NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

教えるのではなく体感させる

2010年05月11日 23時20分05秒 | 子ども
「冷たい」という言葉をどうやって教えますか?
氷を持ってごらん?その時の感触を
「冷たい」って言うんだよ。って言えば
伝わるかもしれませんね。

では「清々(すがすが)しい」はどうでしょう。
難しいですね。
雨上がりの早朝に、一緒に山や森に出かけて
「この気持ちを清々しいって言うだよ」
と言えば良いかもしれませんね。

この辺りまでは誘導で何とか伝えられますね。


じゃぁ、「おはよう」や「こんばんは」は
どうやって教えますか?
実際、子どもに教えた記憶ってありますか?


そう、して見せるしか方法はありませんね。


実はこういうものも含め、子どもというのは
見て勝手に覚えるのだそうです。

そう、親がしているのを見て覚えるのです。

一番、保護者の影響を受けている時間の長い
小学生(5,6年まで?)の子どもを見ると
ほぼ保護者の方々の接し方が見えてしまいます(笑)
ほとんど真似ているでしょうからね。


ともかく我々は「教えている」わけではなく
「きっかけを与えている」
「体感して実感してもらう機会を与えている」
そんな感じです。

昨日も言ったでしょう。
もう、何回言わせるの?!
なんて言ったところでしかたありません。

して見せる、または体感させる。
これが一番の教育だと昨日の講演でも仰っていました。

おまけに体感したことは
なかなか忘れないらしいですから。


体験の機会をどんどん創生していきたいです。