネル、マルチデバイスがいっきにすすみつつある。マルチユースがひろがっている。

おそらく、ほとんどの電子機器、電気機器がネットに常時つながり、スマートフォンなどで自由にあつかうことができるようになるのだろう。テレビや自動車もさらに大きく変化していく。ユーザの利用シーンも大きくかわる。

当然、教育・学習やeラーニングも大きく変わる。

どれほど利用環境が拡大しても、利用者にとって、結局コンテンツなのだ。

マルチデバイス、マルチチャネルは、eラーニングコースや、eラーニングの考え方に一層の進化発展をつよく求めている。

これまでのeラーニング会社にとって、絶好のチャンスであるとともに、おもわぬライバルが突然登場する予想外の展開にも直面する可能性もある。




eラーニングコースは進化する

2012-01-18 08:39:45 | eLearning
eラーニングのコースは、どんどん進化する。

いま、その進化が飛躍的にすすむ時期にある。双方向性を多様にいかして、さまざまな利用シーンを取り込みながら、学習者どうしの学び合いもともなって、「コンエテンツ」から、「コースウエア」へと大きくかわりはじめている。

当面、その進化の最先端に立つのは、マネージメント系のコースや外国語習得のコースなどであろう。カスタムでも、多様な工夫がうまれてくるにちがいない。

その進化に決定的な役割を果たすのが、ラーニング・デザインであり、膨大な学習者の学習の蓄積だ。

eラーニングにかかわるすべての関係者は、いまこそ、そのクリエティブな力を発揮しなければならない。