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ラブさんに叱られる

2019-05-13 21:13:55 | 国際・政治


 
長かったゴールデンウィークが終わって、つまり令和の日常というか平日が始まって
一週間が経ちまして、どうれ株式相場は新元号のご祝儀的に上がるのかな?と思ったら、
日経平均はここまで連日の続落となっております。
まあ外国人投資家にとっては元号なんてどうでもいいですけどね。

ほとんどは米中貿易摩擦の影響と思われるのですが、
それでも先週末のNYダウは上がってましたので13日の日経平均も上がるかと思いきや、
また下がって連休明けでトータル1000円近くの下落です。

まあ、上がったもんは下がるし下がったもんは上がるので、
米中貿易摩擦の先行きがなんとなく見えてきたらまた上がったりしていくのでしょうけども。

一方で内閣府が3月の国内景気動向指数を6年2ヶ月ぶりに「悪化」と判断したとのことで、
実質賃金は下がるし物価は上がるわで、ま、もともと景気なんてずっと良くはなかったんですが、
なのに景気がいいみたいに思わされてきて、ようやく悪化との判断がされて、
これから株式相場や実生活への影響はどうなるでしょうね。


そんなことより、北方四島のビザなし交流に参加していた、日本維新の会の丸山アホ高センセーが、
元島民に北方領土を戦争で取り戻したいか、などと問いかけていたそうですね。


 酒に酔い維新議員 島返還に戦争持ち出し元島民抗議

 13日、北方四島の国後島から帰港したビザなし交流の訪問団。
 この訪問団に参加していた日本維新の会の丸山穂高衆議院議員の発言をめぐり、元島民らから抗議を受けていました。
 丸山穂高衆議院議員は11日、現地で島返還の手段として戦争を持ち出し、元島民らから抗議を受けていました。
 同行した記者が録音した丸山議員の音声です。

 丸山議員音声「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか?反対ですか?」
 団長「戦争で?」
 丸山「ロシアが混乱しているときに取り返すのはOKですか?」
 団長「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」
 丸山「でも取り返せないですよね?」
 団長「いや、戦争はすべきではない」
 丸山「戦争しないとどうしようもなくないですか?」 
 団長「いや、戦争は必要ないです」
 
 丸山議員とやりとりをした訪問団の団長で、元島民の大塚さんは
 「私は真っ向から反対いたしました。戦争で取るとか取らないか、そんなこと私は聞いたこともありませんしね」
 と話しています。丸山議員はこの発言の前に酒を飲んでいたということです。
 元島民らはこの発言に抗議しましたが、丸山議員は酒に酔って騒いだことについては謝罪したものの、
 戦争発言については「賛成か反対かを聞いただけ」だとし、
 「北方領土を戦争で取られたわけですから、取り返すということに対して賛成か反対か聞いたと。
 別にそういう話があってもいいわけじゃないですか。それに対して何をダメだとおっしゃっているのかよくわからないです」
 とコメントしています。丸山議員の発言について日本維新の会の松井代表は、
 「戦争で取り返すようなことは、我々党として一切考えはありません。武力での解決というのは僕にはないですね」
 と話しています。


アホですよ、阿呆。

アホ高センセーは元島民のホンネが聞きたかったということですが、
戦争なんて問題解決の選択肢として持ち出す時点でおかしいです。

ソレに、上記事では戦争が必要ではないかと元島民にたたみ掛けているようにも見えます。
明らかに戦争を提案していたかのようです。

つまりアホ高センセーは、戦争も正義と言っているようなものです。
正当化できる戦争があると言っているのです。

もちろんそんなモノは認められる筈はないのですが、そう言ってるワケです。


もし、ここで元島民が「うん、戦争もアリですね」なんて答えてたら、
アホ高センセーはどうするつもりだったのでしょう。

ですよねー!よし、党内で検討しますよ、なんてつもりだったのでしょうか。
それとも、いや、そんなことできるワケないじゃないですかと逆に元島民を諭すつもりだったのでしょうか。

いくら質問のカタチをとったからとはいえ、アホ高センセー自身には
北方領土を戦争で取り戻す思想があると思われて当然ですし、実際にあるってことでしょう。

この際、酔っていたからタチ悪かったというのはあるでしょうけども、言い訳にはなりません。
外国には日本の政治家にそういう思想があると見られてもおかしくありません。
相変わらず日本は戦争の反省をしていないと思われてもおかしくありません。

