eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

街路樹に魔法使いが

2009-10-31 20:17:31 | 旅行
街路樹に黒いマントの魔法使いがぶらさがって・・・・。黒い夜に溶け込んでいました。

よくみると、レストランの入り口に仮装したひとたちが群がっています。

上海もハロウィンの夜です。食後、ぶらりと遠回りして帰ってきました。きょうの日中は26度。夜になっても暑い感じです。しかし、天気予報は、月曜日13度と予告しています。



LMSを切り替えたいというご要望

2009-10-30 13:06:09 | SaaS+型LMS
最近、各企業様からLMSを切り替えたいというご相談がめだって増えています。

いろいろうかがうと、現状のLMSに満足されていないケースが多いようです。この変化がはげしい時代に、古いLMSでは対応できないのも当然かもしれません。しかし、ご相談を受けるのは、機能の面だけではなく、総合的に強いご不満があるようにみうけられます。

SaaSの時代をちょうどよい機会にして、、あらためて検討の範囲を広げられています。

就業者にかかわる統計

2009-10-30 11:33:43 | 読書/新聞/映画など
人口は、あらゆる経済社会分析の出発点です。まず人口分析からはじまる。したがって、人口にかかわるデータは重要です。

きょう、総務省は、9月の就業者数や失業者数を発表しました。

それによりますと、9月の就業者数は6295万人と1年前に比べ98万人減少しています。就業者数は2、実に20か月連続の減少です。ただ、前月に比べ減少幅は縮小しています。

また、9月の完全失業者数は363万人と1年前に比べ92万人増加です。完全失業者数は11か月連続して増加しました。

就業者の減少と失業者の増加がほぼ同じとなっています。


ラーニング・プロセス・マネージメント・システム=LPMS

2009-10-29 13:14:42 | SaaS+型LMS
個人の学習のプロセスは、これまでまったく個人にまかされていました。

これまで一般的であったラーニングは、書籍や教材、テレビやラジオ、通信教育などによる自学自習です。そこにおけるラーニングのプロセスは、孤立した個人の努力の世界であり、教材提供者や放送番組、通信教育などの提供者のがわからみえません。

学習者にとっても、挫折しがちな自分の学習プロセスは体験できても、他の人たちが実はどんな時間配分で、どんなペースで学習して、どんな効果をあげているのかもよくわかりません。

ラーニングは、個別的であるとともに、孤立的でもあったのです。学習するプロセスについて、だれからの支援もない。学習者同士の交流も弱い。

eラーニングは、このラーニングを根本的に変えたのです。学習履歴を駆使して、学習のプロセスを支援しサポートすることが可能になりました。また、協同学習など、ネットをつかった学習者どうしが協力し合って学習効果をあげることもできるようになりました。

このeラーニングにおける個別指導は、学習効果を抜群に高めるとともに、挫折をへらして、修了率を圧倒的に高めることにもなっています。教材や放送番組で学習する人たちの学習終了にいたるデータは、ほとんどないと思われますが、通信教育などの修了率のひくさなどは、自分やまわりの人たちが実感していることでもあります。

ネットラーニングでいえば、年間200万人近い学習者のおよそ92%が修了しています。これまでの一般的なラーニングにくらべて、最後まで学習している比率は格段にたかいことは間違いありません。

この学習者の学習プロセスをサポートし支援し、指導する仕組みが、LPMS(ラーニング・プロセス・マネージメント・システム)です。LMSの核心的な機能です。しかし、残念ながら、一般のLMSには、この機能が十分に装備されていません。

ネットラーニングのLMSは、このLPMSの機能をもっとも重視して、チュータやラーニングセンターによるきめ細かい学習プロセスのサポートを実現しています。92%の修了率は、そのサポートの結果です。




日々更新されるLMS

2009-10-28 09:33:35 | SaaS+型LMS
SaaS型で提供されるLMS(ラーニング・マネージメント・システム)の特徴のひとつは、最新バージョンへ更新が簡単であることでしょう。イントラネット型の場合、多数のユーザすべてのLMSを機動的に更新することはできません。

ネットラーニングは、現在学習中の受講生が100万人をこえる強力なLMSをSaaSやASPの形で提供しておりますが、常時、開発中の新しい機能が、大小あわせて40プロジェクトほどが進行しています。平均開発期間が2か月とします。その間の営業日が約40日ですから、ほぼ毎日新しい機能が完成していくペースです。

ネットラーニングのLMSは、日々更新され、最新の技術に対応し、新しい機能をつぎつぎに装備し強化しています。もし、LMSをイントラネット型に購入して5年間つかうなら、5年前の機能にとどまっていることになります。この変化のはげしい時代に、たとえばわが社の5年前の機能をまだつかっている状態は、なかなか想像するのもむずかしいところです。

SaaS型LMSは、ご利用料が格段に安いことも特徴です。

したがって、既存のイントラネット型のLMSを使いながら、並行してネットラーニングのLMSをご利用いただくケースふえてきました。ぜひ、さまざまな新しい機能をご利用ください。








LMSになにが求められるか?

