eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

為替のマジック

2008-01-31 16:02:48 | 読書/新聞/映画など
サブプライム問題など、われわれをとりまく経済環境の現状について、多くの人が高い関心をもっていると思います。

日本の生活費が、スペインの半分であったり、シドニーのタクシー運転手の平均給与が1,500万円であったりするのは、円が極端に安い水準にあるためです。日本で安い買い物をするために、2007年には、シンガポール・台湾などをふくむ大中華圏と韓国から560万人もが来日しました。

この為替のゆがみは、なにによって引き起こされているのか。

日銀がすすめる超低金利政策の結果です。円で資金調達できる人や組織は、海外でそれを運用すれば、利息の差だけでも十分にかせぐことができる。しかも、逆流して、日本の安い株や不動産を購入することもできます。

この為替レートを適正な水準にまで回復させることができるのでしょうか。

つぎの日銀総裁の金利政策が注目されるところです。


eラーニングの特徴

2008-01-29 13:22:31 | eLearning
eラーニングの特徴をどうとらえるかは、いろんな見解があります。以下は、ネットラーニングが考えるeラーニングです。

第一の特徴は、個別学習であること。人類が獲得した、次世代の学習方法です。
第二の特徴は、「学習」であること。先生ではなく、学ぶ側に主体性があります。
第三の特徴は、大規模学習が可能なこと。一方で、小規模学習も可能であり、規模の制限をうけないこと。
第四の特徴は、学習の記録をとることができること。個別指導に役立て、また、コースウエアなどの改良にも役立ちます。
第五の特徴は、場所の制約をうけないこと。いずれ、集合研修も教室型よりは、ネット型にかわるでしょう。職場で、職をはなれずに学習できることも特徴です。
第六の特徴は、時間の制約をうけないこと。学習機会を飛躍的に拡大します。
第七の特徴は、学習のスピードです。教室と同程度の学習をするのに、ほぼ半分の時間ですむという報告があります。
第八の特徴は、eテスティングなど、ペーパーでは実現できない高度のテストシステムを実現できることです。

個別化などそれぞれの特徴により、伝統的な学習方法とくらべて、学習効果が劇的にちがいます。また、学習機会が拡大し、教育・学習コストも大幅に減少します。

これらの特徴を駆使して、基礎教育から高度の教育にいたるまで、eラーニングが力を発揮する分野が多数あります。



上海から帰りました

2008-01-27 16:34:21 | eLearning in China
中国でいろんな人に出会います。

イーストの下川さんにご紹介いただいたソフト会社は、設立5年あまり。今後、10年のうちに中国を代表する会社に成長するのはまちがいないでしょう。やがては、世界的な会社になりそうです。

イーストは、その会社と合弁会社を作っています。すばらしいですね。下川さんに現地でごちそうになりました。

創立5年のマクロソフトに出会ってみたかった、あるいは、立ち上げたばかりのグーグルと仕事をしたかったなどと考える人は多いと思います。これからそうなる会社に出会うことができればすばらしい。

われわれにとっても、重要な出会いです。


空席は気のせいか

2008-01-27 10:58:28 | 島の生活
このところ、八丈島を往復するたびに、飛行機の空席が気になります。

単なる気のせいか、それとも、実際に搭乗者の減少があるのか。

もし、あるとすれば、マイル獲得の方法が、今年から変わったことの影響もあるかもしれません。回数が条件からきえたことの影響です。

昨年までは、なんと、1日7回の裏技もありました。こうして八丈島をとんぼ返りするうちに、たまに宿泊して好きになった人もいるようです。

とくに、昨年2月には、短期集中の回数キャンペーンがあったために、群れを成して移動するグループも目立ちました。

最近の空席は、単なる気のせいであればよいのですが。土曜日の羽田発の1便で空席があったことは、この2年くらいにほとんど経験しなかったことです。電光掲示板で、八丈島便だけは冬場でもいつも満席でした。しかし、最近は空席があります。





eラーニングの大切な特徴のひとつ

2008-01-25 08:45:54 | eLearning
eラーニングの忘れてはならに特徴のひとつは、「ラーニング」という言葉に含まれています。

よく、メディアなどについても、プッシュ型やプル型という言葉が使われます。

たとえば、プッシュ型ではテレビなどがあげられます。ある時間にある内容の放送が一方的に流されます。ある意味では、視聴者は受身の立場です。それに対して、インターネットでウエブを見るのは、プル型です。積極的に検索し、能動的にアクションしていきます。プッシュ型とプル型には、集合型と個別型というちがいもあります。プル型は、1人ひとりちがうプロセスです。