こんな無駄に勇ましくいきりたつ軽薄なオトコが国会議員とは、
選んだ大阪の有権者だけでなく全国民が厳しく省みなければなりません。


一方で例えば政府は、見込みが薄いだろうに、健気にロシアと日露平和条約交渉なんてしてるワケですよ。


 日ロ外相、領土問題は平行線=月末に再会談-ラブロフ氏、日米同盟に不信感

 河野太郎外相は10日、ロシアのラブロフ外相とモスクワで会談した。
 焦点の北方領土問題を含む平和条約締結交渉に関し、会談後の共同記者発表でラブロフ氏は
 「(日本が)まず第一に第2次大戦の結果を完全に認めること」が必要と強調。
 河野氏は「戦後70年以上残された課題を解決することは容易ではない」と述べ、
 立場の隔たりが埋まらなかったことを認めた。

 安倍晋三首相とプーチン大統領が両外相を交渉責任者に指名して以降、今回は3回目の会談。
 両外相は北方四島の共同経済活動に関し、20日に法的側面に関する課長級作業部会、
 21日に局長級作業部会をそれぞれモスクワで開くことで一致。
 30日からラブロフ氏とショイグ国防相が来日し、東京で外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)と
 外相会談を開くことを確認した。

 日ロ両首脳は、平和条約締結後の歯舞・色丹2島の引き渡しを明記した
 1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速することで合意している。
 だが、ラブロフ氏は共同記者発表で、日本が米国から導入する陸上配備型迎撃ミサイルシステム
 「イージス・アショア」などに言及しつつ、「(56年当時と比べ)状況は根本的に変わった」と述べ、
 引き渡しの前提が崩れたとの見解を強調。「(軍縮分野で)米国はあらゆる合意を破棄している」と語り、
 日米同盟への不信感をあらわにした。


こうやってロシアから不信感を持たれながらも平和条約交渉を続けているところでアホ高センセーは
「戦争してでも」ですよ? 相手国だったらどう思います?

もとよりロシアのラブロフさんには北方領土について、あたかも交渉が進んだかのようなウソをつくなとか、
もう「北方領土」と呼ぶなとか、日本はこれまでも叱られまくってるのに、今度のアホ高センセーです。
またラブさんに叱られちゃいますよ。

政府だってロシアに対して、いやアレ野党議員なんで、なんて言い訳できるワケないでしょう。
コレで決定的に交渉が崩壊したらどう責任を取るつもりなんでしょう。

党は今回のアホ高センセーについて発言の撤回と謝罪を指示しているようですが、
そんなんじゃ済まない事態に発展しかねませんよ。

さらに、政府だけでなく地方もロシアとの交流を強くする動きもあるってのに、ソレも台無しです。


 モスクワで日ロ知事会議=9年ぶり、地域間交流議論

 日本とロシアの地域間の協力や交流を話し合う「日ロ知事会議」が13日、モスクワで開かれた。
 日ロ知事会議は2010年のモスクワでの開催以来9年ぶり。
 日本からは全国知事会の上田清司会長(埼玉県知事)をはじめ、北海道、茨城、富山、岐阜、
 鳥取、岡山、鹿児島各道県から計8人の知事が参加。
 ロシア側はソビャニン・モスクワ市長に加え、極東の沿海地方など各地から知事ら約20人が出席した。

 会議冒頭、マトビエンコ上院議長が「地域間の関係は両国間の関係においても非常に重要だ」
 とするプーチン大統領のメッセージを代読。
 上田会長は「両国の知事同士で忌憚(きたん)のない意見交換を行い、
 地方政府としてお互いに高め合う良い機会としたい。今回のような交流は、
 住民レベルで相互に親しみと絆を深めていくことにつながるものと考えている」と語った。


さあ、どうなりますかねえ。
ロシアといえば北朝鮮にも影響力が強いでしょうしねえ。

ソレに、ただでさえ極右化してると見られているであろう日本や政権が、
ますます警戒の目で外国からは見られるのじゃないでしょうか。

なんかそのうち日本が国際的に孤立して逆ギレしかねないんじゃないかというのも、
いよいよ心配になってきましたよ。