フリーランスになってから、自分でPCで名刺を作っている。
仕事用、個人用、その他勝手に簡単にできちゃうので、いろんな種類の名刺を作っている。
携帯とPCがあればかなりのことは済んでしまうような個人事業主なので、(屋号)、名前、住所、アドレスと携帯番号があれば基本はOK。
シンプルに名前を大きくしたバージョンもあるし、仕事の内容を入れてるものもある。
もちろんブログやfacebookを裏面に紹介してるバージョンもある。
相手により状況により、言ったもん勝ちなところもあるので、名刺でいろいろ遊んでるんですね。
先日、仕事のセレモニー的な集まりがあって、同じテーブルに座った初対面の方々と名刺交換した。
その中で一番偉くて風格のある常務の名刺を出したオジサンが、いきなり僕の名刺の裏面を見て考え込んでる。
そして、顔を上げてこっちを見て、質問してきた。
『あのー、この線路内なんとかっていう研究会はどういう会なんですか?』
おー、来たか、いきなり。
仕事内容とかよりもそこかあ。
初対面で名刺交換して最初の質問がそこというのは前代未聞、生まれて初めてです。
ニコニコしつつ、
『あのですね、線路内に人が立ち入ったので電車が遅れてます、とかよくありますよね?』
『はい、ほんとよくありますね。』
『あれって、どんな人が何の目的で立ち入ったのか、不思議じゃありません?』
『そうですね、いや、ほんとに何であんなに多いんだろうかといつも思ってました。』
どんどん会話が弾みそうで、同じテーブルの他の人たち、常務の部下の人たちも、何という話の展開なのかと、不思議そうな顔で見守っていた。
料理が出てきたり、お酌をしあったりしながらしばし線路内人立ち入りの会話が弾む。
『その研究会は会員はどれくらいいるんですか?』
『あれは痴漢のことなんですか?』
『結局どういう人が多いんですか?』
などなど、常務の興味、疑問はどんどん広がっていき、他の人との話やセレモニーの式次第などかなりないがしろになってしまうような盛り上がりとなった。
ちなみにいろいろな名刺があるのだけど、その日に出した名刺には、裏面に小さく、下記のような魑魅魍魎たる
《5つの肩書き》が列挙されているバージョンだった。(こんなふざけたのでなく真面目なビジネス向けのものももちろんあります。)
線路内人立ち入り研究会会長
世界前派後ろ派比較人類学研究員
電車内生態研究員
外食問題調査学会会員
滅入る句会会員
このブログを昔から見てくれている人は《線路内人立ち入り》についてはご存じなのだと思うけど、これについては数々の突撃取材も含め、かなりの研究成果を収めている。(日本の第一人者を自認)
二つ目の《世界前派後ろ派比較人類学研究》についてはここのところ研究活動を怠っているのだけど、これはライフワークとして常に頭の中にある一大研究テーマである。
三つ目の《電車内生態研究》に関しては、以前の《携帯操作音》のフィールドワークから始まったものだけど、その後も路線別、時間帯別スマホ使用率実態調査、新聞雑誌の凋落問題、シルバーシート関連問題、居眠り状況・化粧状況・食事状況研究、ベビーカー関連問題、などなど、一概に生態と言ってもどんどん研究対象の幅が広がっていてまとめきれないでいるものの地道な事例収集活動は怠っていない。
四つ目の《日本外食問題調査学会》というのは、このブログでは表面的に取り上げてはいないものの、外食のカテゴリーで書いたことを含め、いろんな店、いろんな外食企業についての意見、提言(クレーム)を行っていくことで、健全な外食産業の発展を願うアカデミックな研究活動を目指している。
最後の《滅入る句会》についてはまだ誰にも話したり、取り上げたりはしてないのだけど、去年から始めた“MAIL”で投稿する句会のことです。まだ恥ずかしくて言えないのだけど、人知れず地道に俳句の勉強をしています。
どの肩書きのことにしても、聞かれたら目をキラキラさせて1時間でも2時間でも興奮してしゃべり続けられるようなワクワクするネタです。
これはこのブログのサブタイトルにもなっている
【毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。】ともリンクする僕の大事なアイデンティティなわけです。
この初対面の常務とはすっかり意気投合して、1週間後に会社に伺っていろいろお話をして、次回はゆっくり飲もうと約束もしました。
その場限りの出会いだったかもしれないのに、名刺を渡したことで素敵な出会いになりました。
面白いものです。
《線路内人立ち入り》にしても、《電車内生態観察》にしても、僕がのめり込んだそもそものきっかけは川島さんのブログの素朴な問題提起から始まりました。
きっかけを与えていただいた川島さんには改めて感謝する次第です。
さらにワクワクすること、話したくて仕方ないことを持てるように、広げていけるように、ゆるゆる頑張っていきたいと思います。