ところで、インターネットをもちいるeラーニングは、プル型です。学ぶ側に主体があり、主体性が必要です。能動的なアクションが必要です。

教える側と学ぶ側のどちらに主体的なアクションがあるのか。

eラーニングは、ラーニングであり、学びタイプです。教室のプッシュ型とはちがいます。プル型であるから、個別的です。

それだけに、学ぶ意欲や、学ぶ方法が重要になります。それを、だれがサポートするのか。学習者の意欲だけにまかせてよいのか。個別のサポートが必要です。

ネットラーニングが、学ぶプロセスを重視し、学習者を積極的にサポートするのは、eラーニングの基本的な特徴を積極的に生かすためです。


ネット受講「替え玉」の恐れ

2008-01-22 08:46:47 | 学校におけるeラーニング
サイバー大学に対して、文科省から警告がだされた。

「同大は現在も、620人いる学生の約3割とは一度も対面やカメラによる本人確認をしていない。このため文科省は「替え玉が入り込む余地がある」などとして、通常の改善指導よりも一段強く、従わなければさらに強い改善勧告につながる「警告」が必要と判断した。 」(朝日新聞)と報道されている。

なぜ、本人確認という初歩的なことが行われていなかったのだろうか。

日本では、ネットの大学が困難だということが根本にあるかもしれない。米国の場合、大学にかよう社会人が多い。米国のネットの大学は、社会人を対象に成功している。社会人でない場合、やはり通学を選ぶだろう。学生をあつめたり、授業をおこなったりする仕組みに無理はなかったのだろうか。

日本では、むしろ、ネットの大学院が強く求められている。社会人が、退職をせずに高度の教育をうけ研究できることは、時代の要請でもある。大学院であれば、少数の学生に対して、ネットのゼミをはじめ、替え玉などありえない仕組みとなる。

eラーニングは、創意工夫によって、仕組みを発展させていかなければならない。




成長するということ

2008-01-21 08:48:02 | 学習と教育
成長するということは、大きな喜びでもある。

成長には、身体的な成長と精神的な成長がある。精神的な成長は、たぶん、生涯をとおしてつづく。

その精神的な成長は、学習をふくめてさまざまな経験をとおして学ぶことによって実現する。

成長することと学ぶことは、ほとんど同じことと言っていいほど密着している。生き物にとって、成長は、おそらく本能の根底にある。

本能的に成長が喜びであるように、学びも喜びをともなう本能的な活動に思われる。成長が目に見えれば、学びもはずみがつく。





学べなくなること

2008-01-20 21:30:35 | 学習と教育
もし、学ぶことがなくなったら・・・・。

それは、たえることができないことかもしれない。

もし、学ぶ機会をうばわれたら・・・。
もし、学ぶことができないとしたら・・・。

学ぶことは、人にとって、手段以上のものではないだろうか。生きることそのものと深く結びついている。

学ぶ喜び。成長する喜び。

学ぶ楽しみ。



売れ筋講座ランキング

2008-01-18 15:05:42 | Netlearning,Inc.
順位は、刻々変化しています。eラーニングの売れ筋ランキングです。

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【ネットラーニング 売れ筋コースランキング 2007年4月-12月期】

  1位 実務に生かす!情報セキュリティの継続学習
  2位 今日から実行!事例で学ぶコンプライアンス
  3位 実務に生かす!個人情報保護の継続学習
  4位 【新形式対応】TOEIC(R)テスト総合実力養成コース
  5位 ビジネス文書
  6位 セクシュアル・ハラスメントの意識革命
  7位 会社の数字 入門
  8位 プログラミングの基礎
  9位 PMI(R)公式認定 ITプロジェクトマネジメント
 10位 Excel Learning 2000


上記の内容は2008年1月15日(火)の日経産業新聞 17面でも大きく紹介されました。
http://www.netlearning.co.jp/hojin/news/n_nsan080115.html




eラーニング個人向け市場の伸び

2008-01-18 14:13:53 | eラーニング市場
企業向けのeラーニングが本格的に普及してきたのにともない、個人向け市場に関心が強まっています。

本日2008年1月18日の日経産業新聞でも、eラーニングの個人向け市場についての記事で、「eラーニング最大手のネットラーニングは、07年の個人向けサービスの売り上げが06年に比べ2.6倍に増えた。」と記載されています。

元が小さいので、何倍といってもたかがしれていますが、これからしばらくは、毎年数倍の伸びをつづけそうです。

ようやく、eラーニングの個人向け市場の急拡大の気配がでてきました。そろそろ、個人市場に本格的に参入したいと思います。