2009-10-26 21:23:42 | SaaS+型LMS
eラーニングが多様化し、ネットのライブの集合研修や企業の各部署が手軽に自分たちでコースを制作するシーンもふえてきました。動画や音声、携帯電話、SNSなどもうまく組み合わせて活用されています。

このeラーニングのプラットフォームであるLMS(ラーニング・マネージメント・システム)も当然多様化し、さまざまなeラーニングを統合してサポートするものになってきました。その日々の技術的な発展もめざましく、もはや、企業が自社用にLMSを購入してイントラネットでつかう時代はおわりつつあります。

イントラネット型のLMSでは、つぎつぎに登場する新しい機能や技術的な発展についていくことができません。

もともと、LMSは、受講生の管理の機能や、LCMSとして、コースウエアの運用管理、コースウエア制作機能などをそなえていました。さらに、学習プロセスを管理するLPMS(ラーニング・プロセス・マネージメント・システム)もきわめて重要ですが、一般的にはこの機能は装備されていません。最近は、課金機能をはじめ、eラーニング・ビジネスをサポートするLBMS(ラーニング・ビジネス・マネージメント・システム)も機能が充実してきています。

ネットをもちいたライブの集合研修、携帯をつかったmラーニング、学習者どうしのコミュニケーションを実現するSNSやストリーミングの活用などを単一のLMSで管理できることも重要です。多様化がばらばらにすすめられたのでは、有効な企業研修を実施することができません。単一のデータベースで学習履歴が統合管理されることが必要です。

eラーニングの多様化によって、LMSの違いが際立ってきました。その新しい流れについていけないLMSや、ばらばらな対応しかできないLMSがほとんどです。

LMSは、購入するのではなく、利用料だけはらって活用する時代です。それによって、のぞましいLMSを低価格で利用することができます。

運用サポートがついているLMSであれば、さらに理想的でしょう。




『地下水の科学』

2009-10-25 23:17:02 | 読書/新聞/映画など
少し前に読んだ本です。『地下水の科学』

まず、地下水がどれほど貴重で、どれほど深くわたしたちの生活にかかわっているかが述べられています。

地球上の真水は、水のわずかに2.7%しかありません。しかも、その半分以上は、極地の氷となっています。つぎに多いのが地下水で、水の0.66%です。川の水は、なんと0.0001%にしかならない。

というわけで、わたしたちは、地下水に頼っています。

この地下水の平均寿命は600歳。「石油と同様、一回かぎりしか使えない資源」なのです。

世界の主な穀倉地帯の食糧生産は、「豊富な地下水なしにはありえなかった」。

水道水でも、たとえば日本の鳥取県では、なんと99.3%地下水に依存しています。国内の湧水は1万1820か所、東京都内に930か所といわれます。

大部分の地下水は、河川と同じように流れています。「水位の高いほうから低いほうに流れているのです」「だから地下水は高いところから低いところへと地形や地質にしたがってゆっくり流れていく」「平均的には1日1メートル程度」です。

地下水の汚染は、汚染源が高い所にあればあるほど影響が大きいことになります。

いま、世界で水の利用が急激に増加するとともに、「地下水の枯渇を招いている」(国連の警告)のです。また、地下水の過剰なくみあげによる地盤の沈下も日本各地で深刻です。

そして、いまなによりも懸念されているのが、地下水の汚染です。「シリコンバレーのハイテク汚染が表面化したのは1981年のこと」でした。事態の深刻さに、当局が広範囲に地下水を調査したところ、溶剤をいれたタンクの「8割近くから溶剤のもれが確認された。」のです。「周辺では、少し前から、子供の先天異常や流産などが多発していた。」

「日本でもこれらの物質による地下水汚染が深刻化した」のです。1982年環境庁がおこなった調査では、対象とされた東京など全国15都市1360本の井戸のうち、なんと「3本に1本の割合」汚染が確認されました。

