eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

2009年度納会

2010-03-31 19:33:21 | NetLearning Group
ネットラーニング・グループの2009年度納会を、きょう午後6時から開催しました。

大会議室に全員あつまって、立食式でビールで乾杯。残念ながら、中国のチームは参加できません。

グループ各社の社長、責任者から2009年度をふりかえった簡単な総括と2010年度にむけての決意の表明がありました。

年度最終日に、過去最大規模の受注がきまった報告があったり、話題も豊富です。

2009年度は、わがグループにとって、大飛躍にむけての準備の時期でもありました。昨年は、上海の子会社「明香」や「パーソネル総研」もスタートし、2倍の規模の事務所への移転、ホールディングスの設立によるグループ体制の確立などもおこないました。第三世代LMSへの転換にも大きな力をそそいでいます。

組織も再編し、いよいよアグレッシブな展開をはじめます。4月20日にサービス開始してから、ちょうど10年になります。

つぎの10年、グローバル企業に転身し、よりいっそう社会的な責任をはたしていきたい。




教育・学習支援業の売上伸びる

2010-03-31 17:49:32 | 読書/新聞/映画など
本日総務省統計局が公表したサービス産業動向調査によれば、2010年1月のサービス産業の売り上げは20兆4千億円で、昨年の1月にくらべて8.0%も減少しています。

サービス産業として集計されている9業種のうち、前年度よりも売り上げが伸びているのは、「教育・学習支援業」と「医療・福祉」の二つだけです。

一方、減少が激しいのは、「生活関連サービス・娯楽業」で、じつに16.0%も減少している。

「教育・学習支援業」の1月の売り上げは、2兆6,287億円で前年比1.0%の伸びです。従事者は96万5千人で、-1.0%です。従事者が減少しながら売り上げを伸ばして、生産性をあげている。

この不況のなかで、生活関連や娯楽の出費が激しく減少している一方、教育研修関係の出費は堅持されているといえるでしょう。


LMS強化に62件開発中

2010-03-30 10:13:50 | SaaS+型LMS
SaaS型のLMSは、たえず成長しており、はげしく進化し続けているところにも特徴があります。

ネットラーニングのLMS(eラーニングのプラットフォーム)は、のべ500万人の受講生によって利用されており、大規模で多機能です。

ところで、どのくらいの勢いで、新機能が追加され、基盤が強化されているのでしょうか。それを示す数字の一つが、現在進行中の新機能追加プロジェクトの数です。

ネットラーニングでは、いま、62件のプロジェクトが同時に進行しています。1か月が平均21営業日であるとすれば、平均2か月の開発期間であれば、毎日1.5件ほどの新機能が実装されていることになるでしょう。
だいたいいつも、これに近い数のプロジェクトが走り続けています。

SaaS型のLMSは、昨日のものと、きょうのものはもうちがっています。新技術にも次々に対応しています。

いつでも最新のLMSを利用できることも、SaaS型のLMSのすぐれた点です。また、先行するLMSの優位性は、むしろどんどん拡大していくといえるでしょう。差はあく一方であり、加速していく先行者をあとから追いつくのは、ほとんど不可能に近い。

後発企業にとっては、むずかしいビジネスモデルです。






『インターネット新時代』

2010-03-29 20:05:41 | 読書/新聞/映画など
村井純著『インターネット新時代』(岩波新書、2010年1月20日、760円+税)

インターネットの基本的なとらえかたや現状の把握、今後の展望など、わかりやすく読みやすい。村井さんは、基本コンセプトがしっかりしており、学ぶところも多い。

必読の書だろう。

インターネットが、どれほどふかく社会や経済をとらえ、かえつつあるのか。

関心があるのは、サーバー側の高度の分散処理の技術、膨大なデータの処理、インターネットの真のグローバル性、技術が急激にかわるなかでの高い信頼性の確保、ネットの断片化の危険性、アメリカとつながる太平洋側にしかない日本のインターネット回線の脆弱性、あらゆる分野の基盤となるインターネットの役割、次世代ネットワークなどです。

「少子化社会のなかで、デジタルコミュニケーションが教育に対してどのような役割を果たせるか。」(47ページ)

村井純さんや高橋徹さんなど、日本のインターネットの草分けの人々とは、直接会って話していても楽しい。村井さんに、子どもたちにインターネットをつかったネット教育の可能性が具体的になったことを話したのは、1994年ごろだと思う。かれが、大きな体を文字どおり宙にうかせて小躍りして喜んだ姿をいまでも思い出します。


