NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

勉強とは手法を覚えるものではありません

2014年01月28日 23時36分05秒 | 指導方法
当教室でも採用している算数教材は
物事を多方面から見る訓練が入っています。

この訓練を続けていますと
勉強だけでなく、私生活にも大きく影響してきます。

例えば、A君がBさんに対して荒い口調で
話しているのを見たときに、Bさんの気持ちになって考えたり
反対に、荒い口調で話すA君の気持ちなって考えたりすることが
自然とできるから驚きです。

特に幼少時からそういうレッスンをしていると
考えることが「あたりまえ」自然と考えられるように
なっているのです。


単に「問題が解けるようになるため」だけの
手法的なことをくり返しトレーニングばかりしていると
多方面から見ることができない(というか経験しない)ので
本当にもったいないなぁ~って感じます。


厳しく強制されてやる勉強はつまらないですし
「できる」喜びはあったとしても
「わかる」喜びは味わえません。

そして、手法だけの訓練はひたすら真似るだけ
ですから頭をつかいません。

同じ「学習」ですが、まったく違うところを鍛えている、と
考えた方が良いと思います。


我々講師はこの点が曖昧なまま
子どもたちに指導をしていてはいけません。