仕事用、個人用、その他勝手に簡単にできちゃうので、いろんな種類の名刺を作っている。
携帯とPCがあればかなりのことは済んでしまうような個人事業主なので、(屋号)、名前、住所、アドレスと携帯番号があれば基本はOK。
シンプルに名前を大きくしたバージョンもあるし、仕事の内容を入れてるものもある。
もちろんブログやfacebookを裏面に紹介してるバージョンもある。
相手により状況により、言ったもん勝ちなところもあるので、名刺でいろいろ遊んでるんですね。
先日、仕事のセレモニー的な集まりがあって、同じテーブルに座った初対面の方々と名刺交換した。
その中で一番偉くて風格のある常務の名刺を出したオジサンが、いきなり僕の名刺の裏面を見て考え込んでる。
そして、顔を上げてこっちを見て、質問してきた。
『あのー、この線路内なんとかっていう研究会はどういう会なんですか?』
おー、来たか、いきなり。
仕事内容とかよりもそこかあ。
初対面で名刺交換して最初の質問がそこというのは前代未聞、生まれて初めてです。
ニコニコしつつ、
『あのですね、線路内に人が立ち入ったので電車が遅れてます、とかよくありますよね?』
『はい、ほんとよくありますね。』
『あれって、どんな人が何の目的で立ち入ったのか、不思議じゃありません?』
『そうですね、いや、ほんとに何であんなに多いんだろうかといつも思ってました。』
どんどん会話が弾みそうで、同じテーブルの他の人たち、常務の部下の人たちも、何という話の展開なのかと、不思議そうな顔で見守っていた。
料理が出てきたり、お酌をしあったりしながらしばし線路内人立ち入りの会話が弾む。
『その研究会は会員はどれくらいいるんですか?』
『あれは痴漢のことなんですか?』
『結局どういう人が多いんですか?』
などなど、常務の興味、疑問はどんどん広がっていき、他の人との話やセレモニーの式次第などかなりないがしろになってしまうような盛り上がりとなった。
ちなみにいろいろな名刺があるのだけど、その日に出した名刺には、裏面に小さく、下記のような魑魅魍魎たる
《5つの肩書き》が列挙されているバージョンだった。(こんなふざけたのでなく真面目なビジネス向けのものももちろんあります。)
線路内人立ち入り研究会会長
世界前派後ろ派比較人類学研究員
電車内生態研究員
外食問題調査学会会員
滅入る句会会員
このブログを昔から見てくれている人は《線路内人立ち入り》についてはご存じなのだと思うけど、これについては数々の突撃取材も含め、かなりの研究成果を収めている。(日本の第一人者を自認)
二つ目の《世界前派後ろ派比較人類学研究》についてはここのところ研究活動を怠っているのだけど、これはライフワークとして常に頭の中にある一大研究テーマである。
三つ目の《電車内生態研究》に関しては、以前の《携帯操作音》のフィールドワークから始まったものだけど、その後も路線別、時間帯別スマホ使用率実態調査、新聞雑誌の凋落問題、シルバーシート関連問題、居眠り状況・化粧状況・食事状況研究、ベビーカー関連問題、などなど、一概に生態と言ってもどんどん研究対象の幅が広がっていてまとめきれないでいるものの地道な事例収集活動は怠っていない。
四つ目の《日本外食問題調査学会》というのは、このブログでは表面的に取り上げてはいないものの、外食のカテゴリーで書いたことを含め、いろんな店、いろんな外食企業についての意見、提言(クレーム)を行っていくことで、健全な外食産業の発展を願うアカデミックな研究活動を目指している。
最後の《滅入る句会》についてはまだ誰にも話したり、取り上げたりはしてないのだけど、去年から始めた“MAIL”で投稿する句会のことです。まだ恥ずかしくて言えないのだけど、人知れず地道に俳句の勉強をしています。
どの肩書きのことにしても、聞かれたら目をキラキラさせて1時間でも2時間でも興奮してしゃべり続けられるようなワクワクするネタです。
これはこのブログのサブタイトルにもなっている
【毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。】ともリンクする僕の大事なアイデンティティなわけです。
この初対面の常務とはすっかり意気投合して、1週間後に会社に伺っていろいろお話をして、次回はゆっくり飲もうと約束もしました。
その場限りの出会いだったかもしれないのに、名刺を渡したことで素敵な出会いになりました。
面白いものです。
《線路内人立ち入り》にしても、《電車内生態観察》にしても、僕がのめり込んだそもそものきっかけは川島さんのブログの素朴な問題提起から始まりました。
きっかけを与えていただいた川島さんには改めて感謝する次第です。
さらにワクワクすること、話したくて仕方ないことを持てるように、広げていけるように、ゆるゆる頑張っていきたいと思います。