eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

「eラーニングにおける科学的なインストラクション」

2008-06-03 14:29:21 | eLearning
以下は、上記のようなタイトルの2008年6月1日におこなわれたASTDの代表的なセッションの内容です。

1、Learningis better with visuals and text than text alone./true
2、Learning is better in face-to-face thann e-learning./false
3、Visuals and stories to add interest implove learning./false
4、Animations are better than stills./Not always
5、it's better to explain a visual with text and audio than text alone./false
6、The more practice the better./false
7、Learning is better with learning agents./true
8、It's better to place narrative text into screen,/true
9、Simulations can acceralate expertise./true

発表者は、Ruth Clark。タイトルは、"E-learning and tha Science of Instruction"。大きな会場でおこなわれた代表的なセッションです。

どう思いますか?

なによりも驚くのは、一般論で切り捨てていることです。
2番で、対面教育のほうがeラーニングよりすぐれているというのは、間違いだといわれるのはうれしいが、教育研修の内容や対象となる学習者によって具体的に考えられるべきものだ。対面教育のほうがすぐれている場合も少なくありません。したがって、状況によります。
そのように考えますと、1から9まで、本当は、すべて、”Not Always” つまり、具体的な状況によります。

1番もそうです。たったひとつの単純なことを教えるのに、ビジュアルがいらない場合もあります。この講演者のように規定すると、必ずビジュアルをいれるべきだということになる。

大切なのは、どんなときにビジュアルが効果的で、どんなときに音声を使うべきかなど、また使い方をふくめて具体的によく研究することです。とくに動画は詳細な研究が必要です。

これほど一般的に結論付けていくのは、まだ初歩的なレベルに思考やノウハウがとどまっているといわざるをえません。





ASTDの会場から

2008-06-03 07:10:48 | eLearning
アメリカ西海岸サンディエゴのコンベンションセンターで開催されているASTDの会場の喧騒の中にいます。無線LANで送信中です。

日本から参加されている知り合いの方にも、ちらほらお会いします。アジアから大勢参加していますが、韓国からが一番多い印象です。

韓国クレデュー社は、大きなブースを出しており、一年ぶりに金社長にもお目にかかりました。

ASTD2008の全体については、もう少し状況を把握してから報告します。いくつも目立つ現象があるのですが、その意味をもう少し把握したいと思います。

会場の外は、見事な快晴です。カリフルニアの真っ青な雲ひとつない空に、太陽が輝いています。