韓国・台湾で電子書籍端末

2010-03-29 20:03:16 | 読書/新聞/映画など
「台湾で専用端末を使った電子書籍配信サービスが相次いでいる。」きょうの日経新聞夕刊の記事です。

電子機器大手のベンキュー(明基電通)は約2万6000円の端末「nReader」を1月に発売した。それとともに、配信サイトを運営する子会社も立ち上げた。1万冊を超える中国語の書籍や雑誌などをそろえており、今後は英語、日本語の電子書籍も販売する計画だという。

台達電子も、白黒画面で8.1型のパネルを使った読書専用端末を6月に発売する。

一方、韓国ではサムスン電子が2009年7月、同国最大の書店である教保文庫と提携して電子書籍端末を発売した。

今年、世界で20をこえる電子書籍端末が発売される。注目すべきだろう。


11年の新卒採用8割が海外

2010-03-25 21:21:45 | 読書/新聞/映画など
これは、新しい時代の到来を象徴する記事です。

パナソニックの2011年春の新卒採用計画です。国内の採用は、2010年より40%ほども減少して290人にとどまる。

一方、海外の現地採用は、過去最大の1100人と47%増になる。

この結果、新卒採用の8割が海外の採用となる。

このような中では、国内の採用は、人数が減少するだけでなく、厳選されるようになるだろう。新しい時代の日本企業のありかたを先取りしている先進事例といえそうです。

わが社もそうなっていくと思われます。


2010年度は攻めの経営

2010-03-25 21:08:30 | 読書/新聞/映画など
日経新聞が実施した社長100人アンケートによれば、2010年度の経営について、攻めが6割、守りが4割という結果でした。

経営課題のトップは、「新しい収益源の確保」です。ほとんどならぶ課題は、「製品・サービスの高付加価値化」でした。

ついで、「新興市場の開拓」「製品・サービスのコスト低減」などが課題です。それに「販売体制の強化」が続きます。

2010年度は、多くの企業が攻めの経営に転ずるとみてよいでしょう。




社員の研修費半減

2010-03-24 16:00:45 | 企業研修
厚生労働省の調査「能力開発基本調査」によれば、2008年度に企業が支出した社内教育費は、従業員1人あたり平均1万3千円となっています。

これは、2007年度の2万5千円から、ほぼ半減という激減です。

また、従業員の自己啓発への企業の支援費用も、2007年度の8千円から4千円と半減しました。

今回の深刻な不況のなかで、企業が教育研修費を大幅に削減したようすがわかります。

平成21年度能力開発基本調査結果の概要

そのほかの調査結果としては、以下の点が指摘されています。

【調査結果のポイント】
1 平成20年度1年間の正社員に対する教育訓練の取組みをみると、OFF-JT実施率は前年度の77.0%から68.5%へ、計画的OJT実施率は前年度の59.6%から57.2%へそれぞれ低下した。

2 正社員に対する教育訓練の方針をみると、労働者を選抜して能力を高めるよりも労働者全体の能力を高めることを重視している企業が前年度よりも増加し半数に近づいた。また、訓練の方法としては、OJTよりもOFF-JTを重視している企業が増加し3割に近づいた。

3 自己啓発を行った者の割合は正社員では42.1%、正社員以外では20.0%と、ともに前年度を下回った。

など。

電子新聞の時代

2010-03-23 21:37:52 | 読書/新聞/映画など
きょうから日経新聞電子版がよめるようになりました。

いよいよ、電子新聞の時代がやってきたことを感じます。新聞の紙面そのままをみることができるのもよい。

活版印刷のつぎの時代が確実にはじまっていることを実感できます。

出版にも、大きな新しい波が押し寄せており、今年、大きな変化があるのは間違いありません。

情報の入手が容易になればなるほど、知識の威力が増してきます。情報化時代は、より以上に知識化の時代です。

知識があって、はじめて情報をいかすこともできる。


ただいま混雑しております

2010-03-23 12:53:42 | 読書/新聞/映画など
「ただいま混雑しております
しばらく待って再度操作してくださいますようお願い申し上げます。」

日経新聞電子版のサイトの表示です。

きょうから、日経新聞の電子版が提供されています。わたしは、発表されてすぐに購読を申し込んでいます。

予想をこえた人気ぶりがわかります。閲覧がきっと殺到しているのでしょう。はやく、通常の閲覧ができるようになって、画面や内容をみたいものです。

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そのあと、アクセスできました。すばらしい!
実際の朝刊や夕刊そのままの画面で、カーソルを動かしながら拡大して読むこともできます。快適です。