NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

懇切丁寧が必ずしも良いとは限りません!

2012年09月20日 22時24分15秒 | 指導方法
一生懸命、講師が生徒に力説しているときって
実はあまり伸びません。
見た目は良いのですが下手をすると子どもたちから
「考える力」を奪ってしまいかねないので
注意が必要です。

では放っておけばいいのでしょうか。
もちろんそれも違います。


喩えるなら赤ちゃんが、はいはいの状態から
二足歩行に成長する過程に非常に良く似ています。


まず、何と言っても自力で立とうとするまで
待たなくちゃいけません。
親がいくら
「早く立って歩きなさい」
と言ってもできっこありませんよね。(笑)


やがてつかまり立ちなどを試みて
1人で立とうとし始めます。


転んでケガをしないだろうかと
親が一番目が離せない時期です。
小中学生の間はちょうどこの時期だと思います。

しかし、転ぶかもしれないからといって
手を差し伸べてばかりでもいけません。
1人でやらなければなりません。

かといって放っておくなんてできません。

そう、ベストなタイミングで手を貸してあげる
そのタイミングが非常に重要なわけです。


個別指導、個人別指導、というのは特にそうです。
手を差し伸べすぎては考える力(赤ちゃんが自分で立つ力)を
奪ってしまうのです。