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ぼくらはみんな 生きている

2015-02-19 22:42:50 | 日記



サッカー、イングランド・プレミア所属、チェルシーのファンと思われる連中が、
フランスはパリの地下鉄で車両に乗ろうとした黒人をどついたり罵倒したりして、
その様子が動画でネットにアップされ、大変な話題になっています。

本当にチェルシーファンかどうかは調査の結果を待たねばなりませんが、
どこにでもバカはいるものですね。

明らかに人種差別行為ですしね。なんとも悲しいことであります。


フランス人はムハンマドを侮辱する風刺画は不適切とはせず、
「表現の自由」とか言って肯定的に容認しているのですが、
さすがにこの事件での言動を「表現の自由」とは言いませんよね?


コレ、どつかれたのが黒人でなくアジア人であったっておかしくないワケで。
日本人がこういう目に遭っていたかもしれないのですよ。

そう考えると、とても悔しく悲しくありませんか。

日本にも他国民に対する侮蔑や敵意を露わにする連中はいますが、
自分がそうした対象になり得ると考えたとき、
身につまされるものはないのでしょうか。


ま、残念ながら、もちろん全員ではないにしても、
白人の有色人種に対する侮蔑の念は彼等の根底にあるのでしょう。

しょうがないというか、それよりも許せないのは、
そうした態度を見せても自分達は許されると高をくくっている、
もしくはそれが当然であると問題意識さえ持てないことです。

なぜならそれは白人だからです。
様々な人種・民族の中で最も高見に付けているという意識があるのでしょう。


パリの地下鉄での事件に関わった人物は刑事罰に処されてもおかしくないようで、
それは当然と同意する人は多いでしょう。

であるならば、特定の国の人をゴキブリだのなんだのと罵り、
追い出せだの殺せだのと声を上げ町中を闊歩する排外デモが
日本で許されるのは、いったいどうしたことでしょう。

冒頭の事件に関連するイギリスやフランスは実際は法的にも
人種差別に厳しいのですから、そんなデモは許されません。
ムハンマドを侮辱する「表現の自由」を守れとデモはしますがね。


ま、差別に対しての厳しさという意味では日本は後進国ってことでしょうか。

一応全国紙らしい、臭い!汚い!カッコ悪い!でおなじみ、3K新聞は、
先日のアパルトヘイト賞賛じゃね?的コラムが話題になりましたが、
たいしたお咎めもなくなんとなく収束しちゃいそうな空気ですよ。

そんなんでいいのでしょうか。
これって、国際的にどんな評価を受けるのでしょうね。

3Kなんか、ユダヤ系団体に抗議されたときの謝罪は迅速かつ、
平身低頭そのものだったものですがねえ。


さて、今の時代に異人種は隔離しろとの言論がスルーの日本ですが、
ここであらためて、地球上に生きとし生けるものはみな友達なんだと、
親しまれてきた尊い童謡を見直すこととしましょうかね。


 「手のひらを太陽に」 やなせたかし作詞・いずみたく作曲

 ぼくらはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ
 ぼくらはみんな 生きている 生きているから かなしいんだ
 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
 ミミズだって オケラだって アメンボだって
 みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ

 ぼくらはみんな 生きている 生きているから 笑うんだ
 ぼくらはみんな 生きている 生きているから うれしいんだ
 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮
 トンボだって カエルだって ミツバチだって
 みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ

 ぼくらはみんな 生きている 生きているから おどるんだ
 ぼくらはみんな 生きている 生きているから 愛するんだ
 手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮
 スズメだって イナゴだって カゲロウだって
 みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