地下水は、汚染源がはっきりわかっている場合でも、いったん汚染されると、「浄化することは非常に難しい。」

地下水の枯渇が食糧生産にもっとも大きな影響を与えているのは、世界最大級のアメリカの穀倉地帯です。中国やインドの水不足も深刻です。すでに、世界的な深刻な食糧不足の兆しは「各地で表面化」しています。水資源の枯渇は「ほとんど同時に起きている」ため、「その日が早晩やってきて、対処できないほどの食糧不足に陥るかもしれない」

日本は、水が豊かなのでしょうか。ユネスコは、各国の人口一人当たり地下水涵養量を調べ、豊かさに応じて色分けしています。それによると、日本は人口がおおいため、「少ないほうの地域に色分けされている」のです。人口でみれば、決して豊かではありません。

また、地球温暖化やそれによる気候変動も地下水に大きな影響を与えます。これからも雨が多い地域であるとは限りません。

地下水はだれのものですか?これほど貴重な地下水を、大切につぎの世代に引き継がなければなりません。人工的に汚染するようなリスクをおかしてはなりません。

日本地下水学会/井田徹治著『地下水の科学』(講談社ブルーバックス、2009年5月20日、940円+税)

八丈島に住む1人としても、それを強く感じています。








ブラックホールを信じますか?

2009-10-24 23:17:33 | 読書/新聞/映画など
ブラックホールを信じますか?

たぶん、ほとんどの人が信じています。しかし、ほんの少し前まで、天文学者も物理学者もまったく信じていなかった。

現在は、科学的にも、理論的な証明だけでなく、ブラックホールに落ちていく粒子が出すⅩ線を検出することで、実際に観測することも可能になっています。

実は、このブラックホールは、実に80年ほど前に見つけられていました。当時19歳のインド人青年チャンドラセカールによって。留学のため、英国にむかう途中でした。

かれが24歳の青年科学者となった1935年1月11日金曜日に開催された王立天文学協会には、イギリスの主な天文学者と天文物理学者のほとんど全員が顔をそろえていました。チャンドラは、そこで通常の倍の時間の30分をあたえられて、白色矮星の質量の上限をこえて一生をおえた星ではどこまでもつづく崩壊がはじまり、自分の重力におしつぶされて、密度は無限大なのに体積はゼロになってしまうかもしれない特異点があることを証明しました。

しかし、当時「世界でもっとも偉大であった天文物理学者」エディントンが、チャンドラをほうむるための周到な準備をひそかにすすめていました。チャンドラは、その直後に発言をもとめたエディントンによって罵倒され、侮辱され、悪意ある攻撃をしかけられました。

その結果「天体物理学は30年以上もの遅れをこうむることになってしまった」のです。

チャンドラのブラックホールは、だれからも無視され、忘れ去られました。チャンドラ自身も傷つき自信を失う。17歳でインドの物理学会に彗星のようにあらわれ将来を期待されたかれの、そうでなければさらに開花したかもしれない才能も人類は失いました。

「かれの偉大な発見は40年近くも見向きもされなかったのだ」晩年、かれはノーベル賞を受賞し、「かれがなしとげた発見は、科学の力を結集した最前線でしかるべき地位をとりもどした」

アーサー・I・ミラー著『ブラックホールを見つけた男』(草思社、2009年8月1日、2,500円+税)
「本書は、1人の人物の伝記物語というよりも、ひとつの発想がたどった道のりを語ったものである。」

写真のなかのテーブル上の書籍は、この本です。本のなかの写真は、エディントンとアインシュタインが語りあっているものです。窓の外は台風の接近で風雨が強く静かな音楽が流れる喫茶店で読みました。夜は、スポットライトが明るい居酒屋でビールを飲みながら、その続きを読みました。

まず、少なくとも学部学生と同程度の物理学の知識を学ぼうと思っています。教科書のような本もいくつか読み始めました。そして、いずれは、大学院生レベルの研究もしたい。(もちろん、大学院で経済学を学んだ者として、大学院生のレベルの高さは、少しは知っているつもりです。)








100万人が学習しているLMS

2009-10-22 19:20:34 | Netlearning,Inc.
すでにお伝えしましたとおり、ネットラーニングののべ受講生は、2009年10月1日に400万人を越えました。

ところで、ネットラーニングのLMS(ラーニング・マネージメント・システム)上でeラーニングを現在学習中の方は、100万人をこえています。

100万人の学習をサポートしているLMSです。最近は、画像や音声・動画なども豊富につかわれています。

あと半年もすれば、のべではなく、学習中の方が150万人をこえることになるでしょう。ネットラーニングのLMSは、学習中の方が1,000万人をこえても快適にサポートできる能力をもっています。

eラーニングも、それほどの規模になってきました。